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皆さん、ありがとうございましたm(__)m-4
皆さん、ありがとうございましたm(__)m-3
皆さん、ありがとうございましたm(__)m-2
皆さん、ありがとうございましたm(__)m。
セナラ 大宮店
昨夜は、埼玉県トラック協会青年部「納涼祭?」でセナラ大宮店

oyabinもしかして「セナラ」初めてかも・・・珍しいでしょう。
タクシーで帰ろうとしたら井田社長が強引に電車で帰りますよ、

結果こんな写真がスマホに残ってました、記憶にありませんが。
お気遣い恐縮です。
第68回深谷七夕まつり
会場設営も完了、「第68回深谷七夕まつり」開催です。

初日PM3:00から・・・雨の中ご来場有難うございます。

翌朝も雨模様も、皆様のご協力でゴミもなく綺麗な会場、

2日目は79,000人ご来場、夕刻には身動きできないほど、

「ゴミ持帰り袋」の配布にご協力いただき感謝してます。

来場者の多くがゴミを持ち帰ってくれるようになりました。

総来場者数は185,942名(oyabinの???カウント)でした。

終了翌朝の駅前はゴミなし・・・本当に有難うございました。
交通安全大会
本日は「交通安全大会」で「埼玉会館」、目指せ事故撲滅です。

1,000人ものご来場に感謝です。先ずは「鳥居会長」のご挨拶、

主催は「埼玉県トラック協会」、共催には国交省関係の9団体。
セミナー1 は、「ドライブレコーダー映像で学ぶ交通安全Ⅱ」
講師は昨年同様「交通事故防止コンサルタント上西一美 氏」

「 埼ト協交通安全大使」の 林家たい平師匠からビデオレター、
セミナー2 は「音楽とセーフティードライブ」竹川幸秀 さん。

終了後、「浦和ロイヤルパインズ最上階」で、関係者と一献。
この後、各会長は「阿部首相との懇談会」に参加のようです。

oyabinは何もないので・・・たくさんお酒いただいてきました。
安全祈願
まつりモードになってきました
朝から設置位置の打合せ、先ずは七夕の「お化け屋敷」から

続いて、深谷まつり「提灯櫓」これから各町会に設置されます。

夜は、お化け屋さんと一献。今年は「林ホルモン」にしました。

兵庫には「豚ホルモン」がないようで、美味しかったようです。

今年は平塚と同日開催ですが、宜しくお願いしますねm(__)m。
蒲焼 「都家」
贅沢は敵・・・
コンサートのあと家族で「和幸」、たまには「冷やしトマト」

いつものツマミは美味しんですけど・・・冷やしトマトは??

理由判明、oyabinが食べてるの「フルーツトマト」だそうです。

贅沢は敵です・・・、マスター美味しくいただきましたm(__)m。
「みんなの竹飾り」
今年は80本、例年通り仲町と稲荷町に分かれて飾付けです。

こちらは稲荷町、市内保育園児童の飾りを竹に付けて設置。

みなさん設置できました・・・「七夕まつり」見に来てね。
夕刻は夫婦で、財津和夫『コンサート2018 with 姫野達也 』

友人が用意してくれたチケット・・・楽しかったですm(__)m。
第68回深谷七夕まつり
全ト協「理事会」&「総会」
伊香保から会社朝礼・・・、「第一ホテル東京」に向かってます。
車内から円盤みたいな雲?、除くと「スヌーピー?」でカッシャ。

1時間15分で「新橋」到着、会議まで2時間も・・・で書類整理、

美味しいコーヒーをいただいて・・・これから会議2本・・・、

夕刻終了、本日の懇親会は都合でご遠慮、これから会社戻ります。
部長からお土産↓、一昨日のお土産↘、本日のお土産は何処???。

明日も早朝から仕事・・・、明後日は「第68回深谷七夕まつり」の
準備で「みんなの竹飾り」、たぶん7月中oyabin・・・の模様です。
組合連合会「総会」
昨日は標記で「伊香保温泉 ホテル小暮」、大きな喫煙室がいいです

必要ないのに大きな部屋・・・・です、本日は「議長」頑張りますか。

カタチばかりで使えない〇〇メを無視・・・で、無事終了しました。

これから懇親会~2次会・・・、来年の2次会はoyabinも遠慮します。

会議3本~「秀萬」・・・
昨日午前中は「正副会長会議」で「埼玉トラック総合会館」、
午後は熊谷駅ビル「AZ」で「北部ブロック協議会」でした。

熊谷支部の設営で・・・初めて来ましたAZ6F「会議室」?

流石「あついぞ熊谷」で、エアコン調整が難しすぎ?です。

幹事会&全体会議を終了して懇親会・・・会場は「秀萬」、
魚介メインの超有名(激安)店らしく、連日満卓要予約。

その後「バッチコイ酒場まるちゅう」 で2次会にお邪魔、
支部長お世話になりました。次は「秀萬」以外でm(__)m。
残った(記憶に)写真・・・
田口青年部会長、関東ブロック大会の直前にも関わらずm(__)m
国会議事堂前、仲間が写真撮ってくれました。有難うございます。

「box」本社、街並みも社屋も綺麗でした&コーヒーが旨かった。

こちらは、早朝散歩&ケーブルカー事件で活躍?した地図です。

最後は、サンフランシスコ空港で搭乗前の一服、お疲れ様でした。
「袖振り合うも多生の縁」です、夫々のスタンスで大事にしてね。
oyabinここです、宜しかったらお越しください(担当:井田社長)
中国料理「萬来」
第30回・・・初めての参加です。
昨日「公益社団法人全日本トラック協会青年部会 関東ブロック大会」
川越プリンスホテル行ってきました。何故か?oyabinが来賓アシスト

「変革への挑戦~物流人としての誇りを胸に~」がスローガンです。

最近・・・若手の事業や仕事を見て、「大したもんだ」と思うことが
多くなりました。自身の意気が下がりかねないので少々反省してます。

この日の事業も「AI・IoTが物流をどう変えるか」のディスカッション、
ペッパー君と浅見社長↘が大活躍・・・でも、やっぱ大したもんでした。

「大会旗伝達」で大会終了、その後「ペッパー君」も一緒に「懇親会」

田口青年部会長、大成功でしたね、設営も運営も料理もよかったです。

ペッパー君にoyabinの年を質問したら、「45才ですか?」ですって、
専務の年も10才違い・・・、若く言うように組んである?ようです。

お土産までm(__)m。因みに川越からの代行代金は21,830円でした。
父の日・・・
今夜家族で「レストパーラー高原」、ステーキをつまみに数杯、

先週の米国出張帰国日(父の日)の話になりました。お土産は
買ってきたけど↓父の日は?・・・、クッキーだったようです↓。

で、アメリカ土産のこちらといっしょに、再度自宅で飲み直し。

総会2本終了
本日午前中、「一般社団法人深谷市観光協会」
夕刻から「深谷トラック事業協同組合」の総会、
無事終了・・・、ご協力ありがとうございました。
実家に戻ってきたようです。
検討中の新規事業も「縁」です。
新規事業検討中で、某先輩の会社へお伺いしてきました。

明日「事業協同組合総会」で、定款目的に2項追加します。

技能研修の現場&研修センターまでご案内頂き恐縮です。

今日知りました、東日本大震災の支援物資搬入搬出倉庫、
先輩のとこだったんですね、大変な労力おかけしました、
あのシステム(防災RUN)、30年前、僕が創ったんです。

研修試験の実態までご説明頂き、研鑽の奥行に脱帽です。
先般、ご子息様ともご一緒、何か「縁」を感じています、

お土産までお気遣いm(__)m。今後とも宜しくお願いします。
表彰?もいただいたようです。
いつもすみませんm(__)m。
取引先の呉服屋さんから、ごちそうさまです。半纏できましたか?

川上村から、配り切れないほど大量の「高級高原レタス」m(__)m。

こちらは、おばさんから、ありがと。「玄関のアジサイ」ですか?。

一昨日、いつもの貞夫ちゃんが、出庫前玄関に置いていったようで、

もう年(71)なんだから無理しないでね・・・。ごちそうさまでした。
通常に戻りますm(__)m。
米国物流視察の団長を務め、多くの皆様にご参加。ご協力を頂き
感謝しております。詳細未記載の部分は1週間以内に対応します。
本日から通常ブログに戻します。皆様お待たせしましたm(__)m。
出張のため「熊谷監督署陸災防総会」参加できなくてすみません。

常務(カミさん)が代理出席したようです。お土産までm(__)m。
また、札幌で別の「総会」もあり深谷スタッフが不足でm(__)m。
「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」
「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」
STA一般社団法人埼玉県トラック協会
2018年度未来想造委員会
「視察研修報告 目 次 (リンクしています)」
01 「視察前後研修&アメリカ視察日程」 13 「グループA(田口・古谷・杉本)」
02 「会長挨拶」 14 「グループB(石川・土田・直井)」
03 「総括報告」 15 「グループC(井田・塚原・井田)」
04 「視察報告(関東地区大会)」 16 「グループD(野村・坂本・穐山)」
05 「CARBON EXPRESS INC」 17 「グループE(添野・篠崎・添野)」
06 「全米トラック協会(ATA)」 18 「グループF(清水・池永・柳原)」
07 「在アメリカ合衆国日本大使館」 19 「埼ト協 交通環境部 瀧澤浩幸」
08 「CTC AMERIKA」&「LOCIX」 20 「第1回セミナー(視察前研修)」
09 「SAP」 21 「第2回セミナー(視察前研修)」
10 「APPLE VISTOR CENTER」 22 「第3回セミナー(視察後研修)」
11 「box」 23 「視察研修報告会&解団式」
12 「日通(サンフランシスコ)」 24 「視察研修参加者名簿」
「視察前後研修&アメリカ視察日程」
「セミナー(視察前研修)」 04/24(火)・・・海外物流事情・先端IT物流セミナーVOL.1 05/24(木)・・・海外物流事情・先端IT物流セミナーVOL.2 「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」 06/10(日)・・・成田発16:50(NH010)~ニューヨーク着16:35 06/11(月)・・・ニューヨーク物流視察「CARBON EXPRESS INC」「日通ニューヨーク」 06/12(火)・・・ワシントンDCへ移動&視察「全米トラック協会」「在米日本大使館」 06/13(水)・・・ワシントンDC発15:50(UA560)~サンフランシスコ着18:45 06/14(木)・・・シリコンバレー視察「CTC AMERIKA」「LOCIX」「SAP」「APPLE VISTOR CENTER」 06/15(金)・・・シリコンバレー視察「box」、サンフランシスコ物流視察「日通サンフランシスコ」 06/16(土)・・・サンフランシスコ発12:20(NH007)~06/17(日)成田着15:20 「セミナー(視察後研修)」 10/03(木)・・・海外物流事情・先端IT物流セミナーVOL.3
「会長挨拶」
米国運輸産業並びに第4次産業革命等の視察について
一般社団法人埼玉県トラック協会
会 長 鳥 居 伸 雄
日本国内では「一億総活躍社会」を実現するため、非正規雇用労働者や長時間労働の是正など、労働制限の抜本的な改革を目的とした「働き方改革関連法案」が成立し、「生産性革命」に沿った施策、取り組みが次々と展開されるなか、トラック業界としても積極的に対応している所でありますが、現状では解決すべき課題が山積している状況であります。
当協会では、トラック業界における輸送の安全確保への対策、多様な人材確保・育成への対応など、時代に即応した様々な課題への取り組みを実施しております。
こうした課題への対応において、グローバル化した産業構造のもとでの、諸外国に関する知識の集積や関係者との交流は、我が国運輸産業の今後の発展にとって重要な要素として捉えており、これに鑑み当協会では平成8年のアメリカ合衆国視察研修以降、時々の課題に対応した諸外国の視察研修を過去4回実施して参りました。
今回、アメリカ合衆国視察から22年を経過した同国を再び訪問し、アメリカ合衆国の運輸産業の現状、取り巻く経済・労働環境の状況、並びに第4次産業革命といわれるAI(人工知能)やIoTに関するアメリカ合衆国の先進的な開発状況、先進事例等を視察してまいりました。
現地では物流企業を訪れ、米国内の状況等を意見交換する事により日本国内で抱える労働時間、賃金並びに法律による企業での課題を日本の業界と比較する事ができました。
更には在米国日本大使館の駐在員との意見交換を行い、直接米国のトラック運送業界の実態を視察する事により、次世代を担う参加者にとっては大変に貴重な体験となり、また、第4次産業革命においては、労働人口が減少する中で、生産性を上げるためには、デジタルイノベーションを推進する事が重要であり、今後の協会運営に大いに役立つものと確信しております。
今般、参加者それぞれが感じた事や学んだ内容等の報告書がまとまりましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
「総括報告」
米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修 を終えて
未来創造委員会
担当副会長(視察団団長) 瀬山 豪
委員長 清水 英次
訪問先企業並びに組織・団体は、物流企業として「カーボンエクスプレス」「日通ニューヨーク」「日通サンフランシスコ」の3ヶ所、組織及び団体として「全米トラック協会」「在アメリカ日本大使館」の2ヶ所、AI・IOT企業として「CTCアメリカ」「LOCIX」「SAP」「box」「APPLE VISTOR CENTER」の5ヶ所です。
当初視察先には皆様もよくご存じの「OTTOオットー」「WAYMOウェイモ」「NVIDIAエヌビディア」「Tesiaテスラ」も含まれておりましたが、自動運転による人身事故等が発生した関係でかないませんでした。
★はじめに、皆さんが気になる「自動運転」・「電気自動車」について感じたことを報告します。
・「自動運転」については、米国内でも運輸関係会社そのものからすると「まだまだ先のことで我々には関係ない」という感じでした。
ところが在アメリカ日本大使館では、それぞれの州が自動運転実験用に街を提供する申請をしており、自動運転による事故の賠償責任の当事者(誰や何が悪いのか)等の法規的根拠が決定すれば「近い将来にはエリア限定で自動化されるだろう」という見解でした。発生した事故の賠償責任問題が訴訟になっていましたが、現在は各社のオートパイロットシステム設計が大きく改善され、今後は車側の過失がなくなる可能性もあるそうです。
これについての昨年以前の状況については、国土交通省の「第4回自動車運転における損害賠償責任に関する研究会」の資料2「海外における動向について(平成29年9月27日)」というレポートでまとめられていますので、ご確認いただければと思います。
自動運転というと日本では高速道路の追従運転レベル(国土交通省が考える完全自動運転のレベル3)の話ですが、トラック輸送についてはともかく、現実にはローカルモーターズが開発した「電動小型バスOlli(オリー)」は、特定エリアで運行しています。シリコンバレーで伺ったところ、自動運転になることによって街中の車の双方確認が可能になり、信号さえもなくなり且つ事故もなくなるというという話でしたから、日本と欧米ではステージそのものの次元が違うようです。
・「電気自動車」について日本は、2030年までに新車販売台数の50~70%を「次世代自動車(EV・HV・PHV)」にする目標を掲げています。世界的にはBEV(バッテリを動力源とする電気自動車)に舵が切られています。アメリカでもカリフォルニアでBEVの普及を促進する規制がしかれたことから考えても、今後全ての乗用車がEVになると思います。
トラックについては、アメリカの2社(テスラ・ナイトラー)が、来年には製造開始(既に注文を受けている)とのことです。トラックの主要車両が電気自動車(テスラ)になるか水素燃料電池(ナイトラー)になるか、あるいは別の形態の電気自動車トラックになるかもしれませんが、EV開発やシェアリング対応ができないメーカーは、なくなってしまう可能性が高いと感じました。
★続いて、アメリカにおける物流事情(トラック)と労働環境についいてです。アメリカのトラックによる物流は、州を跨ぐ物流とエリア内の物流とに分けられますが、ここでは州を跨ぐ物流について報告します。
・本年(2018年)4月1日から、州を跨ぐ物流(長距離)の運行に関する時間的規制が厳格化しました。1日の運転時間は11時間、実運転時間8時間で30分の休憩、1日で14時間を超える就労は違反、これに伴う運行日数は2週間運行後に3日の休暇を取る必要があるそうです。トレーラートラックの95%が個人所有、その車両の全てに電子ログ記録装置(ELD:Electric Logging Device)の取付けが義務化され、インターネット回線で統括管理されています。仕事の多くは請負先からの配車であり、違反が4回を超えた場合、請負先に車両停止命令の連絡がいくそうです。多くの車両を会社そのものが管理運行する日本とは全く違います。
・重量管理についても高速道路には、区間ごとに台貫車線(Weight Station)が設置されており、トラック及びバスは台貫車線通行時に重量オーバーが確認されるとその場で停止という合理的なものでした。
・視察した運送会社(バルク車専門・68台保有)は、見た目アナログ的な趣きの会社でしたが、業務については一括クラウド管理されており、詳細な質問をするとPCもしくはスマートホンで確認し即答してくれました。配車についても自動配車システムを採用しており、そこから各車両に運行指示を出していました。これについては在アメリカ大使館でも自動配車システムソフトの良し悪しは別として、ほとんどの会社がPCネットでのクラウド管理をしているとのことでした。
・ドライバーの年収は、州を跨ぐ運行(長距離)で900万円程ということでしたから、就労時間及び物価から比較すると日本より若干高い程度のようです。米国月例経済報告によると、3%程度の経済成長が継続しており、景気は非常に好調(詳細は記載しませんが)。失業率は5月時点で3.8%、ドライバーに限らず人手不足なのですが、本年4月の時間的規制の厳格化以降、収入の歩留まりがはっきりしたためでしょうかドライバーの離職率が高まっているそうです。
・アメリカは先進諸国の中で唯一人口増加国(出生率のほうが高い)です。しかし現在のドライバーの平均年齢は57歳で日本と比較しても高齢化が顕著です。今後10年間で10万人のドライバーが必要(不足するという言い方はしていなかった)で、ドライバー以外にも75,000人の車両整備技術者が必要だそうです。
・商慣習や考え方については、職種に対しての執着がなく儲からなければ撤退するという考えの人が主流で、1980年の規制緩和で一時的に業者数は増加したものの、それに伴う価格競争の影響により、元請会社・請負会社とも多くが統廃合したそうです。規制緩和によって業者数が増加したままの日本とは全く違います。日本では、自動車事故が大きくクローズアップされ、伴って車両製造整備や就労環境までも報道されたり調査の対象になったりしますが、アメリカではトラック車両についての事故がクローズアップされることはほとんどないそうです。また、車両整備やタイヤについては、基準が違うのか?規制のせいか?詳細については分りかねましたが、コストが大きく違うことが印象的でした。例としてタイヤですが、価格は日本の通常の大型タイヤと変わりませんが3年もつそうです。
★続いて「第四次産業革命」についてです。
・四次産業革命は、あらゆるものがネットワークにつながり(IOT)、膨大なさまざまな情報を収集し、人口知能(AI)が解析、そのビックデータを活用し、機械やシステム等を制御していくこと等による産業動向の変化を言います。経産省では、第四次産業革命で、経営や商品企画の分野で136万人、製造・調達分野で262万人、管理部門で145万人が仕事を失う試算されています。また、自動運転をはじめとAIによる自動化はさまざまなコストの削減だけでなく、労働人口問題への解決策としても注目を集めています。これについては「内閣府の日本経済2016-2017」をご覧になれば詳細にわたって記載されています。
・今回の視察を通じて我々は、「第四次産業革命」とは、IOT、ビックデータ、AIを利用して生まれるイノベーション(もしくはイノベーションによってIOT、ビックデータ、AIを活用すること)による新たな産業構造だと確信しました。※イノベーションとは、物事の・新結合・新機軸・新しい切り口・新しい捉え方・新しい活用法を創造する行為です。経営を軸にいいかえると効率性を追求するためのイノベーションと、創造性を追求するためのイノベーションがあり、これは、既存の枠組みを破壊するという行為そのものです。 我々が今取組んでいる様々な形態の3PL(提案型の運輸・管理の変化)事業も効率性を追求するためのイノベーションと言えます。しかし後述した創造性を追求するためのイノベーションは、ともすれば我々の「運ぶ」という行為すらも飲み込んでしまうことすらあることを知っておいたほうがいいと思います。
・アメリカでは、イノベーションを起こすスタートアップ企業(ベンチャーIT企業など)を支えるベンチャーキャピタル(※資金だけでなく、営業、法律、財務などベンチャーの不足な知見に全て対応する)の殆ど(約400社)がシリコンバレーにあります。今回視察させていただいたCTC(伊藤忠テクノソリューション株式会社)もそのひとつです。年間に500社を調査し、実際に面会して詳しく話を聞くのが200社、その内100社程度を日本の本社もしくはお客様に紹介し、今期5社と新たなパートナーシップ契約したそうです。「デジタルトランスフォーメーション(※ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念)」で、IT利用による業務プロセスの強化や、ITによる業務の置き換え、ITと業務へとシームレス化できるベンチャー事業(スタートアップ)を支援しています。現在のキーワードは「シェアリングエコノミー(世の中に余っているモノや人、スペースなどを、必要としている人に貸し出す形のビジネス)」だそうです。
・また視察先の「SAP」は、大企業向けのソフトウェア市場においては圧倒的なシェア(企業の基幹システムであるERP(人物金の情報を一元管理し経営支援する)分野においては世界一)の会社です。同社は2004年から、「デザイン・シンキング(思考)」を企業文化として導入しあらゆる分野で様々なイノベーション事業を起こしました。売上高は3.2兆円で2004年の2.5倍、純資産額14兆円(ドイツ最大)、フォーチュン500にランキングされる企業の87%がSAPの顧客だそうです。
ご説明いただいたところ「デザイン・シンキング(思考)」は、「共感」をキーワードに潜在的なニーズを掘り起こし、さまざまなプロトタイピング(試作段階からユーザーにご利用いただきユーザー要望を反映させながらシステムを繰返し開発する)を通じて課題とソリューション(解決する方法)を検証する手法で、初期のコンピューターもiPodやWiiなどもデザイン思考で生まれたと言われており、イノベーションを起こすプロセスだそうです。SAPは製品やサービスを提供する側が一方的なソリューションをユーザーに押し付けがちになるこの手法を、ユーザーと一緒にニーズを深掘りし、ソリューションを継続するという形式にしたことによって今日の成長を遂げました。現在では「デザイン・シンキング」の総本山と言われています。SAPの「デザイン思考」は、先ず品質よりもスピード重視、品質は繰り返しにより向上するという考え方で進めており、結果この分野に置いて日本人はマイノリティーだと日本人に言われたことはショックでした。
★ここで有名なイノベーション企業について触れさせていただきます。
・タクシー業界の「Uber」や、民泊業界の「Airbnb」等がこれにあたります。Uberの自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリは、現在は70カ国450都市以上で展開しています。在米アメリカ大使館でお伺いしたところ、職員100名のうちタクシーを利用している人は1名だそうです。なぜタクシー利用なのかと質問したところ帰ってきた答えは「使わないとタクシーがなくなってしまうから」ということですから、いかに凄いかがわかります。
・また、Airbnbは宿泊施設や民泊施設を貸し出す人向けのサイトでスタートしましたが、現在では体験そのものも商品として取り扱っている世界最大の民泊情報サイトで、バケーションレンタル業界という言葉さえ生まれました。日本でホテルの予約がインターネットで行われるようになったのがここ10年、現在85%がインターネットによる予約だそうです。このAirbnb(HomeAway含む)によって生まれた新機軸は、既存のインターネット予約事業までも飲み込もうとしています。
・前記のどちらもが「シェアリングエコノミー」ということになります。そしてこのどちらにも「ダイナミックプライシング」が採用されており、需要と供給の状況やお客様のニーズに応じて価格を変動させているのです。今は子供のころからスマホを使いアプリを利用している訳で、ユーザーと貸主を直結させ且つ利便性の高いものが、世界を席巻していくというのは当たり前のことです。視察先内容ではありませんが、「中国版Uber」のライドシェアサービスも同様で、こちらも白タク行為ですが、中国人を中心としたインバウンドの利用はかなり多いようです。
もちろん「Uber」を禁止している国や都市はあります。一部を除いて日本がそうですし、都市で言えばニューデリー、ソウル、リオ・デ・ジャネイロも禁止されています。それでも、これだけ世界を席巻し潤沢な資金を市場調達できる「Uber」や「Airbnb」やこれからも生まれるだろう多くのイノベーションに無縁でいることを継続できるとは思えません。日本においても、近く大きな動きがあると考えるのが自然です。
★ここで我々に近いところでの事例を言うと
・前述した「Uber」ではウーバーラッシュやウーバーイーツという個人向けの配送サービスを始めました。これに最も打撃をうけたのが米国大手の「UPS」だそうです。その後「UPS」がイノベーションし、輸送のオンデマンドサービスを開始しました。「運ばない物流(3Dプリントのビジネスモデル)」の構築です。「UPS」は現在3Dプリンターを世界一所有する会社になりました。(※ローカルモーターズ社は、世界初の3Dプリントによるクルマを製作した会社(製造時間44時間)です。前述の「電動小型バスOlli(オリー)」も3Dプリントで製造されているのですから)これは輸送そのものの形態を変えるイノベーションということになります。
★ここまで説明したように、イノベーションを誘発(運用)する形態(会社)はいくつか種類があります。CTC等のベンチャーキャピタルのように初期の「スタートアップのイノベーション」をフォローし展開するものや、SAPのように顧客や自社の疑問・要望・発案を自社の中でイノベーションとして具現化していくもの、また一般から発案を探し自社の中でイノベーションさせていくもの等々です。ここで一般の発案を発案者とともにイノベーションする企業のPR映像がありましたので紹介します。実はこの内容はシリコンバレーで我々が研修させていただいた内容によく似ていますので、これを見ることによって本報告では解りづらかったことが伝わるかと思います。
・創造的破壊はもはやスタートアップ企業だけのものではない(IBM イノベーション・ガレージ)
★今回の視察を通して、これまでのモノや仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れ新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすイノベーションは、常に急激な変化(新たな収益構造)を求めています。これは技術の発明や化学の進歩とは一線を隔する内容で、日本では社会構造的に受け入れがたい感覚と、若干ではありますが乗り遅れると大変なことになるという恐怖感を感じました。
私はゴルフ事業にも係っていますが、10年ほど前からゴルフ場はネットでの予約件数が急増し、現在では予約の約85%が予約検索サイトからです。これはITイノベーションによりできた収益略奪構造です。結果価格競争を生み、毎年30ヶ所程閉鎖もしくは業種転換という状況です。この状況に対応すべく各ゴルフ場が予約検索サイトの枠数を減らしたり、もしくは予約検索サイトを利用しない運営(プラットホーム)を模索しています。
運輸や倉庫を事業の根幹とする我々は、既存の体制や流れの効率化というイノベーションには取組んでいます。しかし創造的(破壊的)イノベーションに対しての準備が必要かもしれないのに、国内の既存の法令等によって守られているからか「気が付いてもいない」と感じたのも事実です。
しかしながら2015年国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」は、イノベーションに直結し加速させ、さらなるイノベーションを誘発させています。我々に必要なことは、急速に変化する時代の先端思考を見失うことなく、そのプラットホーム(落着き先)を見定めて変化していけることのようです。
★今回の「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」を経て、私自身が大変勉強になりました。そして今回の研修を通じて参加いただいた皆様の間に強固なネットワークが構築されつつあることも事実で、それは必ずや参加者相互の有益性に繋がると確信しております。結びにあたり、この研修の発案者である埼玉県トラック協会鳥居会長に、そして本研修のアシストを頂きました日通総研大島取締役に感謝申し上げ報告といたします。ありがとうございました。
追伸:「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」は、事前研修2回・米国出張研修8日間・事後研修1回で構成しました。本報告書は、米国出張研修8日間で強く感じたことを取りまとめました。事前事後研修・米国出張8日間の各視察先での研修詳細についてはふれておりません。
「視察報告(関東地区大会)」
・
「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修 」を終えて
未来創造委員会
担当副会長(視察団団長) 瀬山 豪
委員長 清水 英次
一般社団法人埼玉県トラック協会
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視察先は、物流企業として「カーボンエクスプレス」「日通ニューヨーク」「日通サンフランシスコ」

組織及び団体で、「全米トラック協会」「在アメリカ日本大使館」

AI・IOT企業は、「CTCアメリカ」「LOCIX」「SAP」

「box」「APPLE VISTOR CENTER」 計10ヶ所

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★先ずは「自動運転」についてです。 運送会社は、
「まだまだ先のことで我々には関係ない」
・ところが日本大使館では、
「各州が、自動運転実験用に街の提供を申請しています。」
※自動運転による事故の賠償責任の当事者が誰になるか(誰が悪いのか)の法規的根拠が決定すれば、
「近い将来にはエリア限定で自動化される。」
現実に特定エリアでは、下記等の無人バスの運行はされています。
「ローカルモーターズ」の「電動小型バスOlli(オリー)」
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日本では、「高速道路の追従運転レベルまでの話」が、シリコンバレーでは、
「街中の車の双方確認が可能=信号がなくなる=事故がなくなる」
ですから、日本とアメリカでは、ステージそのものの次元が違います。
自動運転で発生した事故の賠償責任問題が訴訟になっていましたが、日本大使館やATAでは、
「各社のオートパイロットシステム設計が大きく改善され、
アメリカでは今後は車側の過失がなくなる可能性がある。」
参考:国土交通省「第4回自動車運転における損害賠償責任に関する研究会(平成29年9月)」
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★「電気自動車」は、乗用車については日本と同様、
「今後全ての乗用車はEVになる」
・トラックについては、日本が少し遅れているでしょうか、
「アメリカの2社(テスラ・ニコラ)は、来年には製造開始」
※トラックの主要車両が電気自動車(テスラ)になるか水素燃料電池(ニコラ)になるか、あるいは別の電気トラックになるか、いずれにしてもATAでは、今後も各社の開発に協力していくということでした。
「EV開発やシェアリング対応ができないメーカーはなくなる」
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★アメリカにおける物流事情(トラック)と労働環境
・本年4月1日から、
「州を跨ぐ物流(長距離)の運行に関する時間的規制が厳格化」
※1日の運転時間は11時間、実運転時間8時間で30分の休憩、1日で14時間を超える就労は違反、
運行日数は2週間運行後に3日の休暇。※ちなみに日本では就労違反(最高拘束時間3516h)です。
・アメリカのトレーラートラックの95%が個人所有(オーナードライバー)その全車両に
「電子ログ記録装置(ELD)取付け義務化 & ネット回線で統括管理」
※違反が4回を超えると、車両停止命令。各社が運行管理業務に縛られている日本とは全く違います。
・高速道路には
「区間ごとに台貫車線(Weight Station)が設置」
※トラック及びバスは台貫車線通行時に重量オーバーが確認されるとその場で停止です。

・ほぼすべての運送会社が、
「業務・総務・情報等はクラウドによる一元管理 & 自動配車システム」
※カーボンエクスプレス社、バルク車専門、68台(136台)保有、見た目アナログですが、視察団の細かすぎる質問にも、担当部長がスマホで確認して即答してくれました。

・ドライバー年収は、就労時間及び物価から比較すると日本より若干高い程度。
「州を跨ぐ運行(長距離)で900万円程度」
・米国は3%の経済成長を継続しており、景気は非常に好調、失業率は5月時点で3.8%、ドライバーに限らず人手不足。
「ドライバーの平均年齢は57歳で高齢化が顕著」
「今後10年間で100,000人のドライバーが不足」
※本年4月の時間的規制の厳格化以降、収入の歩留まりがはっきりしたためドライバーの離職率が高まった。
・商慣習や考え方は、
「職種に対しての執着がなく儲からなければ撤退するが主流」
※1980年の規制緩和で会社の多くが統廃合。規制緩和で業者数が増加したままの日本とは全く違う。
※就労&運行違反はオーナー乗務員自身、自動車事故等や管理体制問題に起因する、調査等がありえない。

※車両整備等については、基準が違うのか?規制のせいか?コストが大きく違う。例:タイヤ(価格は同じですが3年もつ)
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★「第四次産業革命」とは、
「あらゆるものがネットワークにつながり(IOT)、膨大なさまざまな
情報を収集、その情報を人口知能(AI)が解析し、そのビックデータを
活用し、機械やシステム等を制御していくことによる産業動向の変化」
※経産省では、第四次産業革命で、経営・商品企画・製造・調達・管理部門で543万人が仕事を失うと試算。
※内閣府では、AIによる自動化はさまざまなコストの削減だけでなく、労働人口問題の解決策として注目。
参考:「内閣府の日本経済2016-2017 第4次産業革命のインパクト」
・今回の視察を通じて我々は、第四次産業革命とは、新たな産業構造だと確信しました。
「AI、IOT、ビックデータを利用して生まれるイノベーション」
=「既存の枠組みを破壊する行為そのもの」

※イノベーションとは、物事の・新結合・新機軸・新しい活用法を創造する行為です。
イノベーションには効率性を追求するためのものと、創造性を追求するためのものがあります。
我々が今取組んでいる様々な形態の3PL事業も効率性を追求するためのイノベーションです。
しかし後述した創造性を追求するためのイノベーションは、ともすれば我々の「運ぶ」という行為すらも飲み込んでしまうことすらあることを知っておいたほうがいいと思います。
トレンドは、「デジタルトランスフォーメーション」
現在のキーワードは、「シェアリングエコノミー」
・ベンチャーキャピタル※の殆ど(400社)がシリコンバレー。
※ベンチャーキャピタルとは、イノベーションを起こすスタートアップ企業(ベンチャーIT企業など)を資金だけでなく、営業、法律、財務など、不足な知見の全てを支援する会社で、CTC(伊藤忠テクノソリューション株式会社)もそのひとつ。
※デジタルトランスフォーメーションとは、ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという概念で、IT利用による業務プロセスの強化や、業務の置き換え、ITと業務のシームレス化できるスタートアップを支援。
※シェアリングエコノミーとは、世の中に余っているモノや人、スペースなどを、必要としている人に貸し出す形のビジネス。
「デザイン・シンキングは、イノベーションを起こすプロセス」
・「SAP」は、2004年から「デザイン・シンキング※」を導入し、あらゆる分野で様々なイノベーション事業を起こしました。売上高は3.2兆円で2004年の2.5倍、純資産額14兆円(ドイツ最大)、現在「デザイン・シンキング」の総本山。

※デザインシンキングとは、潜在的ニーズを掘り起こし、プロトタイピング(試作段階からユーザーに利用いただきユーザー要望を反映させながらシステムを繰返し開発する)を通じて課題とソリューション(解決する方法)を検証する手法。
初期のPCやiPodやWiiなどもデザイン・シンキングで生まれた。
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★有名なイノベーション企業

・先ずはタクシー業界の「Uber」、Uberの自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリは、現在は70カ国450都市以上。
在米アメリカ大使館でお伺いしたところ、職員100名のうちタクシーを利用している人は1名だそうです。なぜタクシー利用なのかの質問に帰ってきた答えは「使わないとタクシーがなくなってしまうから」ですから、いかに凄いかがわかります。
・続いて民泊業界の「Airbnb」、現在では体験そのものも商品として取り扱っている世界最大の民泊情報サイトです。
バケーションレンタル業界という言葉さえ生まれました。日本でホテルの予約がインターネットで行われるようになったのがここ10年、現在85%がインターネット予約です。
このAirbnbによって生まれた新機軸は、「既存のインターネット予約事業までも飲み込もうとしています。」
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★ここで我々に近いところでの事例を言うと
・前述した「Uber」ではウーバーラッシュやウーバーイーツという個人向けの配送サービスを始めました。これに最も打撃をうけたのが米国大手の「UPS」。その後「UPS」が、輸送のオンデマンドサービスを開始しました。
「運ばない物流(3Dプリントのビジネスモデル)にイノベーション」
「UPS」は現在3Dプリンターを世界一所有する会社になりました。※前述のローカルモーターズ社「電動小型バスOlli(オリー)」も3Dプリント製造(製造時間44時間)。これは輸送そのものの形態を変えるイノベーションなのです。
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★イノベーション企業の多くが、資金を市場もしくはベンチャーキャピタルから調達します。初期の収益に関わらずその評価額によって資金力が極端に潤沢であることが特徴です。UPSでさえ大きな打撃を受けたのです。「OTTO」は「Uber」に飲み込まれました。因みに「Uber」「Airbnb」はユニコーン(評価額10億ドル以上)です。世界の金融動向から考えても、おそらく「この形態の起業」や「イノベーション」が主流になります。日銀は7月31日、金利上昇の容認を決定しました。これは、金利抑制の弊害を無視できなくなった(金利は上昇局面を迎える)ということです。
「資産担保型で資金調達する業界は飲み込まれる」
・これまで説明したイノベーションを誘発(運用)する形態(会社)には、いくつか種類があります。
・CTC等のベンチャーキャピタルのように初期の「スタートアップのイノベーション」をフォローし展開するもの
・SAPのように顧客や自社の疑問・要望・発案を自社の中でイノベーションとして具現化していくもの
・また一般から発案を探し自社の中でイノベーションさせていくもの
ここで、イノベーションを募集し、共にデザイン・シンキングする企業のPR映像がありましたのでご覧ください。これはシリコンバレーで我々が研修した内容によく似ていますので、本報告では解りづらかったことが伝わると思います。
・創造的破壊はもはやスタートアップ企業だけのものではない(IBM イノベーション・ガレージ)
「AI・IOTに関わる企業の全てが、イノベーションを模索し、それに投資しようとしています。」
「我々に有益なものもあれば、我々を飲み込んでしまうものもあるということを知って下さい。」
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★今回の視察を通して、これまでのモノや仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れ新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすイノベーションは、常に急激な変化(新たな収益構造)を求めています。これは技術の発明や化学の進歩とは一線を隔する内容で、日本では社会構造的に受け入れがたい感覚と、若干ではありますが乗り遅れると大変なことになるという恐怖感を感じました。
運輸や倉庫を事業の根幹とする我々は、既存の体制や流れの効率化というイノベーションには取組んでいます。しかし
「創造的(破壊的)イノベーションに対しての準備が必要」
かもしれないのに、国内の既存の法令等によって守られているからか「気が付いてもいない」と感じたのも事実です。
2015年国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」や、最近耳にする「ディープラーニング」は、今以上にイノベーションを誘発させそうです。我々に必要なことは、急速に変化する時代の先端思考を見失うことなく、そのプラットホーム(落着き先)を見定めて変化していけることです。
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★今回の「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」を経て、我々自身が大変勉強になりました。そして今回の研修を通じて参加いただいた皆様の間に強固なネットワークが構築されつつあることも事実で、それは必ずや参加者相互の有益性に繋がると確信しております。
★「米国運輸産業並びに第4次産業革命等視察研修」は、事前研修2回・米国出張研修8日間・事後研修1回で構成しました。今回の報告は、米国出張研修8日間で強く感じたことをのみです。事前事後研修・米国出張8日間の各視察先での研修詳細についてはふれておりません。10月3日の事後研修以降すべての研修詳細を「(一社)埼玉県トラック協会HP」に公表リンクいたします。ご興味があればご確認頂ければと思います。
★結びにあたり、この研修の発案者である埼玉県トラック協会「鳥居会長」に、そして本研修のアシストを頂きました日通総研「大島取締役」に感謝申し上げますとともに、ご参会の皆様のご健勝並びに各企業のご発展をご祈念申し上げ、報告といたします。
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ご清聴ありがとうございました。
「CARBON EXPRESS INC」
こちらが「CARBON EXPRESS INC」、やはり「DRIVERS WANTED」

社長と部長に丁寧に対応いただきました。スーツの方は通訳さんです。

やっぱり、コンボイはでかいですね、みんな興味津々で眺めてます。

バルク車を65台保有と言ってました、130台保有ということですかね。

トレーラーには、ベースフレームがありません&タイヤはこの大きさです。

車検はありませんが、点検規制はあるようで、全て自社で行っています。

取引伝票以外、運行&業務は全PC管理、質問にはなんでも即答でしたよ。

配車も自動配車システム・・・、でも何をみんなで相談しているのか?。

1983年に設立した、ニュージャージ、ワートンに本社のある液体のバルク運輸を専門とした運輸会社。潤滑油基油や他の石油製品の運送では業界のリーダー的存在で、安全を一番のプライオリティーと位置付け、2009年には全ての車両から、寝室兼用運転台(SleeperCab)を排除。社内でも議論となったとのことだが、モーテルでドライバーに休息を取らせることにより、ドライバー、路上での一般への安全性が確保された。
先方からのプレゼン
・保有車両台数は65台(トレーラシャーシを除く)。米国の運送事業者の平均保有台数は約40台。
・当社の運行では、例えばアラスカまで片道4,000マイル以上、片道で10日間かかる長距離運行がある。
・1960~70年代には長距離運行のドライバーは、ほとんどモーテルに泊まっていたが、2010年に、ベッドスペースのあるスリーパートラックは全てベッドレスに代替えし、ドライバーはモーテルで宿泊するように変更した。理由は2つ。1つは積載量を増やすため、2つめはドライバーの労働条件改善のため。
・ドライバーの賃金は、平均6~7万ドル、長距離ドライバーで平均7~9万ドル程度。
・当社のドライバーの最高給は、9,200ドル。日本の2倍近い水準である。一運行が約2週間のドライバーのケースで、運行後2~3日休日をとるパターン。1日の労働時間が約14時間、うち約11時間が運転時間。休憩時間は8時間の後に30分。
・このような運行は、ドライバーの確保が難しい状況となっている。
・車検は、1年、2年、5年ごとにあり、通った証拠としてステッカーが貼られる。自社でのトラクタのメンテナンスは2万5千マイル毎に、トレーラは3ヵ月に1回実施している。
・車両は20~30年使用している。自社整備しており、適切に整備すれば長く使える。
・このタンクトレーラの積載容量は7,000ガロン。アメリカではタンク内は横に仕切っている。日本の場合は縦の仕切りと聞いている。日本のように縦のほうが横揺れと縦揺れの違いで安全だと思う。おそらく製造コスト優先とのことからと思われる。
・一般的なバン型トレーラの全長は53フィートだが、タンクトレーラは重量がかさむため全長は42フィートでこれが平均的な長さ。長さの規制は州による例外があると思うが、政府によって決められているはず。
・最大積載量は80,000ポンド(36,320㎏)とのこと。高速道路や州によって重量が異なるケースがある。
・当社のドライバーの一人は、ATA(全米トラック協会)のキャプテンを務めている。
・ATAでは、学校などに出向き免許取得前の人達に、安全運転の指導を行っている。例えば55マイルのスピードからの制動距離がどのくらい必要か、83,000ポンドの重量だと60フィートはかかるなど。またトラックの死角の指導も。
・当社は、2016年にトラックの安全性を非常に高めたということで表彰された。
・当社では、全車両をリアルタイムでトラッキング(追跡)している。
・配車は、コンピュータにて重量等を加味した計画を立てている。
視察団からの質問
Q.使用しているタイヤは。使用距離は?
A.日本と異なる雪道でもOKな溝の深いもの。35万マイル(約50万㎞)程度まで持つ。年間走行距離が約12万マイルなので3年程度持つ。最も持ちがよいのはブリジストンとミシュラン。また、スーパーシングルというワイドタイヤも使用しているが、これはそんなに持たない。
Q.トラクタの新車価格は?
A.約13万1千ドル(約1,400万円)。
Q.危険物輸送に必要な資格は?
A.全てのドライバーが危険物輸送の資格(試験で取得)と、港湾での積み降ろしに必要な身分証明の資格(申請のみで取得)を持っている。これらの資格は、一般的にはドライバー負担で取得するが、当社では会社負担で取得させている。
Q.ドライバーの定着は?
A.当社の場合は非常に長く働いてくれるドライバーが多く、ターンオーバーは少ない。
Q.初任ドライバーの教育研修と、その後のサポートは?
A.当社では約4年前から、21歳からの若いドライバーを雇うようにした。トレーニングは6か月程度。
Q.AIや自動運転についての考えは?
A.自動運転によってトラックドライバーが不要になる(リプレイする)ことまでんはならないと思う。
Q.ドライバーの平均年齢と離職率は?
A.当社では平均45歳。業界全体では57歳と聞く。高齢化は大きな問題である。大手のトラック会社では離職率はほぼ100%。当社は低い。
Aグループ報告(田口・古谷・杉本)

1 訪問先企業による説明概要
・ニューヨーク郊外の1983年設立の液体輸送に特化した会社で2016年に全米トラック協会から表彰受けている。
・2009年にSleeperCabを無くして休息にモーテルを利用。
・アメリカでもドライバー不足である。
・教育研修として6ヶ月で、ドライバーの平均年齢は45歳で女性1名、業界平均は57歳。
・保有車両は66台(トレーラーシャーシを除く)年間1000万ドルの保険を保険料33万ドルで加入している。
・平均給与は6万ドルから7万ドル位で長距離の稼ぐ人で9万2千ドルになる。
・2週間の運行で3万ドルの運賃になり、1日約14時間拘束で約11時間運転の8時間で30分の休憩し、運行後2~3日の休日になります。
・ドライバーの離職率は年25%で大手のトラック会社はほぼ100%。
・危険物免許有り(3082 環境に問題が出るものを運んでいる)
・スーパーシングルタイヤは良くない。(ワイドタイヤ)

2 説明を聞いて感じたこと
・乗務員の年収が60,000~70,000ドルというのは、現在為替を仮に105円/1ドルを基準として±15%とすると、90円/1ドルであれば、540~630万円、115円/1ドルであれば、690~805万円ということになる。物価の水準と現実の就労時間からすると日本とあまり変わらないというのが感想である。但し長距離乗務の場合、最高で920,000ドルということなので、828~1,058万円ということになるが、これは日本ではありえない金額である。
・SleeperCabを無くしてモーテル利用の理由が建前と違って積載量を増やす為だったが、結果としてドライバー満足が向上しているのは長距離輸送をする会社には参考になるのではないでしょうか。(アメリカでも車中泊を出来る場所が無くなってきている)ただ、モーテル利用の休息について日本における標準貨物運送約款には、下記のように、貨物に対し一定の監視義務があります。
(責任と挙証)第39条 当店は、自己又は使用人その他の運送のために使用した者が貨物の受取、引渡し、保管及び運送に関し注意を怠らなかったことを証明しない限り、貨物の滅失、き損又は延着について損害賠償の責任を負います。
各地のサービスエリアやトラックステーションに駐車していたとしても、貨物看護は必要です。一定のセキュリティー状態で監視義務を果たしているという状態が通説化すれば日本でも、長距離輸送時には大いに参考になろうかと思います。
・少なくとも自社より進んでいるIT利用
★インタビュー中、保険料を聞かれた際に、スマホを利用して確認をしていた。もちろん見るだけなら技術的には充分に対応できるレベルであると思うが意思決定まで進んでいるのかどうか。また日本でも最近は各車両に燃費情報なども出てくるがドライバーが持つスマホから、整備情報、燃費情報、配車情報などにアクセスさせることで社内間の連絡業務などは、充分に効率化できる余地があると感じた。
★事務所内での配車画面は(少ししか確認できなかったが)、自社より進んでいると感じた。液体輸送という特徴もあろうが、荷主・車種・仕向地などのマスター管理を充実させ配車マンの頭の中にある情報を可視化しているレベルではないか?。将来AIに配車業務を学習実行させるには先ずペーパーレスの実現と過去データの整理が重要と感じた。
・ブリヂストンのM726という見たことのタイヤを履いていたが、35万マイル(約50万㎞)程度までもち、年間走行距離が約12万マイルなので3年程度もつ。パターン、硬さ、溝の深さの違いと交通事情等の違いは有ると思うが、かなりもち雪道もOKなので日本に導入されないのは何故だろう。
3 その他
林の中に事務所が有り、素敵な環境でした。
Fグループ報告(清水・池永・柳原)
ニュージャージーはニューヨークに隣接しており、さながら東京に隣接する埼玉の様。そこにある当該企業は、長距離主体の危険物輸送で、平均的な米国でのドライバー給与では高額の部類。しかしながら、既存乗務員の高齢化と新規での入職者は不足している状況。
自社の管理下にある広域に存在する車両と貨物のマッチングを一元管理したモニター上で配車している。管理費用を合理化し、車両の構造変更による積載量の向上等で効率を上げ利益率を確保する傍らで、人員が高齢化していく既存乗務員への配慮をしたモーテル等での仮眠を推奨し、結果的に安全や健康に配慮した環境改善が出来て、乗務員の満足度向上を図ることに成功していた。
雇用制度は違うが、労働力不足を解消する手段と会社の永続的な経営のバランスを図る点で、利益確保=賃金確保、環境改善=定着率・雇用継続率向上は、現在の日本のトラック業界にも必要な経営方法であると言える。
「全米トラック協会(ATA)」
こちらがAYA(全米トラック協会)、快く迎えていただきました。

業界に有益な法案変更に関する陳情が、最も重要な仕事のようで、

この日も会長は不在でしたが、副会長から丁寧にご説明頂きました。

大人数なのにお土産までのお気遣い恐縮です、有難うございました。
ワシントンにある全米トラック協会を表敬訪問。事業の適正な運営と健全な発展を促進し、公共の福祉に寄与している協会団体の活動内容や、業界の社会的・経済的地位の向上を目的としている団体の方針などを伺い、相互交流。
先方からのプレゼン
①ロビー活動、PR活動について
・全米トラック協会(ATA)の会員数は3,000社。
・主な役割は、議会に対するロビー活動。会員企業の利益を代表して業界に対するよりよい経営環境を目指し、運輸省や環境省等に対して働きかけを実施している。
・業界の現在の最大の課題は労働者の不足。ドライバーや技術者が不足していること。予測では、今後の10年間で10万人のドライバーを更が必要。ドライバーは平均58歳と高齢化が顕著。ドライバー以外にも75,000人の車両整備等の技術者が必要としている。
・ATAでは人材確保のために、トラック運送業界を「クールでかっこいい」業界としてPRを実施中。車線逸脱機能をはじめとする安全関係や自動化の技術の導入により以前とは異なる環境となりつつあることもPRしている。
・PR活動においては、プロのドライバーをスポークスマンとして活用し、例えばホワイトハウスにトラック2台を持ち込んでのPRなど、行政の政策決定者や議会関係者、メディアの意識を変えるべく取り組みを実施中である。
・今後影響が及ぶとみられる規制として、ドライバー不足に対応する法案が。アメリカの規制は、トラックの大きさだけではなく、州内輸送と州際輸送で連邦の年齢規制がある。例えば、現在は、18~21歳のドライバーは、州際輸送(州をまたがる輸送)はできず、高校卒業後すぐできるにドライバー業務が限られるため、他の産業で働いてからトラックドライバーにならざるを得ない。これをできるようにする法案があげられており、若いドライバーの活動範囲を広げることができるようにしようと。
・また、2016年に制定された規則として、ドライバー希望者に対して初期訓練を義務付けることとなったが、これも運転手の不足に影響を及ぼす規制とみている。また別の法案では、18~21歳のドライバーは、熟練ドライバーの添乗を義務付けたり、見習い期間には120時間の勤務時間をこなすこと、そのうちの80時間の添乗指導を行うなどを求めるものもある。
②トラックの自動化について
・米国では、貨物が増加傾向なのに対し、ドライバーが不足しているため、効率的な輸送に向け自動運転トラックの開発が進められている。ATAではトラック自動化委員会を設置し、伝統的なトラックメーカーのみならず新しい技術開発企業にも対応している。
・ただし、労働組合は、自動化によってドライバーの失業を懸念しているが、自動運転は、例えば西海岸と東海岸をつなぐ長距離運転をカバーするもので、短距離運転などは引き続きドライバーが行うとして説得している。
・トラックの自動運転は、まずは無人ではなく、乗り込むドライバーが自走式トラックのモニターを監視し、貨物の安全確保や貨物の積卸を確認する役割は果たすことになる。なお、自動運転トラックは購入費がかなりかかるが、一方でコスト削減になるというビジネスモデルを構築していかなければならない状況にある。
・また、プラツーニング(2両が連なっての走行)により、2両目の空気抵抗が削減されることのメリットを求め、1両目のブレーキングが2両目も働く技術を開発中である。
③燃料関係について
・過去30年間、トラックの排ガスに規制が実施されてきた。特に排ガス規制の中で対象となっているのが、微粒子とオゾン系。その規制に対応してきてほぼゼロに近くなったが、さらに厳しくするのは難しい状況に立たされている。
・温室規制ガスの排出を規制するための燃費規制も2014年に規定。段階的に21%の燃費アップを求めるもの。エンジンの効率アップ、その他の効率アップ(例、空気抵抗やタイヤ、オイルの改善など)に主に車両メーカーの対応内容であった。
・2018年に導入された燃費と温室効果ガスの規制は、2027年までの段階的導入。エンジンを中心とした規制で25%改善。運送会社では、新たな車両や適当なタイヤ等を企業で選択しながら導入することで対応することになる。
・ATAでは、燃料については、特定の燃料をプッシュすることはせず、トラック事業者の自由な選択に任せている。現在の中心はディーゼルの使用。ごみ回収車やバスなどは天然ガスの使用が増えている。今後新しい燃料が提供される見通しである。
・主な新しい燃料は、①電気自動車トラック(テスラが開発)、②水素燃料電池(ナイトラーが開発、2019年に本格実験、市場導入の見通し)。この2つの燃料技術はATAも支援しており、どちらが優れているか、その後の市場において決まると思われる。
※質疑応答はなし
Aグループ報告(田口・古谷・杉本)
ワントンにあるATA(全米トラック協会)を訪問。協会の役割は、各州のトラック協会の取りまとめ、政府に対するロビー活動など、日本の全日本トラック協会とほぼ同様の役割となっています。
アメリカにおいても日本同様に労働力不足が一番の課題となっており、今後十年間での貨物量に対し、約十万人の労働力が必要とされているそうです。人材確保のためにトラックドライバーのイメージを上げる努力を行っており、トラックドライバー自らメディア等にアピールしているとのことでした。
また、ホワイトハウスにトラックを持ち込み、業界全体のイメージアップの活動を実施したそうです。労働力不足の対策として、様々な規制について緩和する活動も行っており、一例として18歳~21歳のドライバーでは、州をまたいでの運行は禁止となっていますが、この法案を撤廃する方向で動いています。ドライバー不足、輸送量の増加に対し、自動運転の推進、技術開発も進んでおり長距離輸送の補助的役割を担うことに期待されています。
アメリカにおけるトラックのエネルギーについては、日本同様に軽油が主流であり、排出粒子とオゾン層対策として排ガス規制を実施、30年間で一定の成果をあげています。また、燃費向上に対し、各メーカーにエンジンやタイヤの性能改善を要請しているとのことでした。
ATAを訪問し感じたことは、アメリカにおいてもドライバー不足が日本同様に深刻な課題であること、ドライバーの平均年齢が上昇していることが今後どう対応して行くかということが共通の課題であること感じました。
Bグループ報告(石川・土田・直井)
全米トラック協会は、アメリカン・トレード・アソシエーション(ATA)。全ての洲にトラック協会があり、それらをまとめている。トラック輸送業界の雇用創出、教育、その他、議会に対するロビー活動をはじめ、法律等に関して行政に働きかけを行っている。また、隣接する他国にも配送をしているため、これらの国による規制や関税、入国管理の条件があり、各輸送会社への国境を越える輸送活動のためにも働きかけている。トランプ大統領が掲げる『米国第一』主義に乗っ取り、海外からの輸入に頼らず自国で生産できるものは自国の為に使い、経済を活性化させることに貢献している。
・エネルギー環境関連活動
トラックは、主にガソリンとディーゼルを使用しているが、今後は電気車輌や水素燃料電池、天然ガスを使用し環境保全に取り組もうとしている。導入に関してはそれぞれの運送会社が選択権を持っている。
・各州の法律
アメリカの法律はドライバー不足に影響を及ぼしている。18歳から21歳は洲をまたいでの車両運転が禁止されているため、すぐにドライバーとして働くことができない。ドライバー不足を解消するために、現在新たな法案が出されている。
・トラックの自動運転
アメリカではトラックの交通事故が多いので自動化技術は安全面でメリットがあり、運転手の助けとなるだろう。そして昨今貨物輸送需要が上昇しており、貨物輸送・物流は10年間で約10万人のドライバーが必要とされているため、自動運転技術は労働者不足も解決できるだろう。しかしアメリカの労働組合は、ドライバーの仕事がなくなる、と反対をしている。それに対しATAは、モニターしながら貨物チェックしたり運転したりと、見ながらが続くため、ドライバーの仕事はなくならない、と反論している。
アメリカはエネルギー政策の観点で天然ガス生産量世界1位。シェールガス開発に成功し、環境保全政策は前進し続けている。天然ガス車は大気汚染物質や温暖化ガスを排出しにくいという利点があり期待が大きい。だが、日本国内での注目度は極めて小さい。パリ協定の掲げる『産業革命前と比して世界の平均温度の上昇を約2℃より十分下方に抑制する』という長期目標の達成に向けCO2抑制に配慮する必要がある。
日本は、原油の80%を中東地域に依存している。地政学的リスクも高く、価格が不安定な傾向にある。天然ガス自動車の普及を改めて強化するタイミングである。そして、自動運転の隊列走行により空気抵抗を減らし燃費改善、事故削減、ドライバー不足改善を目指したい。
「在アメリカ合衆国日本大使館」
待合室には高級ソファー?、これから厳重チェックを受け・・・・

ようやく入館、写真は撮りませんでしたが、実はOKだったようです。

日本大使館旧公邸は,昭和6年(1931年)10月に設立され,昭和53年まで大使公邸として使用されていました。当時流行していたネオ・ジョージアンスタイルの建物です。旧公邸は昭和16年(1941年)12月,戦争勃発後米国側に接収され,米国極東委員会の使用するところとなっていましたが,昭和27年(1952年)4月末日,日米交換公文の接受とともに我が方に返還されました。本建物は,昭和48年(1973年),米国内務省国立公園局よりワシントンDCにおける史跡保存建物の指定を受けています。
先方からのプレゼン
【アメリカの経済情勢等近況について】
・連邦経済は、非常に好調。米国月例経済報告では、3%程度の成長が継続しており、着実に景気回復が続いている。失業率は、リーマンショック時に約10%と高かったが、その後経済成長とともに順調に下がり、トランプ政権による減税等の効果もあり、5月時点で3.8%という歴史的な低さとなった。完全雇用に近く、人手不足の状況となっている。
・好調な経済と低失業率の背景には、企業部門も家計部門とも好調であること。製造業や工業の生産額は2016年までの低水準から2017年から確実に拡大している。設備の稼働率も右肩上がりである。さらに家計消費も右肩上がり。総じて米国経済は非常に活発であり、物流の需要も伸びている。
・1990年頃にはアメリカの貿易赤字の大半は日本であったが、2017年時点では約半分が対中国の赤字であり、次いでメキシコ、日本等となっている。したがって、日米関係では、日本との貿易赤字の解消が現政権の強い姿勢である。
視察団からの質問
Q.先に訪問した運送事業者では、潤滑油関係や製油の輸送が主業務であるが、1台当りの売上高や賃金が、日本と比べて1.6倍程度高いとのことであった。アメリカでは、ドライバーの社会的地位や給料水準はどのような位置づけか。
A.社会的地位は、日本とそれほど相違はないと思う。賃金は、荷主に転嫁できることや人手不足であるため、日本より多少良いのではないか。特にトラックドライバーが高給取りということではない。適切に収受した運賃を賃金に回せているという話を聞く。経済状況がよく、物流もそれに連動している。なお、アメリカの為替レートが日本と比べて高いが、一方でアメリカのほうが物価も高く、それに見合った賃金水準であるとみるべきである。
Q.日本と異なるCDL(コマーシャル・ドライバーズ・ライセンス)もあるドライバーのステイタスはどうか。
A.日本との違いを感じるとしたら、1人1車のオーナードライバーが認められており、輸送距離が長い事業形態のドライバーが存在することなどである。
Q.長距離運転の場合、1日の運転時間が8時間で30分の休憩、1日の上限時間が14.5時間。それで2週間運行し3日の休日後、また運行という実態があると聞いた。これがアメリカの就業規制なのか、日本では違反となる。
A.アメリカの労働規制は詳しくないが、規制はあると思う。電子ログ(運行記録)導入の可否について議論があり、正確に記録され管理されることへの懸念の意見もあると聞く。
Q.アマゾンでドローンを使って配送するトライアルを始めたと聞くが、進捗状況はどうか。
A.この実験の話題を2年前に聞いたが、その後実用化の話はまだ聞かない。米国運輸省でもドローン輸送はまだ実験段階である。
Q.スターシップ・テクノロジーズのデリバリーロボット(自動ロボットによる配達)が2017年7月にバージニア州で規制が認められたと聞いたが、他の州への普及は。
A.聞いたことがない。ただし、自動運転の公道実験の実施は各州が競っている。自動運転は、死亡事故の発生により一時動きが止まっているが、各州で交通ルールが異なるため、なるべく自分の州で実験をやってもらいたいとの動きである。
Q.自動運転による事故に対する世論の反応は?
A.死亡事故により自動運転を多少見直す必要があるのではという声はあるものの、それが社会的に大きな制約になって開発を中止するまでの話にはなっていない。
Q.交通事故は大きな騒ぎ、話題にあることがあるのか。
A.もちろん交通事故はあるが、車の事故では何十人もの死傷者にはならず、大きな騒ぎになることはあまりない。大きく報道されることも少ない。どちらかというと度々発生する鉄道事故のほうが話題になる。
Q.アメリカでもクルマ離れはあるのか。
A.若い人のクルマ離れは日本と同じような状況。日本よりもシェアリングエコノミーが進んでおり、ウーバーやリフトなどがタクシー代わりに使えるため、クルマを持たない志向は日本以上に進んでいる。ただし生活エリアによってはクルマがないと生活が出来ないため、都市部ではクルマ離れが、それ以外では1人に1台の社会である。
Q.アメリカでは少子高齢化であるのか。
A.出生率が低下していないことと移民の増加が主要因で人口はまだ増えており、先進国では珍しく今後も増え続けると予測される国の一つである。
Q.アメリカではトラック運送事業への監査はあるのか。違反した場合の罰則等はどうか。
A.まず許認可の事業である。全てのトラックにUSDOTの許認可番号が書かれている。監査については情報を持っていないが、あるとしたら州で実施しているかどうか。連邦政府にはそのような組織はない。
Q.トランプ政権による貿易摩擦対策により日本国内経済への影響はどうか。
A.総論としては。対日赤字をなんとかしたい、具体的には自動車の輸出などを何とかしたいという米側の思惑に対し、具体的な議論が必要に。日米関係の重要性は双方で維持しており、トヨタのように多額の投資で雇用を生んでいる事実のもと、経済関係が破たんしないよう話合いをしていこうとしている。
Q.アメリカの物流は進んでいるのか。あまり実感できず、中国の方が進んでいるようにも感じるが。
A.物流に限らず日常生活においてアメリカの方が凄いと感じることは殆どない。ただし日本よりも優れているのはシェアリングエコノミーやIT関連ではないか。例えば自動配車のようなIT投資には積極的なところは見るべきところであるが、そのシステムがスムーズに行かないことも多い。
Q.アメリカでも労働力不足が問題と聞いたが、ホワイトカラーには潤沢に人が入っていてブルーカラーには入らないとか、何か傾向値はあるか。
A.ブルーカラーには移民が沢山入っているが、それがトラック業界には入っていないのかも。移民のドライバーがいるとはあまりきかない。建設作業員などには簡単に移民が入っているが。実際にドライバー不足であるため、自動運転の導入が求められているのだと思う。
Q.日本では雇用延長や女性の雇用推進を進めているが、米国では女性や高齢者の活用は推進されているのか。
A.米国では日本よりはるかに女性の社会進出が進んでいる。ただし、女性のトラックドライバーは日本と同じくらい見ることが少ない。高齢者は定年はなく年齢での差別は憲法違反のため、本人辞めると言わない限り活用している。
Q.日本には商用ドライバーを育成する専門学校はほぼないが、米国ではどうか。
A.聞いたことはない。
Q.ウーバーの利用状況はどうか。
A.ワシントンはタクシーがまだ生き残っているが、大使館の職員100人で、タクシーを使っているのは自分一人。そのくらい普及している。ウーバーだから事故や犯罪が問題との認識はない。ウーバーイーツを使えば便利である。
Q.ウーバーの貨物版は出ているのか。
A.ウーバーイーツは物を運んでいるが、各州ごとに規制を考えることになっているのでそれ次第。個人的な経験だが、アマゾンの配送のUPSのことが多いが、一度普通のセダンのクルマで女性がアマゾンの荷物を届けにきたことがあった。安全性を考えると、ウーバーは、旅客より貨物の方が適しているのかもしれない。
※アメリカの現況確認にためグループ報告等はなし
「CTC AMERIKA」&「LOCIX」
いよいよシリコンバレー、これから「ベンチャーキャピタル」の視察。

視察は「CTC(伊藤忠テクノソリューション株式会社)」と「LOCIX」

このビルに何社のベンチャーキャピタルが入っているのでしょうか。

LOCIX社はCTCと提携したスタートアップということなのですかね。

日本のIT企業大手である伊藤忠テクノソリューション株式会社の現地法人で、シリコン バレーに拠点を構え米国におけるICT最新技術の研究、導入、日本への紹介などを 行っており、特にスタートアップ企業(ベンチャーIT企業)の発掘に力を入れている。
先方からのプレゼン
【CTCアメリカの概要とシリコンバレーの実情について】
・CTCアメリカは、1990年に拠点を構え、以降シリコンバレーの先端のスタートアップ企業(ベンチャーIT企業)の展開支援を行っている。これまでにワークステーションの会社、サーバーの会社、ネットワークのスイッチの会社とパートナーシップを広げ、2000年代半ばにソフトウェア、最近はクラウドサービス企業まで広がってきている。(スタートアップとは、既存会社の中や研究機関、大学などから出る新たな企業が水面下で新しいものを作り、山を登って頂上まで行く(成功する)ところまでを支援をすることで、シリコンバレーではこの仕組みが非常に発達している。特にシリコンバレーには全米トップクラスのスタンフォード大学やUCバークレーなど著名な大学があり、その卒業生が企業に入らずに最初から創業する。実際にアイディアが出来てから最終的には株式公開したり、どこかの企業に買収されるまで6~7年かかるといわれている。)
・これを支えているのがベンチャーキャピタルという存在で、アメリカで約400社あるといわれ、その7~8割がシリコンバレーに集まっている。このベンチャーキャピタルは、資金をスタートアップに注入するだけでなく、メンバーを会社に入れ、営業、法律、財務などの不足な知見を送り込み、その会社がいち早く成長できるように支援をする。日本のベンチャーキャピタルとはイメージが違う。
・CTCアメリカでは、シリコンバレーで年間約2万社の新しいスタートアップができるといわれている中で、企業向けのITソリューションを提供している会社を対象に年間約500社を調査している。このうち実際に面会して詳しい話を聞くのが約200社、また約100社は日本の本社あるいはお客様に直接紹介している。今期も5件の会社と新たにパートナーの契約をした。
・現在当社がフォーカスしている分野は、AI、IOT、ネットワーク、クラウド、セキュリティ、ITの運用、大きくこの6つからさらに細かく分野をみている。特に現在は、デジタルトランスフォーメーションがキーワードである。2013~14年から大きく注目を集めており、その背景にあるのはデジタル技術を活用したシェアリングエコノミーという表現もされる。タクシー業界のウーバー、デリ業界のエアビーアンドビー、放送分野のネットフリックスなどがクラウド、モバイル、様々なテクノロジーを活用して資産を持たずに既存の産業を壊していく。こういった流れは当初はタクシー業界あるいはホテル業界特有のものとみられていたが、今ではこれらの業界に限らず様々な業界でデジタルを活用して既存の事業者或いは新規に参入するデジタルトランスフォーメーションの必要性が叫ばれている。それを起こすのがシリコンバレーであり、ウーバーやエアビーアンドビーの本社やそれを支えるテクノロジー会社も全てシリコンバレーにある。
・デジタルトランスフォーメーションの定義は曖昧であるが、デジタルを使って顧客の体験を高めることがカギだと言われている。実は、従業員の働きやすさが高ければ高いほど、お客様の満足度も高いということが示されている。また、これからは新しい技術、例えばスマートフォンを知っている状態で入ってくる。ファイルの共有は、CD-ROMやUSBからドロップボックスやボックスのようなクラウドサービスを使って共有するのが当たり前となる。このような世代が入ってきた時に、働く環境やお客様にサービスをする環境は、改めて見直していかなければ、よいサービスは出来ない。人の仕事のしやすさということを考えた時には、新たな考えも取り入れていかないといけない。
・優秀な人材確保競争の中で、シリコンバレーでは新しいオフィスに莫大な費用をかけてる。アメリカの企業では、1日のうちの約35%の時間をオフィスで過ごしている。アップルの第二ヘッドクォーターとして作ったアップルパークは、総工費が5千億円である。同じようなことをアマゾンなどの他社もシフトしている。
視察団からの質問
Q.スタートアップには、1社当たり何人くらい送り込むのか。
A.ケースバイケースだが、多いパターンは、経営判断のポジションに1人、その人を核にして必要な財務担当や営業のプロ、国際展開のプロを送る。
Q.ワークスペースに居る時間を7~8時間とのことだが、実感としてもそれくらい早く帰るというイメージか。これだけの先進的企業が7~8時間の労働時間で完了する環境なのか?
A.日本と異なりはっきり分業されているため、社内の調整に掛かる時間が少ない。なお、家で仕事が出来る環境のため、会社では7~8時間仕事をし、自宅に帰り家族と食事をしたのちにまた3~4時間仕事をするようなことも多くトータルで見ると日本人よりも働いている。
Q.労働時間の管理の仕方は成果重視しか有り得ないということか?
A.そのとおり。むしろ会社でだらだらしている人は仕事が遅い人と見られる傾向がアメリカでは強い。
【AIについて】
・これからAIを取り入れないソフトウェアは世の中から駆逐をされていくといわれている。AIはスタートアップの投資においても今最もホットな領域である。AIのスタートアップに対する投資は、2012年頃は日本円で約600億円であったが、その後5年間ほどで5千億円までに膨れ上がっている。
・実際のAIは、様々な分野のソフトウェアに実装されている。人事関連ソフト、金融関連ソフト、ビジネスインテリジェンスという分析ソフト、製造業での故障予知や在庫管理のソフト、セキュリティの制御にもAIが多く活用されている。
・ソフトの一例を紹介すると、クイットという会社のソフトで、世の中のデータの8割を占めるテキスト情報を、クラスターで表現する。例えば新聞情報、お客様のアンケートの情報、営業マンやドライバーの日報など、これまで人の感覚で分類、集計していたものを、AIを使って正確に作業するようなソフトウェアである。またヘルプデスク、社外からの問い合わせ対応の自動化などにもAIを活用した多くのスタートアップが出て来ている。
視察団からの質問
Q.今後はAIが入ったソフトウェアがくるとのことだが、物流に関するAIが入ったソフトをご存知か?
A.配車計画には使われている。これまでは経験をもとに配車していたが、その会社のモデルを作り、誰が運転しても最適というルートで運行できるソリューションが出ている。また、クルマのテスラ社では、無人運転のトラックを開発している。労働力確保の観点からもトラックの主に幹線、長距離のところからそういう自動運転トラックが開発され、走行実験もされている。
Q.物流業界に投資をしているベンチャーキャピタルはあるか?
A.物流業界に特化しているところはあまりない。物流でのITが言われだしたのはアメリカもここ最近である。
【IOTについて】
・IOTもAIと同様に非常にホットなキーワードである。元々2020年頃までに500億台のデバイスがインターネットにつながるとしてスタートしてきたが、実はIOTは踊り場にきている。現在は、スマートシティや故障予知を活用したスマートファクトリーなどが話題であるが、世界のIOTプロジェクトの60%は概念の実証評価段階で、最終的に導入、運営に入ったものは全体の約4分の1で、成功としてみなされていない。IOTの導入による現実的な投資対効果が導き出せないといわれている。
・したがって、例えばアマゾンやマイクロソフト、シスコんまどこれまでIT業界を引っ張ってきた企業が参入しており、大手のプレーヤーを中心とした構造に変わりつつある。最近IOT関連でシステムダウンのようなセキュリティ事故が増えており、IOTのスタートアップとしてIOTに関するセキュリティ分野が注目されている。
・またドローン対策も。現在ドローンはアメリカ全体での月間約100万台が個人向け、企業向けに販売されており、将来は5,600万台まで増えるといわれている。しかし、ドローンの中には、通信を傍受するようなハッカーや盗撮、爆弾を搭載するなどのドローンがあるといわれており、企業においてリスクが高まっている。
・また、ウェアラブルの領域では、AR(オーギュメント・リアリティ)ろいうスマートグラス上に様々な情報を投影しての作業によって、現場に行かずとも熟練者がサポートするようなことで、作業の期間短縮を可能とし、満足度の高い働き方の提供が可能とすることなどである。
・クラウドの使用についても新しい課題が出てきている。例えば、アマゾンなどのパブリッククラウドは、セキュリティの機能が備わっているなど便利な一方で、データを個別のサーバーなどに移すほうが、パフォーマンスがよいとの流れがみえる。
視察団からの質問
Q.クラウドが一周してきて自社サーバーに戻ってくるというのは、その辺のレベルでのことなのか?日本でもそのようになるのか?
A.アメリカでのグラブやドロップボックスのような限られた業種でのこと。日本ではまだあまりない。
Q.クラウド利用の弊害とは、後々にデータをとりだせないことか?
A.その通り。あとはコスト面でも注意を要する。初期投資はほとんどないが、アイドル状態でも課金されたり、システムが膨らむと想定以上にコストがかかることがある。
Q.当社では、貴社からのご紹介でフィットビットという健康管理のシステムの導入を開始している。我々運送事業者は、安全管理や健康管理に大きな興味を持っている。労働力確保が大きなポイントになっており、若い世代の参入があまり望めない。例えばドライバーとかブルーカラーの体調を監視するような先進的な取り組みをしている企業はないか?
A.健康に関してはアメリカも積極的に取り組んでいる。日本と違って国民保険はなく、医療費がとても高く、保険に入れる人だけが病院にかかれる状況であるため、病気を未然に防ぐデジタルヘルスという領域がかなり注目されている。その中に利用可能なものがあるのではないかと思う。
Q.当社は中小企業だが、例えば経理システムなどについて、貴社では大規模な企業相手のビジネスが前提か?
A.特に企業規模は問わない。AIを使おうとするとまず学習の期間が必要になるが、今のソフトウェアは、予め学習させており、プロト段階から複数の企業に利用してもらい、標準的なロジックを用意し、それを最終的にユーザーが利用するようにしている。
【CTCアメリカが出資しているスタートアップのローシックス社が開発している無線カメラについて】
・弊社は倉庫やロジスティクス関係のソリューション等に焦点をおき、特許技術を使い運営をしている。当社の技術は倉庫内でのビジュアルデータや位置データをクラウドに集約し、倉庫運営を支援することを目的としている。
・eコマースにより、物流業界は変わっている。アマゾンの同日配達をはじめ、同日配達、翌日配達によって、工場から流通センター、流通センターから倉庫、お客様へという物流のスピードが要求されるようになる。倉庫業者などではネットワークへの負担は増えてコストが増加した例もある。そこで、当社では効率アップによりコストダウンの支援に向けた倉庫のデジタル化に向け、位置情報、画像データ、センサー情報を組み合わせた処理を志向している。ただし倉庫に十分な数のセンサーをつけられず、基盤コストや管理コストにもコストがかかるため、当社では、全て電池で稼働する多数のワイヤレスカメラで位置情報や画像情報を使える技術を開発することを目指している。
・弊社の技術のひとつのローカルポジショニングシステムは、wi-fi利用により省電力で非常に複雑なレイアウトの室内でも1m以下の誤差で位置情報を取る技術を提供するものである。このネットワークを使うことで、センサーの耐久年数を確保することができる。
・現在の実験では、10cm或いは15cm位の誤差で位置情報を取ることができることが確認できている。また、例えば壁によって位置情報が上手く取れないところは、当社が開発したアルゴリズムで位置情報を組み込むことができるような開発を行っている。
・当社ではこのシステムを大規模なロケーションでも使えるようにアップグレードし、当社が収集したデータを、第三者のAI技術、分析技術で利用できるようにしていく予定である。
・もう一つの弊社の技術の中心は、ワイヤレスハイデフニションカメラである。このカメラは、画像を撮るだけではなく、温度データ、湿度なども取ることができる。またバッテリーの寿命は数年もあるため、カメラの設置は、電気技師でなくても可能である。
・これら技術の使用事例を紹介する。倉庫での使用では、①トラックの入庫台数を計測し、ディスパッチャーがトラックが入るドックの指示が容易になる、②同時にトラックのドックの利用時間を計測し、倉庫の稼働状況を測ることが可能、③倉庫内のスペースの利用状況の把握が可能、④例えばフォークリフトな倉庫内での機器の利用状況の把握が可能などである。倉庫内の貨物の管理には、RFIDやバーコードを使った管理がされているが、当社のテクノロジーを使うことで、パレットの動きも把握できる。
・将来的にはスペースの利用状況や荷物の動きを総合的に分析し、人や機械を効率的に動かすかプランを提供し、効率的な倉庫利用を支援できると考えている。当社では、実際に、東京で安川電機と一緒に倉庫での運用実験も行っている。ある倉庫のトラックレーンにカメラを設置し、数分ごとの映像をAIシステムに回し、トラックの利用状況やドアの開閉状態を計測した。そのデータを安川電機のクラウドで分析した。また、アナログのデバイスの前にカメラを取り付けることで、温度や湿度などのデータを詳しく取ることができるなど遠隔からの監視を可能として、障害等を未然に感知することができる。
・当社では、インテリジェンスを加えることで、倉庫やロジスティクスが効率アップするシステムを提供していきたいと考えている。当社は、2015年3月に創設し、すでに東京大学、ジンベスチャー、ITベンチャー、日本の村田製作所、安川電機から支援を受けている。
視察団からの質問
Q.そのカメラは、電波を受けるのでICタグのよなものと考えていいのか。
A.似ていると思っていただいて結構。試作品のカメラは名刺よりやや大きく厚いサイズ感である。
Q.カメラ1台のコストはいくらか?
A.現時点では、カメラ1台が60~70ドル、ロケーションセンサーは30ドル程度。
Q.管理する商品が2万点あるとしたら、ロケーションセンサーは2万個必要なのか?
A.RFIDやバーコードを読み取るスキャナと当社のセンサーシステムをつなられれば、2万個は必要ないと思う。
Q.画像解析の精度について、倉庫は同じ形のフォークリフトでナンバーだけ違うというのがあるが、それを見分けることはできるのか?
A.1台1台を画像解析だけで見分けることは難しいが、例えばフォークリフトに大きく数字が書いてあるなどであれば可能となる。またロケーションタグをつければ、ビジュアルでなくても動態把握は可能である。
Cグループ報告(井田・塚原・井田)
1 訪問先企業による説明概要
CTCの松本様にご説明頂いた。CTCは、米国西海岸のサンタクララ本社で、北米地域の先端技術やIT市場動向などの調査、新製品の開拓などの役割を担っているほか、ニューヨークの拠点では主に日系金融機関向けにシステム開発や保守・運用サービスを提供している。約30人の従業員のうち半分が日本からの駐在員で、6つの組織によって成り立っている(写真1)。
人や資金の足りないスタートアップのフォローが主な仕事である。スタートアップには6~7年かかるといわれている。ゴールは株式上場や買収されることであり、またそのスタートアップはベンチャーキャピタル問う言う存在が支えている(全米に400社り、そのうち7~8割がシリコンバレーにある)。日本でいうと資金を援助する金融機関的なイメージがあるが、それよりもアメリカではしっかりのその会社に入り有能な人材を注入し、支援していくイメージである。
シリコンバレーでは土地柄、スタンフォード大学やUCバークレーの卒業生が企業に入らずそのまま起業するパターンも多い。
コーポレートベンチャーキャピタルという形態が2013年ころから増え、主流になりつつある。事業会社が設立したベンチャーキャピタル(GE、google、intel等)がスタートアップに投資するためのベンチャーキャピタルを社内に持っている。
シリコンバレーで年間2万社新しいスタートアップができるといわれている。CTCでは企業向けのITソリューションというフィルターにかけ、年間500社くらい新規の会社を調査し、200社程とお会いし、そのうち100社程を日本の本社やお客様へ紹介する。昨年は5件の会社と新たなパートナー契約をした。
デジタルトランスフォーメーションというキーワードが2013年、2014くらいから注目を集めている。資産をもたずに既存の事業を壊していく(uber、airbnb、netflix等)。
お客様の体験、経験を高めるのがデジタルフォーメーションのカギ。そのためには従業員が重要であり、従業員の満足度が高い程、お客様の満足度も高い。これから社会に出ていく人は新しい技術に慣れた人が社会に増えていく。また、新しい世代は働き甲斐や、働きやすさ、自分の生活とのバランスを重視する。働く環境、お客様にサービスする環境を改めて考えなければならない。シリコンバレーでは人材の採用合戦が激しく、採用できなければサービスもできない。新聞の記事にも、1日のうち約35%オフィスで過ごす中で、オフィスがどうあって欲しいかという問いに対し。面白い、やる気がわいてくる、繋がりがある、魅力がある、報いがあるという順になっている(写真2)。そのため、オフィス等に大規模な投資をする。また、家で仕事をする環境が整っている。会社でダラダラ残っている人は仕事ができない人と思われてしまう。
今後はソフトウェアを使える会社が世界を牛耳っていく。また、ソフトウェアをAIが食っていくといわれている。アメリカでは日本の約2倍AIに投資されている。特にAIを活用したアプリケーションに投資され、いろいろな分野に実載されている。
その人が見ている現場を他の人が見れるというデバイスの可視化が必要、例えば熟練の職人がパソコンの前で現場をみて、現場にいる若手に指導できる事により、時間の短縮や移動の短縮、生産性や安全性を高めることができる。
1)
2)
「LOCIX」のMatt Davidson氏にご説明頂いた。Locix Inc.は、スマートホーム向けの超省電力無線センサーシステム及びサービスを開発することをミッションに、2014年8月28日に設立されたベンチャー企業。創業者でCEOのVikram Pavate氏は、超省電力のマイクロLED技術のベンチャーの事業開発担当副社長を務めたのち、同社を創業。共同創業者のカリフォルニア大学バークレー校のVivek Subramanian教授とElad Alon准教授は、それぞれセンサー及び無線ネットワークの世界的権威。超低コストでかつ超長寿命のセンサー群による位置情報を含む取得データを活用したインタラクティブなスマートホーム・センサー・アプリケーションの実現を目指す。
倉庫関係、ロジスティクス関係のソリューション等に焦点を置き、特許を取っている技術を使って運営を助けたいという会社。その技術とは倉庫にある画像データ、位置情報データを集めて、クラウドに送ってこれからの倉庫運営を助けたいというのが目的。LOCIXの技術で物理的なスペースコストダウン、人員削減未来の倉庫運営を変えることができる。
Amazonの同日配達をはじめ、同日配達、翌日配達ができたことにより、物流のスピードが要求される。どうやってデータを集めるかというと、位置情報データ、画像データ、センサー情報を組み合わせて処理をする事が重要だが、倉庫に十分なセンサーを付ける事ができない。センサーが足りないことを分析し、いままでは配線しないといけなかったものをワイヤレスにして電池で動くようにした。
それが「ローカルポジショニングシステム」で、位置情報を取るシステム。携帯電話にもついているGPSを室内でどうとるかというシステム。正確な位置情報を知るにはお金がかかる。Bluetoothはポピュラーで安いが情報が正確ではない。LOCIXは1m以下の誤差で位置情報を取ることができ、色々な複雑なものがある室内でも情報を取ることができる。Wifiを利用し、消費電力は非常に低いが正確性は高いものを提供する。
さらに「超省電ネットワーク(900メガヘルツのネットワークで動く。標準のネットワークをカスタマイズし、消費電力は非常に低く、しかし待機幅は非常に高くできる)」を構築した。このネットワークを使うことにより。センサーが何年も使えるようにした。
いままでの通信網と我々の通信網を使う事により、余分な作業がいらない。wifiは大量のデータが送れないという事があったが。我々のネットワーク(ワイヤレスセンサーを作る→高画像のワイヤレスカメラをつくる→位置情報の正確なテクノロジーをつくる)をつかうことにより繊細な画像システムが構築され、結果倉庫内オペレーションの可視化が可能になる。他に、・画像だけでなく温度、湿度のデータもとれる・設置するのに時間がかからない・屋外用の設置も可能・バッテリーの寿命は数年という数々の利点がある。
2 説明を聞いて感じたこと
・アメリカの方が起業に対する意識が高く感じた。話にあったが、おそらく大学を卒業後、企業に入らずそのまま起業するという割合も、日本と比べるとだいぶ差があるのではと感じた。
・従業員の満足度が高い程、お客様の満足度も高いという言葉にハッとした。また、我々運送業界にも新しい技術に慣れた人が増えていくわけであり、また、新しい世代は働き甲斐や、働きやすさ、自分の生活とのバランスを重視するということで、ドライバー不足が叫ばれるなか、より一層働く環境を考えていかなければならない。また、そのための投資を行う必要性を感じた。
・LOCIX社の倉庫運営のサービスでいう、効率のアップとコストダウン、そしてデジタル化を強く意識しなければと感じました。
Dグループ報告(野村・坂本・穐山)
1 訪問先企業による説明概要(説明:松本様)
≪CTC (ITOCHU Techno-Solutions America,Inc)担当者:松本様≫
・1990年から伊藤忠テクノソリューションズアメリカでビジネスを始めた
・30名のスタッフで120社以上のスタートアップの日本展開を支援
・スタートアップとは会社の誕生から成功までとし、6〜7年かかる
・スタートアップを支えているのが、ベンチャーキャピタル400社あり、その7、8割がシリコンバレーにある
・始めた当初はハードウェアー中心だったが、10年ほど前からはソフトウィアークラウドサービスがビジネスの中心である
・現在では、9000社の顧客がいる
・シリコンバレーの日系企業数の推移は2016年770件の過去最高の企業数になった
・Customer Experience(顧客の体験を高めるためにどうするか)→Employee Engagement(従業員の仕事のしやすさ)=従業員の満足度が高ければ高い程、顧客の満足度が高い
・Today is AI. Make it visiable → 可視化(ITを最大限に活用するためには、可視化することが目的を実現するために必要)
・Iot(Internet of Things)→2020年までに500億のディバイスがインターネットにつながる
・Iotの現状→何をするかより繋がったら何かが出来るだろう Iotの踊場にきている
・今後はIotのセキュリティーにもっとお金をかけなければいけない



≪Locix社(Locix Inc.)説明:Matt Davidson様≫
・Local Positioning System(LPS)ロジスティクスの特許を利用して、画像で倉庫運営を助けたい
・倉庫内を10-15㎝の範囲でロケーション管理が出来る
・既存のプラットホームに繋げられる
2 説明を聞いて感じたこと
≪CTC≫・GoogleやApple、Uberなどのビジネスの成功の要因はプラットホーム型ビジネスといわれており、利用者間のマッチングがオープン化しても安全に利用できるセキュリティーが確立されれば、更にICT(情報通信技術)の活用が進むものと考える
≪Locix Inc.≫・例えばフォークリフトの稼働時間を考えた場合、開発中のカメラを使ってフォークリフトの動きに対して、適正台数を提供してもらえることができる
・フォークの使用頻度の管理をすることができる
・このカメラにより防犯機能のみならず、荷物の入出庫管理、フォークリフトの動態管理が従来より良くなる
・カメラがあることによって無駄の削減及び売上に貢献することができる
・カメラの脱着施工も簡略化できる
「SAP」
「デザイン・シンキング(思考)」の総本山、シリコンバレー「SAP」。

この社屋のイメージも、イノベーションを起こすプロセスのひとつです。

そこらじゅう発想を誘発するための掲示、プレッシャーにならないかな?。

日本人はもう坪田さんのみ、イノベーションマイノリティーなんですって。


デザイン・シンキングを企業文化に取り入れたドイツ企業のSAPは、シリコンバレーの 有名テクノロジー企業と肩を並べて戦う外国企業の成功例のひとつであり、多くの日 本企業が視察に訪れる施設を今回も訪問します。デザイン・シンキングは、「共感」を キーワードに潜在的なニーズを掘り起こし、さまざまなプロトタイピングを通じて課題と ソリューションを検証する手法です。働く環境も日本では考えられないような開放的、 アイデアが出やすい環境、どこでも打ち合わせができる環境などを意識しています。
先方からのプレゼン
・SAP社は、時価総額が14兆円前後とドイツで最大のデジタル企業である。
・ここはそのシリコンバレーのオフィスで、ドイツの古く堅く狭い価値観の元に仕事をしていた会社が、イノベーティブマインドを忘れないように意識して(内装等も)自分たちで作ったオフィスである。
・当社のキーワードは「デザイン思考」である。追って説明する。
・日本企業向けの事業開発を担当(現在在籍する日本人は本人ひとり)しており、毎年約2,000人日系企業から視察にくるが、シリコンバレーでは、日系企業のプライオリティは低い。
・当社の従業員の構成は、シリコンバレーで働く人種構成と似ており、一番多いインド人が3割、二番目は中国人2割、アメリカ国籍が1割強、ドイツが1割弱、日本は最もマイノリティーである。
・シリコンバレーのソフトウェア産業は、200兆円超のGDPを上げている(日本全体で500兆円)。
・シリコンバレーでは、給与水準が高く、年収2,500万円でも低所得者で、1000万円未満だと生活保護の対象となる。土地価格がこの30年間に年率7%で上がり続けているため家賃が極めて高い。
・現代ではデジタルが企業の競争力を大きく左右させている。例えばウーバーは、ダイナミック・プライシングといって需要と供給により同じ距離でも乗る度に値段が変わる。また、乗車履歴を見たうえで値段を決めている。つまりこれまではサービス価値の決定権は消費者側にあったが、ウーバーでは提供者側に移り変わっている。すでに貨物輸送の分野でもウーバーラッシュやウーバーイーツという個人向けの配送サービスを全米で展開し、これに打撃を受けたのがUPSである。
・UPSが今手掛けているのは運送業からの脱却で、UPSは世界で最も3Dプリンターを保有している企業となった、全米各地にあるUPSストアに図面を転送して、近くのUPSストアで3Dプリンターでその物を印刷代行するサービスというのを始め、製造業を脅かしはじめている。デジタル能力が問われる時代となっている。
・このような潮流は、日本でもいずれ起こるのではないか。それに対応できるように企業が生まれ変わらせられるかが非常に問われることになる。
・古い体質であったSAPが、生まれ変わることができた3つの要因を説明する。
・1つめは、「ピープル(人を変える)」ということ。シリコンバレーに進出した2010年頃は、9割が既存事業であったが、それを変えるには、ローカルで優秀な人材を年収1600万円保証で採用することとし、全米の就職人気ランキングの11位にランクインした。現在のCEOは、36歳で、高校2年生の時にSAPから内定をもらい、幹部候補生としてSAPからの支援で工科大学での勉強とインターンを経験するなど大きな投資を受けてきた。このような教育コストは、2010年頃の30億程度から現在は200億まで増やして投資している、その一方で結果が伴わない場合には、年間約1割の従業員が解雇されている。
・2つめは、「プレース(場所を変える)」という観点で、どこでイノベーションを起こすかの問題として、新規事業はイノベーティブなシリコンバレー、既存事業はドイツと場所を分けた。
・3つめは、プロセスとしての「デザイン思考」である。イノベーターが同じ方向を向いて同じステップで同じスピード感で仕事をしていく体系を保証することで、イノベーションを生み出していけるということ、共通言語やフレームワークということである。具体的には、安く早く簡単にプロトタイプを作成し、試してみてダメなら次、ダメなら次と回し続けていくというのがデザイン思考である。SAPでは全ての社員にこのデザイン思考を教え込み、イノベーションを起こしてきた。
・新規事業を起こしながら既存事業を守ることが必要で、そのコツは、既存事業を強力な担保とすることである。
視察団からの質問
Q.デザイン思考は、本質的な価値に迫るジョブ理論に近い感じか?
A.ジョブ理論はデザイン思考の一部。デザイン思考は、天才デザイナーの真似をすれば凡人でもかなりクリエイティブになれると気づいてまとめたもの。
Q.我々は物流業なのでUPSの3Dプリンターの件は非常に興味深い。消費者に近い小さい商品のデリバリーがUPSの本業だと思うが、大きい商品を運ぶ輸送において、第四次産業革命的なデジタル思考では、どのような変化が考えられるか。
A.運送業の変化は、小さいものをいかに効率的に運べるかから始まっている。例えばアマゾンは、外部の物流業を使わず自前で物流網を構えると宣言している。既に大型貨物機を自前で運用し始めている。アマゾンもウーバーと同じくダイナミック・プライシングの動きをみせており、アマゾンアプリのバーコードスキャナで商品のバーコードを読み取ると値段が表示されるが、その値段はログインした人とタイミングを判断して値段を変えることにチャレンジしようとしている。これらが驚異となるのではないか。
Q.32歳でCEOに昇格したのは、凄い才能の持ち主だからなのか?
A.彼一人の才能だけでなく、やはり育てる仕組みだと思う。
Q.4月にドイツの本社で講演を聞かせていただいたが、ここシリコンバレーにも、企業のコンサルティングをしてもらいながらソフトウェアの開発をサポートしてもらえる部署もあるのか?
A.ドイツとは異なり、ここでは多くの顧客と実証3カ月程度の共同プロジェクトを多数展開しているイメージ。ここは新しく当たるものを早く沢山試していく場所である。
Dグループ報告(野村・坂本・穐山)
1 訪問先企業による説明概要(説明者:坪田様)
・坪田さんは、シリコンバレー最大のアウトサイダーとして4000名の従業員を抱えるSAP Labsの一員。福井県出身でドイツの伝統的な会社でシリコンバレーに進出した企業唯一の日本人(インド30%、中国20%、アメリカ20%、ドイツ10%…日本人1人)で、シリコンバレーにて日本企業との新規事業共想を推進している
・伝統あるドイツの会社でありながら、それにとらわれることなく仕事を創造するオフィスである
・これから求められていくのは、デジタルエコノミーにおけるスタートアップ時代に破壊的イノベーションを起こすことである
・デザイン思考とは、※人が本当に必要としているものは何か?※普段自覚していなくても、改善することでより便利になるといった「潜在的な困りごと」を発見すること※その上で、新しい領域を作り出す「破壊的イノベーション」に繋がる※更に、より暮らしやすい世の中の実現を目指す。





2 説明を聞いて感じたこと
・オフィス自体が常に楽しく、チャレンジ出来る環境、会社全体がフレンドリー、社員が仕事に対して真剣に打ち込める環境にあるし、報酬としても見返りを受けられる
・お客さんの要望に対して、それをミッション化して、達成することを考えているようである
・自由には責任が伴う
・既存事業を守りながら、新規事業を作る
Eグループ報告(添野・篠崎・添野)
SAPはドイツを本社にするERPのリーダー企業であり、世界の大手企業をクライアントに抱えています。クライアント企業が創出する経済的付加価値は全世界のGDPの約8割を担うとされており、そうした企業の内部システムを提供する同社は国際社会に対して重要な役割を担っていると言えます。シリコンバレーにある同社オフィスでは、唯一の日本人駐在員である坪田様にお話を伺うことが出来ました。
同氏によると、シリコンバレーでは訪問する企業に対して価値貢献度が重要な評価指標となっているとの事でした。その観点では、日本企業は物見遊山の傾向があり、現地においては敬遠される存在であるとの事でした。坪田様自身、「嫌われている」という強い表現を用いており、現地に対して何ら価値貢献を行わない姿勢は問題視すべきであるとの意見でした。企業が価値を高めていくためには、イノベーション(技術革新)が不可欠であると同社は考えておりますが、日本企業においてはこれらの危機意識が欠如していると思われる点があるとの事です。こうした意識レベルの差が現地視察における日本企業の態度として表れており、日本企業の評判を低下させる本質的な原因ではないかとの話がありました。こうした状況を乗り越えるためには自社の変革が必要であり、そのためには「仕組みづくり」が大変重要であるとの事で、今回の話では同社の手法を事例にご説明頂きました。
SAPはシステム業界で約50年の社歴を持ち、業界内では比較的古い企業です。したがって、変革に対して動きの遅い部分があったと同氏は言います。しかし、同社では今後の企業成長のために新規事業を創り出す必要に迫られ、以下の「3つのP」に注力して自社の変革を実現しました。
第一のPはPeople(従業員)です。同社では、幹部候補生の早期選抜に力を入れており、高校2年生に対して内定を出す活動を約10年続けてきました。その結果、30代前半で同社の役員を輩出するなど、既に一定の成果を挙げています。また、新入社員研修には一人約3000万円の費用を投入し集中的に自社の考え方を教育します。驚くべきは、その新入社員のうち、下位10%が解雇になる仕組みがあるとのことで、非常に競争的であることがわかります。
第二のPはPlace(場所)です。同社では、新しいことを行うには既存の組織と物理的に完全に分断する必要があると考えています。よって、新規事業を検討する際は、部署も、責任者も、評価方法も全て新しいものを用意するとのことでした。
第三のPはProcess(手順)です。アイデア創出には定められた手順があるとの考えのもと、同社は「デザイン思考」を採用して社員にアイデア検討の手法を教えています。手法や手順を知らずにむやみやたらにアイデアを考えてもアイデアは出てこないという考えがあるとの事でした。
説明を聞いて第一に、日本とアメリカでの考え方の違いを感じました。社員を確保するために早期から採用活動を行うことや、自社を変革していこうという強いマインドはシリコンバレーに特有のものであると感じます。 また、こうしたマインドは日本企業にも必要であると感じました。そのような観点からも、今後も引き続き米国の先端企業の動向には注意を払っていく必要があると感じます。
「APPLE VISTOR CENTER」
Vistor Centerの2階テラスから新社屋(Apple Park)が見れます。

でも木々に覆われよく見えないので、1階のジオラマ展示ですね。

iPadをかざすとキャンパス全体をリアル再現の映像が出てきます。

ついでなので「トイレ」も見てきました、必要ないくらい広いです。

センター内の最新のアップル製品を販売するApple Storeは凄い賑わい、

「Apple Park」の文字が入ったご当地グッズは、ここだけなんですって。
Visitor Centerは新しいキャンパスの建築と整合性のあるユニークなデザインの建物で 、階段や石の壁そして人造大理石の床など、新しいキャンパスと同様の美的特徴を持っています。Visitor Centerのカンチレバー式カーボンファイバーの屋根はまるで浮いてい るように見えますが、石で覆われた芯だけで支えられており、外側から支える柱は一切使っていません。世界最大規模で自然に換気される建物について学び、敷地内における、世界最大級の太陽エネルギー設備を見ることができます。さらに屋根をはずす操作 を選ぶと、建物の中の共同オフィスポッドのレイアウトを見ることもできる。
※本視察先は、観光的な要素が多く、先方プレゼン・質疑応答・グループ報告及び個人報告等はありません。
「box」
凄く環境がよく綺麗でおしゃれなオフィスで、観光のようでした。

日頃から視察に来るお客様も多いのか、対応もスムースでしたよ。

受付で、名前&メールアドレス&顔認識?で、名札を受取り入場。

余談ですが、ここでサービスされていたコーヒー&チョコレート、

凄く美味しかったです。雰囲気がそう感じさせたのでしょうか?。

「box works 18」はこちら → https://www.box.com/boxworks/

「Works as one」いいですね、クレドみたいなものなのでしょうね。

「Blow our customers’ minds」人としてについても記されています。

働く人の環境は抜群・・・、だからこそ仕事も大変なのでしょうね。


世界6万6千社以上の企業が業務用のファイル共有クラウドサービスとして採用する 「Box」の提供会社。「Box」はクラウド型のセキュアなファイル共有/コンテンツコラボレーションサービスとして、実質的なデファクトスタンダードと言われています。米国Fortune500社の60%が利用する、ビジネスユース実績No.1のコンテンツシェア(ファイル共有)とコラボレーションのためのクラウドサービスです。正式社名:Box,Inc. 創立:2005年 資本金:2億8000万ドル 本社:米国カリフォルニア州 従業員数:約 1400名
先方からのプレゼン
【BOX社の概要】
・BOX社のミッションは、世界中の人達を一緒に働かせるために、クラウドを利用したファイル管理やデータのシェア、可視化を進めながら変革していくためのサポートである。
・BOXでは、クラウド上のひとつのプラットフォームで、例えば、①導入した会社の社員、常にどこからどのようなデバイスからでも情報にアクセスできることが可能。②デジタル化が進むビジネスの世界で、サイバー上の脅威への対応(一貫したセキュリティ)とローコスト化が可能、③過去のシステムもイノベーションシステムの双方が使えるシステムの整備が可能、④ビジネスのコラボレーション(協業)に対応可能、など全ての対応を可能とするシステムを提供している。
・更にビジネスに必要なアプリケーションを統合し、エンドユーザーや開発者全てに使いやすいプラットフォームを提供している。さらに、サードパーティのソフトを結び付けるAPIも提供している。
【BOX社が提供するプロフェッショナルサービスの考え方】
・BOX社が提供するプロフェッショナルサービスの方針は、①イノベーションへの方向性へのサポート、②時間価値の創造(新たなビジネスを短時間で実現するサポート)である。
・そのためには、①プロジェクト管理のサポート、ベストプラクティスのアドバイス、②現行のシステムから当社システムへ移行のサポート、③既にあるアプリケーションのAPI(アプリケーションンインターチェンジ)のコンサルテーションを提供、当社のクラウドシステムでは、既に1,400本のアプリケーションと繋ぐことができる。そのセットアップもサポートする。④新しいソフトウェアの利用者のトレーニングのサポート、を行っている。
・物流業務に関連したAPIの例として、新規の配送データと旧来のデータをつなぐことなどが容易にできる。
視察団からの質問
Q.コンサルティングは、ファイル管理のコンサルティングをするのか、ファイル管理を通じて経営課題までアプローチをしていくのかどちらか?
A.経営課題の分析までではない。BOXという商品を会社に導入することの支援である。
【導入カスタマーの例】
・UPSの例。特にセキュリティを保持した上で、アメリカのみならず他国からどのようなデバイスからでも情報にアクセスできるようにしたプロジェクトである。UPSの社員のみならず、顧客とのファイルや情報をシェアするためのシステムとして使用した。また、例えばある情報をBOX上で必要なくなった場合に自動的に消去する機能を入れた。
視察団からの質問
Q.具体的な使い方を教えてほしい。
A.情報はwebのブラウザから見られるだけでなく、モバイル用のBOXドライブで自動的にデータをストリーミングし、どこからでも見ることができる。個人で見ることのできるファイルと他人とシェア(見ることのみ)できるファイル、コラボレーション(加工可能)できるファイルなど、アクセス可能な基準を定めている。
Q.ファイルに書き込む能力はあるか?
A.コラボレーションのファイルについては、一緒に働く人の間で書き込むことが可能である。シェアの場合もいくつかの基準の中で、ファイルの閲覧が可能。ただし、サーバー上でのアップデートは不可能。
Q.シェアする相手もBOXを使うことが条件か?
A.その通り、BOXのアカウントを持っていないと利用できない。
Q.業務用のAPIと繋がっている具体例を見せていただきたい。
A.現時点では用意していない。後ほど情報提供することは可能。
Q.UPSの使用状況をもう少し教えてほしい。
A.言葉での説明しかできないが、①モバイルからアクセスを可能とした、②IBMのキューレーダーというソフトとインテグレーションしてセキュリティの管理を行うようにした、③データの損失を防ぐシマンテックのソフトとの統合、⑤UPSのヘルプデスクで機能をユーザーに説明できるようにトレーニングを実施、などである。
Q.BOXを使うことでどんな問題が解決できたのか?
A.以前は、会社で必要な様々なファイルの内容、コンテンツがバラバラで管理されていたものが、BOXを入れたことで、データが一元管理されているため、データの共有が可能となった。
Q.BOXのサービスは、セキュリティのあるクラウドだと思えばいいのか?
A.その通りである。
Eグループ報告(添野・篠崎・添野)
Box社は、シリコンバレーに本社を置くIT企業です。2005年の創業以来、セキュリティー水準の高いクラウドサービスを武器に販売を拡大し、現在は4100万以上のユーザーと、74,000以上の企業(うちFortune500の59%が顧客)に採用されています。現在、事業は収益化しておらず、連続して経常赤字が生じていますが、NY証券取引所に上場しており、同社の将来への期待感から、株価は順調に上昇しています。同社の視察では、提供する商品の説明と、オフィス内見学を実施しました。
先ず商品について、同社は企業向けのクラウドストレージサービスを提供する企業です。日本においてもサービス展開を行っているため、サービス内容については割愛しますが、Google driveやDrop boxのようなサービスを提供しています。このサービスにおける同社の立ち位置は、業界のリーダー企業であり、官公庁を含めて世界のビジネス領域で最も使われているサービスであるとの事でした。特に、同社のサービスの強みは、強力なセキュリティ能力と、実装に向けたコンサルティング体制の充実が挙げられます。同社ではこのような強みを活かして今後も拡大を続けていきたいとの事でした。
次にオフィス見学です。シリコンバレーのIT企業らしく、無料の社員食堂があり、社員はここで3食の食事をとることが可能です。また、毎週CEOとのディスカッションが行われており、企業トップとしての想いと伝える場として機能しているとともに、従業員が直接CEOと会話する場にもなっているとの事でした。こうした努力により、同社ではコミュニケーションが非常に円滑化されているという印象を受けます。また、ワークスペースには仮眠室、炊事場、防音室、瞑想室などの設備が整えられており、多様な価値観を持つ社員が多様な働き方を実現するための設備が整えられていました。また、同社では在宅勤務制度を用意しているため、見学当日は社員が非常に少ない印象を持ちました。ただし、CEOとしては可能な限り出社して欲しいということを社員に伝えているそうです。米国では転職市場が発達しているため、従業員の流動性が高いと言います。よって従業員の満足度を高めることが従業員確保の命題となっている側面があり、社員に対してこうしたサービスの提供は華やかな印象を持つ一方で、微妙なバランスの中で実行されている面が垣間見えました。現在最大の競合はマイクロソフト社だとの事です。しかし大きな差別化ポイントが存在しないため、競合の少ない今の状態では先行者としての優位性で市場を開拓できますが、近年は参入者も増えてきていることから、今後様々な新サービスを考えて他社との差別化を行っていく必要があるとの事でした。
説明を聞いて日本とアメリカの大きな違いとして、成果を出せば会社に来なくてもよいという考え方の違いを感じました。また、非常に洗練されたデザインの受付などから、数値に表しづらい要素についても細心の注意を払っていることが伺えました。表面的には資金力の大きさを感じた一方で、上述したように従業員満足度の向上に最新の注意を払っている結果とも取れます。IT業界に限って言えば既に同国でも技術者の不足は始まっており、日本におけるドライバー不足とも関連した示唆を得ることが出来ました。今後日本の労働市場が変化していく中においても、多様な価値観をどのように受け入れ、職場環境を構築するべきかという点で非常に学びが多い訪問となりました。
Fグループ報告(清水・池永・柳原)
言うまでもなく、企業向けクラウドでは、シェアの大きい企業であるが、何よりも秀でているのはセキュリィーと操作の簡易性である。営業・配車担当と、請求・経理業務担当者が同じフォーマットを共有し、勤怠や売上などを一元管理できれば、無用な電話での問い合わせ、ペーパレスが図れる。この業界では、ドライバーの不足、労働時間の多さも訴えられているが、配車や経理業務担当者の熟練度や、月末月初の残業も問題になっている。こういった問題を解決し、販管費を削減することでも利益水準を上げることが可能になるはず。荷主企業が主体になっている請求業務・仕入業務の簡素化もこういった技術導入を推進することで、事業者の健全な経営体質への改善を図れる可能性を感じた。
また、APIを駆使すれば、顧客のシステムとの連携も図れ、月末に運賃の照合で大量の書類とにらみ合う時間を削減できる。私達、日本の物流事業者のデジタル化・IT化することは遅れを取っている部類であるが、中小企業が多くを占めるこの業界だからこそ、情報の共有化、事務作業の省力化は今後における業界で取り入れるべき点が多く感じる。
企業向けクラウドで急伸した企業。世界中の人を一緒に働かせること。クラウドを駆使して可視化することをテーマに掲げている。
Fグループ報告-2(清水・池永・柳原)
BOX(2005年設立)は、企業・個人向けのクラウドストレージサービスを提供している。様々なデバイスに対応しており、高いセキュアのもとユーザーはどこからでもクラウド上の情報にアクセスできる。それにより社内・個人間の情報共有が簡単にできるという説明を受け、私(1944年設立の西武通運で、日通海外引越の事務職を担当)は、BOXのシステムを活用して事務処理の効率化について考えてみた。
弊社では作業チーフが紙ベースの作業指示書を持ち歩き1日1台のトラックが2~3件の作業を行う。梱包作業、倉庫作業、翌日の資材準備をするため作業員が事務所に戻る時間は夕方となる。夕方から事務処理が始まる為、作業終了が夜遅くなることが多い。現行は紛失防止策として指示書に確認欄をつくり、現場・倉庫・事務所の三重チェック(形式上の確認とならないことが大切)となっている。
前記内容とBOXを組み合わせると、これまで作業員が帰社しないと進められなかった事務処理が可能になる。通常現場で回収するお客様のパスポートコピー・ビザコピー等の重要書類もデータとして保存できるため事務所との情報共有がスピーディーにでき、書類紛失防止にもつながる。このシステムは様々なデバイスに対応しているため導入し易く、事務職の残業時間削減・現場の手間の削減には有効である。しかし、長年、紙ベースで仕事をしてきたベテランの作業員に受け入れられるかが課題である。
日本の労働環境には様々な問題がある。残業・休日出勤をしている人は会社への貢献度が高いとされる風潮がある。伝統的で縦社会とされる文化が根強い。BOXのシステムを有効に活用し、残業時間で稼ぐのではなく、効率・実力で評価される仕組みが必要である。
「日通(サンフランシスコ)」
アメリカにおける物流研修がいささか不足なような気がしたので、

急遽「日通サンフランシスコ」にお願いしてご対応いただきました。

アメリカの物流事情、日通の物流業務に関わるシステムの詳細等々、

丁寧にご説明頂き有難うございました。帰りがけには海上コンテナの

ターミナルまで見ることが出来ました。ご協力に感謝申し上げます。

先方からのプレゼン【米国のトラック輸送について】
・米国の国内貨物輸送量の分担率は、トラック80%、船舶8%が、パイプライン6%、鉄道4%、航空2%となっている。
・トラック輸送の市場規模は、年間726ミリオンドル(約80兆円)である。
・トラック運送事業者の売上1位がUPS、2位がフェデックス、3位がイエロー。上位4~5社が占める割合は10%程度で、残り90%程度が1社で5~6台程度の小規模事業者が占めている。
・米国内での輸送量は、多い順に機械、精密機器、自動車関連(海外からの完成車と国内製造用のパーツやタイヤを含む)。
・例えば、鉄鋼の輸送網は、アジアに一番近いロサンゼルスに貨物船が入り、デトロイト(GM、フォード等の自動車産業)まで鉄道でのコンテナ輸送、またはトレーラでの輸送となっている。
・近年トラックの運賃料金が高騰している。その要因は2つあり、1つ目が燃料価格の高騰、2つ目が、本年4月からドライバーにELD(電子記録)を義務付けられ、労働時間をごまかすことができなくなったことによる。
視察団からの質問
Q.ELDは米国内の全べてのトラック付けなければいけないのか?
A.州際輸送(州を跨ぐ輸送)のトラックが対象である。
Q.ドライバーの労働時間の規定はあるか?
A.ある。休憩時間や待機時間も含め1日14時間。休憩時間は8時間に30分。2週間の労働で3日の休日が必要。そこにELDが義務化されたため、それまで2日で輸送できたところが3~4日かかるようになった。運賃単価は変わらず日数が延びている。
Q.労働時間違反の罰則は?
A.違反は罰金となる。これらの影響か、今年に入ってから廃業するトラック事業者が出ている。
Q.運賃は上昇しているのか?
A.昨年の10月あたりから上がっている。米国内では感謝祭の9月、サンクスギビングデーの10月、クリスマスの12月が繁忙期。9~12月の4か月間で年間の5~6割の貨物が動く。燃料価格の上昇とELDの義務化が大きな要因。
Q.燃料価格の上昇分は運賃に転嫁できるのか?
A.転嫁できる。トラック事業者の価格据え置きとはいえないため、顧客と交渉して上げてもらっている。
Q.運賃が上がっているのに、廃業する会社が増えているのはなぜか?
A.運賃は上がっているが、輸送日数が2日間から3~4日間に伸びたため、ドライバーの儲けが少なくなり、ドライバーが確保できないため。極端な長距離輸送の例として、サンフランシスコからニューヨークまで約3,000マイル(4,800km)は、ツーマンで走り通しで3日半かかる。もしワンマンであれば6~7日かかる。規制が強化された後は、8時間運転後に休憩をとるなどの対応をすれば、日数も長くなる。この輸送の運賃は、これまでの1~2月の閑散期は約5,000ドル、10~11月の繁忙期は、8,000~9,000ドルまで上がる。
Q.規制が強化された理由は?事故がきっかけとか?
A.特にそういったことは無いと思う。
Q.ドライバー不足の影響は?
A.ドライバー不足はサンフランシスコ周辺も大変だが、最も不足しているのが中西部のシカゴ近辺。シカゴは鉄道貨物のレールヤードが集中するため、そこからアイオワ、ミネソタ、ミネアポリス等の州外にコンテナをトラック輸送するドライバーが不足している。ドライバーの賃金も上げているが、追いついていない。米国内に10万人程度ドライバーが必要といわれている。
Q.ドライバーの平均年収は?
A.目安として初年度は4万ドル、能力や輸送距離等により上は8万ドルあたりか。
【日通のトラック輸送システム「webDPS」について】
・当社のトラック輸送システム「webDPS」は、当社のオペレーター及び顧客がウェブサイドから、貨物の出荷地から配達場所、トラック、サイズ、貨物量、配送先、サイズ等を入力すると、貸切輸送(TL)と混載輸送(LTL)ごとに、利用するトラックの実運送業者の運賃情報を確認することができる。このシステムは、当社の全米56支店全てで使用している。
・混載の場合の運賃情報等は、シカゴのトラックチーム本部がもっているデータベースで検索する。
・顧客先にはパスワードを渡す際に、5~6%のマージンをつけて料金を紹介している。顧客は、トラック会社の運賃等を確認の上、出荷指示をもらった時点で、輸送関連の書類発行となる。貨物を引取った後には。そのトラックの追跡ができる。
・また、配送が終わった後にも、荷物毎の情報が検索できる。
視察団からの質問
Q.LTLの料金を出すのに後ろに持っているマスターデータは誰がどこで作っているのか?
A.当社のトラック部門がロサンゼルス、シカゴ、ニューヨークにあり、情報をシカゴに集約している。
視察団からのその他の質問
Q.この施設の構内でトレーラがUターンしてもアスファルト壊れないのはなぜか?日本だと壊れる。
A.ここは昨年修理した。材質は日本の方が全然よいと思うが。
Q.コンテナの最大重量は?
A.車両総重量の上限が80,000ポンド(約32t)。16mのトレーラで45,000ポンド(約20t)が上限。
Q.カーゴマチック社のシェアリングエコノミーのサービスで、荷主とドライバーをマッチングするシステムがあると聞いたことがあるが、御社では使っていないか?
A.使っていない。自社で情報を集めてマッチング作業をしている。アメリカと日本の違いは、アメリカのトラックは時間通りに来ないのが当たり前。1日2日遅れることも頻繁にあるため、マッチングは難しい。組み合せをする際は、ある程度幅を持って組ませるように調整している。
Q.遅れ等に対する違約金は発生しないのか?
A.発生する。例えばウォルマートやコストコのディストリビューションセンターは、日時指定があり、1時間でも遅れると結構な額の罰金が発生する。それを支払うのは、本来は実運送のトラック事業者であるが、元請けの当社との間で交渉となる。
Q.日本では民間事業者のマッチングサイトがあるが?
A.当社のトラック部門では、それのようなサイトが見れる。様々な利用ケースがあるが、例えばサンフランシスコからオレゴンの間で、当社は約60社の実運送事業者を使っているが、それでも繁忙期には車両が不足するため、料金は高くなるが、他のマッチングシステムも使う。
Q.オーバーウェイトやオーバーサイズの貨物を輸送する場合、州政府の特別な許可が必要か?
A.必要である。ここでは通行する郡ごとに申請する。許可には2~3日かかる。
Q.海上コンテナのドレージ見かけないが?
A.ドレージされている。当社でも年間20ft換算で6,400本動かしている。
Q.単車のスワップボディを見ないが。ヨーロッパでは結構見るが?
A.こちらでは単車で荷台を切り離せる車両はない。
Bグループ報告(石川・土田・直井)
1 訪問先企業による説明概要
アメリカ国内の輸送実行内容として、トラック輸送80%、船舶6%、石油等パイプライン4%、鉄道2%。年間輸送実績は7,200億ドル(約80兆円)である。主要企業としてはUPS、フェデックス、イエローなどで全体の10%を占め、残り90%は5~6台以下の小規模零細企業。
当該企業におけるメイン配送物は、機械、精密機器、自動車部品(GM,フォード)で、主な配送ルートはロサンジェルス船荷揚げし、鉄道もしくはトレーラーにてデトロイトである(荷姿はコンテナのまま)。
Web DTS(Web上での求荷求車システム)
基本仕様として、発地着地の選択、トラックサイズ、重量の確定、にて全米56支店で価格候補の提示。価格容認後、担当トラック会社へ指示、運行内容書発行、追跡ができ、オプションとして、システムパスワード開示、マージン付加(運賃の5~6%)ができる。
FTL(車建て)、LTL(特積み、混載)、発地着地の選択(全米50州、カナダ、メキシコ)をし、カスタマー情報※1を入力し概ね以下のような流れ&内容になる。
・LTL(特積み、混載)は、オークランド→何月何日→荷物種類№(50番台重くて安い貨物、400~500番台軽くて高い貨物)→1パレット(48×80)500パウンド(227キロ)→目的地(店舗、宅配、アポイントの有無)→対応可能業者提示
・FTL(車建て)は、郵便番号→何月何日→トラックタイプ(標準53フィート)平トレーラーやオーバーサイズトレイラーやフリーザー冷凍車選択、鉄道の使用有無
カスタマー情報※1 物量(例示20,000ポンド)、標準パレット(20枚分)、内容(例示瓶入り飲料・生鮮品)、許可関係の特別情報の入力。
その他、FTLに関してはシカゴ本社からローカル便の選定後料金の通達(時間にして数時間から1日2日かかることも)。荷物ごとに配達状況確認が可能で、配達後請求書の作成。検索は発地や着地などから可能。トラック故障時は、3~4時間、長いと1~2日ほど遅れることもある(ウォルマート、コストコ、ターゲットなどは罰金の規定あり)。
トラック運賃は値上がり傾向にある、主要因は、・ガソリン高・2017年末制定(2018年4月1日施行)のELD電子ログの設置義務(州際輸送は必須)化である。
基本法規として、一日の業務従事上限は待機を含み14時間、2週間の従事に対し3日以上の休暇を与える。ELD電子ログの普及により、取り締まりが強化され検挙されると運送会社、乗務員ともに罰金規定がある。結果以前は、2日間(2,000ドル相当)で運行していたものが、3~4日間かかり運賃の値上げもおこなわれているが、2倍近い経費の上昇は吸収できず、倒産が目立ち始めている。例年、9.10.11.12月に年間の5割40兆円の実行運賃が発生し1.2.3月は落ち着く傾向にあったが、本年は高止まりしていた。
運賃サンプルとしては、4,800キロ2名乗務で運行3日半、1名乗車で6~7日間、閑散期で5,000ドル、繁忙期で8,000~9,000ドル。
ドライバー不足は、シカゴを中心にアイオワ、オハイヨ、ミネソタ、ミネアポリス周辺で顕著、現状で10万人不足。賃金としては、近距離輸送40,000ドル、遠距離輸送80,000ドルで、可燃物やオーバーサイズなどはさらにブラス査定となる。
2 説明を聞いて感じたこと
日本の国内貨物輸送は、トラック91.3%海運7.9%鉄道0.9%航空0.1%となっており、若干ではあるが、日本のほうがトラック貨物に依存している。また、構成比別では、従業員1000人以上の82社を合計しても0.1%に満たず、10名以下49%30名以下合計で83%占める。小規模零細比率ではアメリカのほうが比率を占めるが、これは日本の法規との違いが影響していると考えられる。両国とも中小零細企業が大部分を占める業界構造となっている。
WEB DTSに関しては、日本に既存する受発注システム(WEBKIT、ローカルネット)に類似する点が多く、国際間貨物を対象にしている規模感以外は非常に似ていると思われる。
トラック運賃の値上がりについては、ガソリン高など日本国内と同様の傾向があるが、日本の慢性的労働不足起因とは異なり、本年4月に施行されたELD電子ログ設置義務により、時間・距離ともに管理され、違反した場合、会社、乗務員双方が罰せられるため運行内容を大幅に変更せざるおえない事態となっており、急激な経費増加を吸収できず、また利益の圧迫が激しく廃業者が相次いだ結果である。
Cグループ報告(井田・塚原・井田)
1 訪問先企業による説明概要
アメリカのトラック輸送は80兆規模。運送会社の割合は、1位UPS 、2位FedEx、3位イエロー含む大手5社10%、残りの90%は5~6台などの小規模の運送会社で占めている。アメリカでは機械の輸送が一番多く続いて自動車、自動車関連のパーツ、部品が多い。最近トラックの値段は上昇中でそれはガスの値段が上がったことによる。
「WEB DTT」について説明、日通独自の配車管理システムでそのシステムを使い発送などの依頼をかけている。そのほかに使っている配車システムは無いそうです。
2 説明を聞いて感じたこと
今回、日本通運サンフランシスコ支社に訪問し「日本と変わらないな」と思ったのが正直なところです。これは訪問先のすべてでも聞きましたが、「ドライバー不足」。アメリカでは10万人規模で運転手が不足しているそうです。これは日本でも同じで年々運転手が減ってきて、2006年の92万人をピークに現在は80万人を切っています。大きな要因は稼げなくなった(日本も同様)ということです。日通の方も言っていましたが以前まで運転主は運転日記を書いているだけで何時間働こうが、いくらでも時間をごまかし働き続けることができたが「ELD」を設置することが義務付けられてから不正ができなくなったことにより働く時間も限られ今まで通りに稼ぐことが難しくなったということと、導入による設備コストが運送屋に影響をあたえ実際にELD設置により今年になり倒産する会社も増えたそうです。
アメリカ全域では「州から州をまたぐ運送に限る」基本的には長距離運送を行う場合「ELD」設置が義務付けられています。日本でいうところのタコメーターになりますがアメリカにその「ELD」の取り付け義務が去年の12月に新規規制として変わったそうですが日本に比べて大分遅いなと感じました。
給料に関してですがドライバーの初任給としては日本円平均で「40万円」だそうです。これは日本より高く感じましたがアメリカに一週間研修で各地に回りましたが飲食やタバコが日本の倍しました。例えば日本では水は基本100円くらいですがアメリカで買う際には300円近くしました。同じくタバコも500円くらいで日本では買えますがアメリカでは1,000円近くしました。そう考えると初任給は「40万」は高くなないのだと感じました。給料は研修など経験を得て「プロフェッシャルドライバー」ともなれば給料も上がるそうです。その中でもタンクトレーラーなど危険物を運転手はかなり稼ぐことができるそうです。
そして驚いたのがアメリカのトラックは時間通りにこないのが当たり前だと聞きました。沖縄の方が友人との待ち合わせで遅れるのが当たりまえと同じ感覚?と思いましたが・・・そんなことはなく、アメリカ広いので道の状況などもすべて把握してでることも不可能、1~2日遅れることは普通のことだそうです。さすがに3日など過ぎるとお客からクレームが入るらしくその際に違約金も発生するそうですが、運転ドライバーの会社がはらうのもあるが、元請けが違約金を払うことも普通にあるそうで驚きました。
今回、日本通運サンフランシスコ支社を訪問させていただき、日本の運送業界は遅れているわけではないな。と感じました。 困っている点、改善点もアメリカと日本は同じでした。ただ訪問だけではなくアメリカという国の土地の大きさが違うので荷物の運ぶ距離が違う、運ぶ際に道路がすべて綺麗に整備されているわけではないのでどちらかといえば日本の方が環境はいいのだと思います。その中で環境に甘えず、アメリカより劣っていなかったからといって現状維持をするのではなく常に運送業界、自社の為に学び行動していくとが大事だと改めて感じました。
グループA (田口・古谷・杉本)
平成30年度 未来想像委員会 副委員長 田口智一
【1 視察先アメリカについて】
青年部会の関東ブロック大会が目前に迫り、若干、出国にためらいもありましたが、今回の視察研修に参加させていただき本当にありがとうございました。未来想像委員会で様々に検討を重ね、アジアはどうか?ベトナムは?などと意見も出ましたが、やはりアメリカ、シリコンバレー、視察先としては正解だったと思います。
個人的にも私のアメリカへの思いは実は一昨年、2016年からありました。関東の青年部の仲間が有志でアメリカへ行き、シリコンバレーの様子を群馬県伊香保で発表してくれたのが2016年の秋、そして2017年の秋には、京都で全日本トラック協会青年部会の近畿ブロック大会が行われ、そこで発表されたのが、アメリカの例でドローンを使った棚卸し(写真1)の話です。(写真2)は先端産業課のレクチャー資料の一部です。
(写真1)
(写真2)
そして2018年の今年。埼玉の青年部会で運営を行なった関東ブロック大会の研修会テーマが『AI・IOT』。関東ブロック大会の準備も兼ねて埼玉県の先端産業課の方のレクチャーも聞きましたし、本場アメリカの様子はいつの日か見てみたいと感じていたところです。
【2 第4次産業革命への認識】
もちろん、日本の物流は世界トップレベルで高度化されており、物流の技術についてはアメリカと比較しても日本が進んでいるとは思っていますが、AI・IOTについてはアメリカに敵いません。AI・IOTが世の中に与える影響、いわゆる産業革命の芽をいち早く察知し、私たちの物流業がどう変わっていくのかを感じたいと思ってました。

ちょうど今年に入ってから、弊社の取引先で入出庫のシステムを新たに取りいれることになりました。ベテラン作業員でないと商品を取りに行けない、そんな古いシステムを使っていたのです。2月からシステムを稼働させましたが、昨日今日入社した作業員がベテランと変わらずにピッキングを行っていく様子を見て、産業革命の意味を改めて理解をしました。今回の視察研修の中で言えば、サンフランシスコ日通の業務システムに非常に興味を持ちました。料金タリフや各種マスターを整え、そのデータを使い瞬時に解答へと導くのは、旧来の人間系オペレーターに代わるものとして将来発展、AI化していくのだろうと推察したところです。
▼ (写真3サンフランシスコ日通での説明資料)
【3 感じたことを忘れないために】
物流業にとっての来たるべき第4次産業革命とは何か?当然未来の話ですから誰にも分かりません。ただ、私が会社を経営しているであろう、今後の10年、20年の間には必ずや訪れることは間違いありません。アメリカで感じたものを忘れなければ時流に沿った経営ができるはずです。そこで、記憶の中に今回の視察研修をとどめておくために(アメリカを忘れないように)自分の会社に少しだけ″アメリカ″を加えてみました。
記憶をより確かなものにするために、実はこんな体験もしてきました。マクドナルドで注文(当然UBERもあり=写真7)、まったくJapanglishが通じません。地下鉄に乗る(写真8)。まったく分からない都市でひとりで地下鉄に乗るのは結構な勇気も必要でした。学生時代にパリで乗りましたが、その時の雰囲気や様子は20年経っても忘れてません。今回地下鉄に乗ったことで、今回の研修については20年経っても忘れることはないと思います。
(写真4▼) (写真5▼) (写真6▼)

(写真7▼) (写真8▼)

【4 視察研修を通じて】
第4次産業革命の物流・交通分野への影響はMAASと呼ばれるMobility-as-a- Serviceです。ライドシェアの高まりは、いずれモノの分野にも入り込み、個人や会社が所有するクルマではなく、イノベーターから生み出されたサービスに、私たちトラック所有の会社がどう協力していけるかがカギになろうかと考えます。いま感じているそんな『ぼやっとした』イメージを持ち続けながらこれからの20年、地下鉄の記憶とともに会社の社会適合を図っていくつもりです。
【5 最後に】
瀬山団長はじめ団員の皆さんにはたいへんにお世話になりました。産業革命の芽を感じることができた視察研修でしたが、普段業務の喧騒から離れた場所で時間を過ごした仲間ができたことは非常に有効な研修であったと感謝しております。このような機会をいただいた埼玉県トラック協会に感謝申し上げます。
平成30年度未来創造委員会 (青翔運輸株式会社) 古谷 隆之
瀬山団長、参加の皆様大変お世話になりました。初めての海外研修で、しかも英語も分からい中での参加でしたが楽しく研修を終えることが出来き、ありがとうございました。鳥居会長をはじめ協会の職員の皆様、お心遣いありがとうございました。
まず、参加の理由としてAI、IOT、自動運転に興味が有ったのと未来創造委員会に推薦され任命されたからには、アメリカの物流の仕組みや規制等、日米の違いや先端事例を百聞は一見に如かずと思いから折角の機会ととらえ参加しました。Tesla、NVIDIAと行きたいと思っていた2社がキャンセルになりGoogleとUber は元から予定無くて視察出来ず非常に残念でした。自動運転での事故がニュースになっていたのでキャンセルは仕方無いですが、Googleは、本社の周りで自動運転の実験をしていたみたいなので、その実験風景ぐらいは見たかったなと思いました。
アメリカに着いて思ったのがサービスの考え方が違うのかなと、バスに乗って思いました(写真1、2)。ドリンクホルダーやシートポケットが有りません。タバコ吸わないので、私はいりませんが灰皿も有りません、当然エチケット袋も有りません。日本のおもてなしと違うなと思いました。シートベルトだけなので安全に送迎すれば良いとの考えかたかなと最初は思いましたが、途中で日本では当たり前になっているが過剰サービスなのか?トラックでの車上渡し以外にドライバーさんが当たり前になっているのと一緒なのかと考える機会となりました。窓がスライドでなかったり、カーテンでなくスクリーンだったりとの違いも有りましたが、シートベルトは安全というよりは横揺れやブレーキ時に必要で、あんまり安全運行に感じられませんでした。また、途中で分かったのですが床やシートの汚れや臭い等、ドライバーさんの自腹らしくカップコーヒーやお菓子等は駄目とアナウンスが有りました。アメリカのトラックはオーナードライバーが多いそうなので、もしかしたらバスも、そうだったのかもしれません。
(写真1▼) (写真2▼)

◎CARBON EXPRESS INC
1983年設立のニューヨーク郊外の林というか自然の中に有る素敵な会社(写真3)で、全米トラック協会から表彰される程の液体輸送のリーダー的な存在企業でした。
2009年にSleeperCab(寝室付き)を無くしてドライバーをモーテルで休息させ安全を確保したとの事であるが、実際は輸送量を増やす為にSleeperを無くしモーテルを利用したところ従業員満足が上がったとの事、またトラックで寝ていれる場所も無くなってきている事情も有り結果として会社にもドライバーにもいい結果になった事例でした。
当社は長距離をやらないが長距離をやる会社にはいいヒントになるのではいでしょうか?日本では高速の数少ないハイウェイホテル位しかトラックを駐車出来ないと思いますが、フェーリーが休息になりましたし、フェーリーの利用と併せてホテルの利用を検討してもよいのではないでしょうか。
積載を増やす方ですが当社でも架装減トンが問題で、対応に苦慮していますが、日本では通称4t車が平でも箱でも3t取れなくなってきています。お客様は4t車だから4t積めると思っている方が多いと思いますし、中型免許用で作ると積載は取れますが免許の問題と高速料金が大型料金になってしまいます。
アメリカでもドライバー不足との事ですが、CARBON社では平均年齢が45歳で女性が1名いて平均給与が6万ドルから7万ドルになり長距離で稼いでいる人が9万2千ドルで、2週間の運行で3万ドルの運賃になります。州によって違うと思うがトランプ大統領の記事の中でトラックドライバーの平均年収が4万1千ドルって見た記憶が有るので、他社に比べると良い給与になります。
(写真3▼) (写真4▼)

ブリヂストンのM726という見たことのタイヤを履いていたが、35万マイル(約50万㎞)程度までもち、年間走行距離が約12万マイルなので3年程度もつ。パターン、硬さ、溝の深さの違いと交通事情等の違いは有ると思うが、かなりもち雪道もOKなので日本に導入されないのは何故だろう。車両も自社整備をきちんとやり20~30年使用するとのことです。
◎米国日通ニューヨーク引越輸送支店
概要の説明後に書庫センター(機密文書の保管業務)の見学と荷捌きや引越荷物を保管している第1倉庫を見学しました。倉庫の中にフェンスで覆われたスペースが有るので、なんだろうと思ったら保税倉庫でした。日本品質を維持するためにトレーニングルームで外国人スタッフに梱包やマナー教育をしている。大型の自動ストレッチフィルム巻き機を導入していた。
◎全米トラック協会
会長はアイスホッケーのチームが久しぶりに優勝してパレードの渋滞でお会い出来ませんでしたが、副会長に説明していただきました。会員3,000社で50州にそれぞれトラック協会が有り、労働者が不足しているようです。また副会長にはそれぞれ、財務、法律等の担当が有り、ロビー活動の一環として、ホワイトハウスにトラックを持込み、トランプ大統領に運転席に乗ってもらったり(写真5)、PRのためにI♡TRUCKSの缶バッチを付けてもらったり(写真6)してるようです。
(写真5▼) (写真6▼)

◎在アメリカ合衆国日本国大使館(写真7)
経済班 参事官の仁林様に米国経済の動向や日米関係等を説明していただきました。
米国経済の景気は着実に回復が続いていて、先行きも着実に回復が続くと見込まれる。ただし、今後の政策の動向及び影響並びに金融資本市場の変動の影響等に留意する必要がある。
(写真7▼)

◎CTC AMERICA
シリコンバレーを拠点に伊藤忠テクノソリューションズの現地法人でスタートアップ企業(ベンチャーIT企業)の発掘と日本への紹介(写真8)などを行っている。ARや企業の領空は無防備で悪意の有るドローン等の説明後にUC大学の二人の教授が作ったLOCIX社の紹介が有り、低消費電力カメラを使用した、倉庫管理やフォークリフトの最適化等を行うとういう内容(写真9)でした。完成したらセキュリティーの方でも使えるのではないでしょうか?防犯カメラ等でもいいような気がします。
(写真8▼) (写真9▼)

◎SAP
Teslaの本社の向かいに有るシリコンバレー最大のアウトサイダーとして4,000名の従業員を抱えるドイツ企業です。唯一の日本人従業員である坪田様に概要と合わせてデザイン思考を活用した企業の事業変革を学び、また、リストラ等の外資の厳しさも教わり、オフィスツアーしました(写真10、11)。自由な発想がし易い様に、いろいろな工夫がしてありました。
(写真10▼) (写真11▼)

◎BOX
1,400のアプリケーションと繋げられるファイルの共有クラウドサービス企業で概要説明(写真12)の後にオフィスツアーをしました。デスクが上下出来て、椅子や立って作業が出来るようにして有り、また、フロア事に名称を付けてイメージを変えてあり、社員食堂をLUNCHBOX(写真13)として料理も美味しそうでしたが、ゲーム機やビリヤード台等を設置して楽しめるようにして有って休憩中の社員がワールドカップをTV観戦して楽しんでいました。
(写真12▼) (写真13▼)

◎米国日本通運
米国輸送は80%がトラック輸送で、年間売上が7,260億ドル(約80兆円)の市場規模等の説明後に日通さんで使っていうシステムの説明(写真14)とデモ(写真15)が有りました。
(写真14▼) (写真15▼)

以上で簡単ですが視察研修参加レポートとさせていただきます。改めて、瀬山団長、団員の皆様、大変お世話になりました。皆様から刺激を受け新たな情報も得て実りある研修になりました。そしてかけがえのない仲間が出来たと思っています。このような機会をくださいました。埼玉県トラック協会に感謝申し上げます。
杉本 直樹 トーエイ物流株式会社
カーボンエクスプレス
ニュージャージー州のカーボンエクスプレス社を視察。主に潤滑油などをタンクローリーで輸送しているとのことです。注目すべきは、ベットレスのトラクターヘッドを使用し、モーテルで乗務員の休息をとらせている事でした。日本では、トラックステーションなどで宿泊施設がありますが、使用されているケースは少ないと思います。また、ビジネスホテルや旅館等があってもトラックの駐車スペースが無く現実的に不可能に近い状況であると思います。国土の広いアメリカならでは発想だと感じました。会社の立地条件についても別荘地のような趣きで、事務所内もアットホームな感じで働きやすい環境に感じました。 運行については2週間単位の運行で、売上についても日本では考えられない金額であり、改めてアメリカという国のスケールの大きさに驚愕しました。
全米トラック協会
ワントンにあるATA、全米トラック協会を訪問。役割としては、各州のトラック協会の取りまとめ、政府に対するロビー活動など、日本の全日本トラック協会とほぼ同様の役割となっています。アメリカにおいても日本同様に労働力不足が一番の課題となっており、今後十年間での貨物量に対し、約十万人の労働力が必要とされているそうです。人材確保のためにトラックドライバーのイメージを上げる努力を行っており、トラックドライバー自らメディア等にアピールしているとのことでした。また、ホワイトハウスにトラックを持ち込み、業界全体のイメージアップの活動を実施したそうです。労働力不足の対策として、様々な規制について緩和する活動も行っており、一例として18歳~21歳のドライバーでは、州をまたいでの運行は禁止となっていますが、この法案を撤廃する方向で動いています。ドライバー不足、輸送量の増加に対し、自動運転の推進、技術開発も進んでおり長距離輸送の補助的役割を担うことに期待されています。
アメリカにおけるトラックのエネルギーについては、日本同様に軽油が主流であり、排出粒子とオゾン層対策として排ガス規制を実施、30年間で一定の成果をあげています。また、燃費向上に対し、各メーカーにエンジンやタイヤの性能改善を要請しているとのことでした。ATAを訪問し感じたことは、アメリカにおいてもドライバー不足が日本同様に深刻な課題であること、ドライバーの平均年齢が上昇していることが今後どう対応して行くかということが共通の課題であること感じました。
米国日通サンフランシスコ支店
アメリカ国内の物流についてはトラック輸送が80%と日本よりもトラック輸送の比率が高くなっています。UPS、FedExなどの大手で10%、90%が小規模または個 人企業の構成とのこと。輸送品目については、機械、精密機器、自動車部品の順に多くなっているとのことです。配車については全米56支店で使用するウエブを使った配車となっており、料金履歴、車両情報、追跡システムも兼ね備えているシステムを使用しています。アメリカの労働時間については1日14時間の拘束、運転時間8時間に対し30分の休憩となっているようです。またELDという電子機器の使用を義務化し業務時間や運転時間の管理を実施していくようです。
カリフォルニアからニューヨークまでの4,800キロを2人で3日半で運行し、運賃については1月~9月までの通常期で$5,000、10月からの繁忙期で$8,000となっています。ただしここ最近のドライバー不足により、傭車支払いについては支払額が上がっているとの事です。また、ドライバーの平均年収については、$40,000から$80,000と日本よりも高収入となっているようです
今回のアメリカ訪問に関して感じたことは、国土が広いアメリカならではの発想とスケールの大きさに感動しました。またシリコンバレーの視察については、アップル社、インテル社、マイクロソフト社がアメリカで誕生したように自由な発想の国であると感じました。ただしきめ細かい作業に関しては日本の方が優れているのではないかとそれぞれの視察先で感じました。アメリカに到着し、日本車が多く走っていることもそのあたりがアメリカ国内に受け入れられている事と感じました。
今回の研修視察では、たくさんの貴重な体験をすることが出来ました。主催された埼玉県トラック協会に感謝し、この体験を今後の業務に活かせるよう日々精進してまいります。
グループB(石川・土田・直井)
石川 稔大 株式会社石川興業運輸
はじめに、米国物流産業 第4次産業革命等視察研修の募集の案内をもらい研修内容(自動運転等)に非常に関心があるし、アメリカ本土に行った事が無いし、ここ7~8年位海外にも行って無いから行ってみようと思い軽い気持ちで参加しようと思い手を挙げたことが研修のはじまりでした。
米国に研修に行く前に2回トラック総合会館にてセミナーを受けましたが多少理解できる事から全くついて行けない内容もあり、セミナーの回数を重ねる度に米国に行くことが不安になって来ましたがセミナー後に参加される一部の方で食事会を開いてもらい参加される方と懇親が出来少し不安が取り除けました。
今回の視察目的ですがアメリカ合衆国の物流事情と労働者の環境及び物流の自動化、省力化、効率化等に関する視察を通じて、将来の日本の物流業界のあり方を探る。という内容なのですがどうだったかと言われると非常に難しい問題ばかりでした。
物流事情が我が国と全くと言っていいほど違うんだなと感じました、というのも国土の広さ、判ってはいたのですがいざ行くとその違いに驚かされました、もちろんその様な広大な国土面積ですから当然労働者の環境も当然違います走行距離や拘束時間等、やはり日本と訳が違う(スケールがデカい)訳ですが米国に行って驚かされたのは物流の自動化、省力化、効率化においては法規制等の絡みが我が国より進んでいる米国の方が一歩二歩先に行っていると感じました自動運転のトラック輸送等は今回残念ながら見れませんでしたが全米トラック協会に訪問してトラック自動化委員会なるものがあるとの事で将来の自動運転技術を見据えて全米の方が進んでいると感じました、その中で一つ驚いたのが昨今我が国でもドライバー不足の話題がありますが実は米国も我が国ほどでは無いようですがドライバー不足が問題視されているとの事でした、給料面で米国のドライバー賃金は我が国よりは良い賃金でしたが米国の物価は日本に比べて非常に高かったです(例ペットボトルの飲料水が約300円)。
物流業界とは違いますが今回uber(自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリ)を使用してみました。行先までの運賃が乗車前に判り迎えに来る車の現在位置やドライバーが表示されるので非常に便利だと実感しました。現在70か国で展開しているとの事で日本も法規制等整えばタクシー業界への脅威だと感じました、また我々運送業界にも一段とドライバー不足を加速させるのかと感じました。
(写真1▼※配車アプリuberにて呼んだ車両) (写真2▼※車内)

今回米国に視察に行きまして何か特別な知識等を習得したかと言われると即答出来ないですが、これからの物流の変化が少し見えた様な気がするとしか言えませんが新たな情報知識はやはり重要だと感じました。トラック総合会館の研修前セミナー等もそうですが米国に行き色々な場所を見学させてもらい色々な知識を入れて前向きに考えをもって仕事をする事を再認識、米国に行く前に日程表をもらった時は1週間長いし研修ばかりだなと思いましたがいざ現地に行くと目新しい、こと、もの、かんがえ、で、あっという間の一週間でした。
今回この様な企画をしていただいた一社埼玉県トラック協会に非常に感謝し一週間一緒に過ごした瀬山団長はじめとする視察団の皆様に感謝しています。皆様大変お世話になりました。次回もこの様な研修があれば是非参画したいと思いました、参加出来て大変良かったです。
土田 武士 関東冷凍運輸有限会社
・カーボンエクスプレス
ニュージャージー州ウォートンに本社を置く運送会社。米国およびカナダに液体バルク製品を輸送している。主な配送品目は、潤滑油や石油製品。
ニュージャージーからアラスカまでカバーする長距離も行い、長時間の拘束時間になるため、寝台の廃止やモーテルの積極使用などの乗務員確保対策を講じている。
リアルタイムでの車両位置管理や、自動配車など利便性の高いIT活用も随所に使用されている。
・米国日通ムービング
ニューヨーク州ロングアイランドシティに本社を置き、全米27支店で一貫輸送体制による引越業務を行っている。日本品質、日本的サービスレベルを基準にし他社引越会社との差別化をはかっている。
引越業務のほかに、家財お預かりサービスや書庫センターサービスなども対応しており、包括的に業務展開している。
・全米トラック協会
1933年創立、全米でもっとも影響力のある協会の一つ。
法人税減税など政治施策に対して、ホワイトハウス邸内に大型トラックを持ち込み、その成果の報告会を行うなど宣伝活動やロビー活動が盛んであり、トラック業界の主導者であり続けている。
州連合や関係する議員および個人の組織する連盟を通じて、高速道路の安全性や安定利用、環境の保護やトラック業界のさらなる発展などを促進する研究を基にした政策を策定し、提唱している。
協会の専門官は、トラック輸送が経済において果たす重要な役割について政策立案者や一般市民に周知し、道路の安全利用を促進し、業界の環境目標を向上させる責任ある政策を推進している。
・在米日本大使館
日本大使館旧公邸は、1931年10月に創立され、1978年まで大使公邸として使用されていました。旧公邸は、1941年12月、戦争勃発後米国側に接収され、米国極東委員会の使用するところになっていましたが、1952年4月末日、日米交換公文とともに我が方に返還されました。
米国経済等の概況によると、2018年1-3月期の実質GDP成長率は速報で2.2%と設備投資、消費、輸出等がプラスに寄与し、景気は着実に回復が続いている。5月の雇用者数(非農業部門)は、前月から22.3万人増加し、失業率は3.8%と2000年4月に並ぶ低水準である。
先行きについては、着実に回復が続くと見込まれる。
また、市場では6月12-13日のFOMCにおける利上げが確実視されていたが、その予想通り同時期に1.75から2に引き上げが行われている。
・CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)
CTCでは、シリコンバレーでお客様と共にビジネスを創出、米国におけるパブリッククラウドの活動動向、AIで進化するサイバーセキュリティ、米国におけるAIの最新動向などを包括的に業務関連させています。また、近年台頭してきている評価額10億ドルを超える『ユニコーン』と呼ばれるハイテク新興企業との戦略的提携を進めています。
現在は、クラウドをはじめ、ソーシャル、モバイル、セキュリティ、ビッグデータ分析、シェアリングエコノミー、FinTech、loT、というテーマを掲げている企業の動向に着目しており、その中には『Uber』や『Airbnb』なども含まれています。
・SAP
1972年 ドイツにSystemanalyse und Programmentwicklung (システム分析とプログラム開発)を設立。1976年 社名をSAPに変更。
SAPの主な製品は、ERP(企業資源計画)に代表されるビジネスアプリケーション群であり、企業における会計システム、物流システム、販売システム、人事システムなどからなっており、それぞれがデータ的に一元化されているため、リアルタイムな分析が可能となっている。
近年では、異業種を含めた他社との協業を強化し、新たな領域での事業創出に注力している。
提携先は、apple、google、IBM、Microsoft、などのIT企業のほか、アンダーアーマー、UPSなどである。
・BOX
BOXは2005年の創業以来、セキュアな環境でのアイデアの共有、コラボレーション、業務の迅速化をより簡単に行えるようにしてきました。
現在、4100万以上のユーザー、74000以上の企業(Fortune500の59%を含む)が、クラウドでのコンテンツ・マネジメント・プラットフォームとしてBOXを選んでいます。
お客様の心に風を吹かせよう、リスクをとろう、早めに失敗しよう、10倍にしよう、オーナーになろう、ここはあなたの会社なのだから、日々、主体的に働きましょう、誠実にそして世の中をよくするよう心掛けを、お母さんを誇らしくしてあげよう(自慢の子どもになろう)。
カーボンエクスプレスは今回の研修旅行でいった唯一の実運送会社であり、実際のアメリカントラックはかなりの大きさであった。乗務員の就労状況や運送貨物法規、道路の路面状況やタイヤの摩耗率など実際の米国の貨物事情に触れられた貴重な体験であった。
近隣国ではあるが、他国間配送や同国内ではあるがアラスカまでの約6200キロもの長距離輸送などの配送内容はやはりアメリカのサイズスケールを感じさせるものであった。
また、そのなかでリアルタイムでの運行管理や自動配車の活用対応は、日本の主要企業の導入しているものに引けを取らず企業規模感的にかなり進んでいると考えられ、運賃環境などの優遇が一因と考えられる。と同時に、賃金などの面でかなり恵まれていると考えられる内容でも本格的な人員不足が始まっていることを考えると日本の物流事情もけっして他山の石ではないと考えられる。
全米トラック協会は、組織体系等詳しい内容については未確認の部分が多く、簡単に日本の同協会とは比較できないが、個々のトラック従事者やトラック企業の経済界内パワーバランスだと思われるが、組織としての結束力と強い影響力をもち、政治において大きな影響力を与えていると考えられる。また、ロビー活動なども大変盛んであり、それが今日の米国内トラック企業とトラック従事者の地位向上につながっていることは容易に想像できる。
在米日本大使館は、当然ながらこういった機会でないと裏側までお招きいただけることはないので、その貴重な体験に感謝したい。内容としてはやはりトランプ大統領を筆頭に強いアメリカを作り上げるという意気込み通りのアメリカ経済内容になっている。
国内経済では、利上げを年三回と予想したり、歴史的に低水準である失業率などかなり景況感はよくなってきているが、対外的な部分では、米中貿易摩擦が発展し、500億ドル相当の中国製品に関税を課したり鉄鋼、アルミ製品の関税を引き上げたりし結果、中国側も30憶ドル相当の米産品や豚肉、アルミ製品に対し追加関税など米中貿易戦争の様相を呈している。
CTCについては、通信インフラ系企業からクラウドサービス、ITセキュリティ、スタートアップ企業バックアップと企業内分社していったイメージで、主に説明を受けたのはスタートアップ企業バックアップである。
資金力のないスタートアップ企業にエンジェル企業との橋渡しをするだけでなく、法務、労務、経理などの専門スタッフの派遣も行っており、また戦略的提携という懐柔策兼技術転用策など今のシリコンバレーのホットワードであるコラボレーションの名のもとにかなり柔軟な企業姿勢をとっている。
SAPは、ドイツの古い体質の会社であったが、日本と似た境遇の国同士で全く違った発展を見せた企業だと感じた。正しくは、CTCなどがそうなろうという方向性なのかもしれないが、かたやシリコンバレーで就職ランキング上位企業とかたやシリコンバレーでウィンドショッパーとありがたくもない名称いただいた国の企業として現在の境遇の差には我々として考えさせられる部分は多分にある。内容にしても名だたるシリコンバレー企業とコラボレーションしているだけあって、話せる中でかなり最新のものであったと感じられた。
特にダイナミックプライシングである。例示としては、Uberは依頼者によって全く同じ運行内容であっても価格の差異が発生する、アマゾンブックスは値札のない本屋であるが購入者によって価格が前後する、アマゾンフレッシュはたとえばオレンジの価格を購入者ごとに値付けられるように分析が行われているということである。これが意味することは、価格決定権は元来購入者にあったものだが、今後その主導は提供者に移るのではないかという話なのだが、正しくはAIを駆使したプログラミングシステムにもっとも最適化された価格を人類が提示されるというと言い過ぎだろうか。
AI技術の導入により、特定サイトのクリック回数などで個別の広告表示の変化やアマゾンの購入履歴における全くの未知商品の提示などビッグデータ解析は部分的実用の段階までは進んできている。
BOX社は、自分の知らない会社で使っていないクラウドアプリケーションであったが、その企業規模はシリコンバレーでも随一で世界的にもよく知られたソフトであった。どのデバイスからでもアクセスでき時間と場所選ばず、過失訂正の表示確認も可能であり、可視非可視の設定ができ、クラウド上のセキュリティもかなり高いシステムになっており、名だたる企業や官庁、学校法人で採用されている。
今回このような貴重な機会をいただきました関係者の皆様には大変感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。
豊島梱包運輸株式会社 部長 直井咲子
アメリカはITの最先端
・はじめに
この度、米国物流産業・第4次産業革命等視察研修を企画して頂いた関係者みなさまと、献身的なリードで研修を成功させてくれた株式会社日通総合研究所の大島様、そして私たちをまとめてくださった瀬山団長、未来想造委員会清水委員長に心より感謝申し上げます。日本では経験できない多くの学びと、参加者みなさまとの交流も貴重な財産となりました。
・物流視察
ニュー・ジャージー洲にある液体のバルク輸送業界のリーダー的存在である『CARBON EXPRESS』へ視察に行った。ドライバー平均年齢45歳。(業界平均年齢は57歳、ちなみに弊社は42.8歳)
積載率を向上させるためにトレーラーヘッドの寝台を外した。それに伴い、ドライバーたちはモーテルで休息することになった。その結果、労働環境が良くなり、ドライバーからも高評価だそうだ。
この話を聞いて、日本にも寝台をなくした大型トラックがあることを思い出した。寝台を外すことによって10%荷物が多く積めるトラックだ。66立米積める=『ロングロクロク』と名付けられた。日本も最先端を追っている。
アメリカはコンボイが主流だ。車両を購入する際、キャブとエンジンをそれぞれオーダーするためボンネットの部分が大きく、エンジンがのせやすい形状になっているのだ。
タイヤはブリジストン、ミシュランが人気だ。アメリカは長距離輸送が主流のため、タイヤのみぞが深く、日本のタイヤの1.5倍は走るとのこと。
1)
2)
3)
・シリコンバレーのリードするイノベーション
私たち視察団は、シリコンバレーにあるドイツの老舗IT企業『SAP』へ訪問。
平均年齢は24歳だそう。
日本とドイツの共通点は多い。高齢化が進み真面目で完璧主義者が多い。『重い既存事業をどう変革していくのか』をテーマに『デザイン思考』と『両利き経営』を学んだ。
今求められているのは両利き経営だ。
『SAP』はドイツの既存事業を変革するために新規事業をシリコンバレーで始めた。社長が既存事業を担当し、会長が新規事業を担当し大成功をおさめた。新規事業を起こしながら既存事業をどうやって守るのか。それをひも解く。
シリコンバレーでは、日系企業のプライオリティは低いそう。なぜなら、視察に来て学んでも、行動を起こさないからだと述べた。
同じ方向を向いて、同じステップで、同じスピード感で仕事をしていくためのイノベーションを起こすために『SAP』がフレームワークとして取り入れたのが『デザイン思考』だ。
そのプロセスが『EMPATHIZE顧客への共感』『DEFINE問題を定義』『IDEATEアイデア創出』『PROTOTYPE試作』『TEST検証』
できるだけ多くのアイデアを出し、試作と検証を繰り返す。簡単に試作できる専用の部屋もあり充実した環境である。
さらに目についたのは、壁にポストイットがたくさん貼ってあったこと。その場で思いついたことを貼れるようになっている。いくつものアイデアをメモしておくことでアイデア同士がつながって新しいアイデアが生まれるそう。あとは情報を『結果と原因』『目的と手段』などの視点で倫理展開させる。
4)
5)
6)
運送業界に不足している人材採用・育成や、ミレニアム世代の確保、モチベーションマネジメントもひも解けるだろう。その『しくみ』をやるかやらないかは自分次第だ。
グループC(井田・塚原・井田)
北関東陸運株式会社 井田敦・井田雄
いままでアメリカには高校の修学旅行や家族旅行でラスベガス、ロサンゼルス、ハワイ、グアムなどを観光してきましたが今回は初の仕事で視察研修ということでこれまでの旅行と違うので本当に楽しみ半分、何かを必ず日本に持ち帰らないと行けない。自腹で行っているわけでもなく、会社の従業員の代表で行かせてもらっていること。という引き締めた気持ちで。そして埼玉県の運送会社の代表の方たちと管理職をされている方たちとの一周間という濃い時間を無駄にしてはいけない。情報交換そして繋がりを作り日本に帰ってもいい関係を継続していけたらと思い、出発しました。
初日のニューヨークは人生初で日本より都会をイメージしていましたが建物も古く想像していた景色とは違いました。しかし夜中になっても明るく、人が減らない眠らない町。と感じました。
ワシントンではシリコンバレーが印象的です。年収1000万以下だと生活保護を受けるということで街の景色は普通の田舎です。そこに世界で有名な大手企業がいくつも本社として構えておりBOXをはじめとするIT企業を人生で初ですが訪問して作業場まで見せていただいたことは本当に刺激的でした。
サンフランシスコに移動して一番に思ったことは「寒い!」なぜこんなに温度変化があるのかと思いましたが単純にニューヨーク=サンフランシスコまでは日本でいう北海道から=沖縄くらいに離れていることに気づき理解したのをいまでも覚えています。アスリートも含めアメリカ全土に飛び回りベストパフォーマンスをすることの難しさを元々スポーツをやっていた私は感じました。
今回は正直アメリカに行き日本に持ち帰り使えるなどと感じたシステムなど技術はなかったです。ですが運送業界はそう感じましたがやはりファッションやITなどは日本より確実に進んでいると感じました。運送業界だけではなく違う会社にも視察訪問させていただき考案していただき本当に感謝しております。日本にいては感じられないことを多く見て感じることができました。また機会がありましたら是非研修旅行に参加したいです。本当にお世話になりました。
塚原運送株式会社 塚原康弘
今回の米国研修においては、現地運送会社やトラック協会、大使館や世界の先端を走るシリコンバレーの企業を視察し、肌に感じる事により、自身の見聞を広めることができました。今回の研修において特に感じたのは、何か新しいモノを生みだそう、生み出してやろうというパワーです。与えられた状況の中で当たり前に過ごしすぎているのかなと自分自身を感じました。スタートアップ企業とベンチャーキャピタルのような関係の様に、今後何か自分のアイディアや考えを生み出し、それを共感してもらい、協力や支援を募り、自社を発展させていかなければと思いました。他、人材不足が叫ばれるなか、従業員の満足度を高めていかなければと感じました。
今回、多くの同業他社の方と長時間行動させていただいた事により、人間関係の構築、また、考え方や意識の高さを知ることができ、非常に勉強になりました。今回の研修旅行に快く送り出してくれた会社の為にも、この体験を無駄にせずに精進していきたいと思います。皆様、どうもありがとうございました。
グループD(野村・坂本・穐山)
野村 文昭 野村陸運株式会社
この度、6月10日から17日の8日間、埼玉県トラック協会の海外視察研修でアメリカ合衆国を訪問して参りました。我々は先ずニューヨークから入り、首都ワシントンD.Cへ陸路移動し、最後はサンフランシスコまで飛んだ計三ヶ所の都市への移動でしたが、その中で7箇所の訪問先を見聞する事が出来ました。米国は昨年大統領が代わり、その政治、経済の動向が世界中から注目されている状況であります。私としても、同じ輸送業界のメンバーと共に米国の物流の現状を見る良い機会と考え参加致しました。
トラック会社の最初の訪問先としては、ニュージャージー州に在るカーボンエクスプレス社で、65台の車両を保有している危険物を専門に運ぶ会社でした。74歳のスティーブ・ラッシュ社長は1983年にドライバーから起業した叩き上げの社長さんで、正午前の我々の訪問に対し、昼食のバーベキューを用意して下さいました。熱心に質問に応じ、日本の輸送事情にも関心を持っていたようで、生き生きとした目が印象的でした。南はテキサス、北はアラスカまで運行する場合は10日から2週間掛かり、これまで通常とされていた車中での睡眠休憩よりも安全が肝心と言う事から、これを見直し、今ではいずれの車両も宿泊施設に停車、及び宿泊させる事によりドライバーと車両の安全が保たれたようです。また、この会社に勤務しているジョンさんは、後日ワシントンで訪問した全米トラック協会の上級役員も兼務するベテランの社員さんで、2015年にはSafety Director of the Year(安全優秀指導者賞)を獲得されております。同社は2016年も州のトラックドライバー賞、及び安全技術賞、優秀雇用者賞など三つの賞を獲得しており、運行の安全、健全な経営に鋭意御努力されています。社長さんに、トラックの自動運転に関して思っている事は、と言う質問に、「そんなの俺が生てる内には絶対出来っこねえと思うよ」との返事が印象的でした。
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米国に於いても燃料の価格は上昇傾向にあり、滞在中のスタンドの価格掲示は東海岸辺りでガソリン2.95セント/ガロン、軽油3.31/ガロンでした。(1ガロン約3.8ℓ)これが西海岸辺りへ行くとガソリン3.90、軽油4.10セント/ガロンと高くなっており、カリフォルニア州は全米で一番高いそうです。ガソリンはレギュラー、プラス、プレミアム(スプリームとも呼ぶ)の三種あり、其々が10セントずつ高くなっています。米国を大きく地域別に分割しますと、アラスカ州やハワイ州を含め、7地域になりますが、大まかに価格は西高東低と覚えておけば分かりやすいでしょう。値上がりには米国なりの原油調達コストの理由があるようで、カリフォルニア州などは他の州より自動車の数が圧倒的に多い事や、精製されたバイオ燃料も添加され始めているのも上昇理由にあるようです。一方、安い地域は産油しているテキサス州で、東より10~33セント程安く、西より80~90セント安い価格帯のようです。
いずれの視察先に於いて感じたのは、燃油の価格や、ドライバー不足は今後のアメリカの輸送業界にとっては、一番の悩み所というのが印象的でした。我々は日本大使館訪問での質疑応答の時、優秀な職員さんのお話を伺う機会を得ましたが、米国でも日本と同様に車離れが進んでいる事や、ドライバーの地位は日本とそれ程変わらない事、賃金は一見比べれば高く思えるかもしれないが、物価も日本より高いこともある為、生活するとさほど変わらない事。また、トラックの自動運転技術は公道の事故もあれば州によって法規面で異なりがあり、試験走行の一時中断もある事など、多岐にわたり米国での現在を知る事が出来ました。ここで印象的だったのは、移民でドライバー確保が補えるか?との質問に対し、「ドライバーを出来るのは移民じゃないです」と言った返答や、「日常生活をする上で、日本よりアメリカのほうが凄いと思うことは無い」と言い切った言葉が強く残りました。
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ニューヨークからワシントンまでは陸路、バスで国道95号線を南へ5時間少々走りましたが、都市を出れば信号で停止する事など殆ど無く、緑豊かでなだらかな丘陵地帯を、休憩を挟みながら真っ直ぐ走り続けました。路面の質はともかく、道は至って単純で郊外は三車線、都市部に近づけば最大で7車線あるフリーウェイは文字通りFree(無料)で、料金所はせいぜい大きな橋を渡る時などで、あちこちに設置されている訳ではありません。東のニューヨークから西のシアトルや、サンフランシスコ又はロスアンゼルスへは、約4、700kmの距離があります。行こうと思えば、辿る道の経路は容易な事や、掛かる費用は燃料代だけで、我が国のように高速代がどこからどこまでがいくらなのか、また、渋滞になるから迂回して行こうと言った事は考えなくていい訳です。車窓から風景を眺めながら、ふと、仮に、日本の高速料金をこのアメリカの長距離走行に当てはめたとしたら、一体いくら取られるのだろうと考えました。
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米国で「トラック」と言えば、それは大型トレーラーでありまして、日本の単車タイプの車両よりも、ボンネットタイプの運転席で、53フィートある車両の方が道路で圧倒的に多く走っています。トラクターはベッド有り、無しのタイプがあり、ベッド有りの型式などは二段ベッドで冷蔵庫やシャワー、キッチンやトイレなどがオプション装備可能となっています。従って広い大陸を走るには快適装備と言えますが、前述のカーボンエクスプレスなどは、このような仕様の車両は高価で、適切な運行と休憩を取る為の安全性に不安ありと判断した事から、ベッドレスタイプに取り替えた会社もあります。荷室は後部の開閉扉式が多く、左右からの荷を取り出す日本でよく走っているウイング式は見かける事はありません。UPS社やFedEx社の単車では左右にスライドドアを備えた車を見かけますが、車高も日本のように低床タイプのものは無く、高床の荷室を備えた車両でした。
この後部の開閉扉、所謂、観音扉式が多い事に私は、広いアメリカならではの羨ましさと合理面を感じました。それは、トラックは積み地でも降ろし地でも後の扉を開けて建物へ接続し、出し入れすればいいのですが、これは何処へ輸送しても大抵の建物が同じ様なインフラ設備になっているから成し得る訳です。振り返り我が国のドライバーの仕事振りを見ますと、(運送会社の輸送品目にもよりますが)納品先の環境を把握し、それに応じて右や左のウイングを開け、後ろの扉を開け、側を通る車両に気を付けなければならなく、その荷役作業の殆どがドライバーに依る積み降ろしとなっています。米国のドライバーは、全てではありませんが、ブースに到着したら後の扉を開け、荷の積み降ろしは建物の中の人が出し入れし、ドライバーはその間に既に荷が積まれたトレーラーを接続して、また走り出すと言った運行が多いようです。広い国土を持ち、その区間は近距離と云えども一日乗務した総距離は日本で走るトラックよりも長く、ドライバーにわざわざ荷物の取り扱いをさせている時間よりも、走行している方がより効率的と感じました。
ATA(全米トラック協会)は、トラック業界を広く社会に周知させ、業界の安全や利益の為に寄与する団体で、政府及び諸官庁に対し、トラック業界を代表して意見を述べ活動しています。日本と共通点がある問題は、1、労働者不足の問題 2、トラック業界のイメージ向上、です。幸いにも現トランプ政権はトラック業界の価値を高く評価、認知しており、「トラックが走ればアメリカは成長する」と業界を激励しております。米国にとって、隣国のカナダやメキシコに対する貿易にはトラック輸送は不可欠で、両国への45%の貨物がトラックによる輸送で支えられています。ATAは議会へ申請中の法案の一つとして、ドライバーの麻薬やアルコール依存に関する検査記録の保存の義務化を、2020年に発行すると言う事です。また、最近考案中の法案としては、18歳から21歳の州を跨ぐ車両の運転を可能とさせる案や、若年者が学校を卒業した後、トラック業界に入った場合には、商業用車両に従事しやすくする事などが挙げられます。
車両の自動化については、完全自動化を目指して開発しているようですが、現状はまだ近距離の試験段階で、当面は人の乗車を兼ねた自走の実験を繰り返している段階のようです。物流の労働人口がより減ってきている中、新型車両への自動化技術を出来る限り導入する事が予想されます。
最後の滞在地、サンフランシスコでは、シリコンバレーに在るIT関連企業への訪問でした。特にSAP社で働いている優秀な日本人の方の説明は興味深く、「破壊的イノベーション」、「人が本当に必要としているものは何か?」や、「デザイン思考」のご説明などは、創造力に欠けると言われている私達日本人には大変有意義な講義であると感じました。また、オフィスはいずれの会社も清潔で自由にデザインされ、就業形態も其々が自主的にある程度自由な時間に勤務出来、自宅での業務も認めている事など、働きやすい環境を整えながら自由度を確保している様子を見る事が出来ました。これらシリコンバレーの会社を訪問した私の印象を要約すれば、それは「必要は発明の母」である、と言った所でしょう。
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視察の中で、食事を楽しみながら交わす会話や、訪問先、或いはバスの中でメンバーの皆さんから出て来る様々な意見や感想は、同業者としての観点を一人一人が持っている為、大変参考になる有意義な時間でした。
これら視察先の皆様に対し深く感謝申し上げると共に、この度の視察を取り纏めて下さいました瀬山団長、清水委員長、日通総研の大島様、並びに埼玉県トラック協会の瀧澤様、そしてメンバーの皆様や、ご支援下さいました皆様に心より御礼申し上げ、私の報告とさせていただきます。有難う御座いました。
坂本 篤子 大和輸送株式会社
CARBON EXPRESS INCのPresident Steve Rushにご説明頂いた。ドライバーの収入は、高収入者で92,000/年(一運行2週間で2〜3日休み)。運転時間は、1日14時間(8時間走行で30分休憩)。環境に影響を及ぼす物を運んでいるドライバー全員が危険物の資格を保有している。ドライバーの確保については大変で、給与をきちんと支払うことができるかどうかが鍵。台車のタンク(仕切りは縦型)は$7,000/本、耐用年数は20年〜30年、平均42フィートで40tの積載。タイヤは35,000マイル使用可能ということだが、日本のタイヤの5倍耐久性があるのだろうか。若いドライバーの教育にはOJTで6ヶ月かかる。今後の自動運転については難しいと思うとのことだった。
★Cabon Expressは、事業所内がとても綺麗にされていると感じた。特に、整備工場は工具等が整然と置かれていて、床にもオイルの跡が残っておらず、清潔を保たれていた。全ての車両から、寝室兼用運転台者を排除し、モーテルでドライバーが休息を取ることを導入された観点からも、ドライバーの労働環境にすごく配慮されていると感じた。労働時間について日本よりも規制が緩い。ドライバーを家族のように思う気持ちが伝わってきた。
Nippon Express USA, INCにご説明頂いた。ひとつは、1,438㎡書類書庫センターについてで、30社の書類(23,000ケース)を15°程度の温度管理をして保管している。もうひとつは引越輸送で3,368㎡が保税倉庫となっている。下請けは ラテン系(メキシコ・コロンビア・コスタリカ)が多く、マニュアルの作成はスペイン語で、OJTに6ヶ月かかる。引越輸送にかかる時間はNY~東京で片道2ヶ月とのこと。
★Nippon Express USA, INCは、倉庫内のロケーション管理がしっかりされているので、貨物を多く扱える体制になると感じた。書類保管については、寒冷期のために気候に合わせた対策を施されていた。
全米トラック協会(ATA)にご説明頂いた。全ての州にトラック運送協会があるとのこと。主な活動は、議会のロビー活動、行政府・諸官庁への働きかけとのこと。課題は次の通りで、・今後10年間の貨物輸送のため10万人が必要とされる・トラック運転者の平均退職年齢は58歳・人材確保のためのトラック業界のイメージを変える働きをしてきている・安全関係の技術、自動化技術が導入・ドライバー不足に対応するための法改正(現在は18−21歳のドライバーは州を超えての運転は禁止)等々。
★全米トラック協会(ATA)は、トラック協会として事業者のために組織的に政府への働きかけを行なっていると感じた。ドライバー不足の観点から平均体側年齢が58歳ということを鑑みると、実質ドライバー不足は日本より深刻のように思われる。
在米日本大使館の参事官仁林様・森様にご説明頂いた。アメリカ経済は良好で失業率は歴史的低水準。シェアリングエコノミーが急速に広がっている。アメリカはITを積極的に取り組むが上手くいかないことの方が多い。アメリアの人口は今後も増え続ける見込みとのこと。アメリカにおける物流事業者の国内における産業間の位置づけは日本と変わらない。物流事業者の給与水準は、日本よりアメリカの方が物価水準が高いので給与も高い(物価水準考慮すると日本と変わらない)。
★在米日本大使館は、300人の職員の方がおられ、アメリカの様々な情報収集に注力されていると思った。
CTC Americaの松本様にご説明頂いた。1990年から伊藤忠テクノソリューションズアメリカでビジネスを始め、現在30名のスタッフで120社以上のスタートアップの日本展開を支援している。スタートアップとは会社の誕生から成功までとし、6〜7年かかる。スタートアップを支えているのが、ベンチャーキャピタル400社あり、その7~8割がシリコンバレーにある。始めた当初はハードウェアー中心だったが、10年ほど前からはソフトウィアークラウドサービスがビジネスの中心で、現在9000社の顧客がいる。シリコンバレーの日系企業数の推移は2016年770件の過去最高の企業数になった。
Customer Experience(顧客の体験を高めるためにどうするか)→Employee Engagement(従業員の仕事のしやすさを追求)(従業員の満足度が高ければ高い程、顧客の満足度が高い)
Today is AI. Make it visiable → 可視化(ITを最大限に活用するためには、可視化することが目的を実現するために必要)
Iot(Internet of Things)→2020年までに500億のディバイスがインターネットにつながる。Iotの現状→何をするかより繋がったら何かが出来るだろうというIotの踊場にきている。今後はIotのセキュリティーにもっとお金をかけなければいけない。
続いてLocix Inc.のMatt Davidson様にご説明頂いた。Local Positioning System(LPS)ロジスティクスを利用して倉庫運営を助けたいと考えており、倉庫内を10-15㎝の範囲でロケーション管理が出来る既存のプラットホームに繋げられるとのこと。
★CTC Americaの説明で、GoogleやApple、Uberなどのビジネスの成功の要因はプラットホーム型ビジネスといわれており、利用者間のマッチングがオープン化しても安全に利用できるセキュリティーが確立されれば、更にICT(情報通信技術)の活用が進むものと感じられた。またLocix Inc.の技術は、フォークリフトの稼働時間を考えた場合、開発中のカメラを使ってフォークリフトの動きに対して、適正台数を提供してもらえることができる、フォークの使用頻度の管理をすることができる等々、このカメラにより防犯機能のみならず、荷物の入出庫管理、フォークリフトの動態管理が従来より良くなりカメラがあることによって無駄の削減及び売上に貢献することができると感じた。またカメラの脱着施工も簡略化できるのでは思う。
SAPの坪田様にご説明頂いた。坪田さんは、福井県出身でドイツの伝統的な会社でシリコンバレーに進出した企業唯一の日本人(インド30% 中国20% アメリカ20% ドイツ10%…日本人1人)、坪田さんは、シリコンバレーにて日本企業との新規事業共想を推進シリコンバレー最大のアウトサイダーとして4000名の従業員を抱えるSAP Labsの一員、伝統あるドイツの会社でありながら、それにとらわれることなく仕事を創造するオフィスで活躍されている。これから求められていくのは、デジタルエコノミーにおけるスタートアップ時代に破壊的イノベーションを起こすことである。そのためには「デザイン思考」が重要。デザイン思考とは(・人が本当に必要としているものは何か?、・普段自覚していなくても、改善することでより便利になるといった「潜在的な困りごと」を発見すること、・その上で、新しい領域を作り出す「破壊的イノベーション」に繋がる、・更に、より暮らしやすい世の中の実現を目指すということである)。
★SAPのオフィス自体が常に楽しく、チャレンジ出来る環境、会社全体がフレンドリー、社員が仕事に対して真剣に打ち込める環境にあるし、報酬としても見返りを受けられる、お客さんの要望に対して、それをミッション化して、達成することを考えているようである。自由には責任が伴う、既存事業を守りながら、新規事業を作るということを感じられた、。
BOX社のステファニー様にご説明頂いた。会社のミッションは「世界中の人を一緒に働かせるにはどうしたらいいか」を可視化すること。BOXとしては、一つのプラットホームで社内・社外において仕事ができるように、使いやすく汎用性のあるプラットホームを提供していく。今後の課題は、ITが細分化しているのでUserが使いにくくなっている他、情報セキュリティーの問題がある。今後何を重要と考えていくか(顧客に向けて)というと、問題解決に向けて方向性が間違っている場合の軌道修正をTime to value(早く実証)することであり、長期・短期の変革のお手伝いをする。
★BOXの提供するプラットホームを利用してさまざまなアプリケーションを繋げることでよりUserのニーズに沿ったコンテンツを管理できるようになるのではないかと感じた。
Nippon Express USA, INCのサンフランシスコ支店 原様にご説明頂いた。全米全体の80%がトラック輸送、そのうち90%が小規模のトラック業者。鉄道網はロサンゼルスが充実してる。最近はガスの値段の上昇のため運賃が上昇している。ドライバーの平均給与は$40,000/Y~$80,000/Y人手不足は深刻で10万人のドライバーが不足する見込み。
★現場の問題は、日本と同様であると感じた。
株式会社盛運 穐山千寿弥
アメリカという大きなスケールを感じることができ、陸輸送では日本とは違い長い距離を走行するためのタイヤが日本とは違い溝が深かったことが印象的でした。
監視カメラの動態管理については、トラックの駐車スペース、フォークリフトの適正台数、適正保管坪数との結びつきができると感じました。
アメリカでは上司部下の関係性というよりも、家族での父親、母親、その友人というイメージが個人的には感じ競争の中にも、とても暖かく発想豊かで挑戦を続けている会社づくりをしている印象を受けました。
今回学んだことを休憩室、食堂、会議室等様々な部分を会社に取り入れ、人と人とのコミュニケーションを図り職場環境を変化していくによって、人財不足の中、入社した社員が永く務めることに繋がり退職予防になっていくと感じました。
最後に、今回視察での仲間との繋がりができ1社単独ではなく共に生き延びていくためにも、共に策を考え、共に物流業を発展させていくことによって魅力ある業界になっていくと考えております。
今回このような機会と経験を与えて頂いた埼玉県トラック協会の皆様と今回同じ釜の飯を食べた仲間、旅の期間お世話になった瀬山団長に心より感謝申し上げレポートとさせていただきます。ありがとうございました。
グループE(添野・篠崎・添野)
東栄運輸株式会社 代表取締役 添野 和良
今回米国視察という機会に恵まれた。訪問先の状況についてはグループレポートで詳細な報告があろうから、少し視点を変えて車両という観点からレポートすることとする。
ニューヨーク到着後最初にたずねたのはカーボンエクスプレス社。タンクローリーによる輸送を行っている会社だ。まず目にした車両は、米国では標準ともいえるべきトレーラートラックだ。ヘッドは後部2軸、トレーラーは後部2軸の標準的な5軸トレーラートラックだ。この車両を前にしてカーボンエキスプレス社のスティーブ・ラッシュ社長より話を伺う(写真1)。
▼視察団より贈呈したはっぴ姿のラッシュ社長(写真1)

アメリカのトレーラートラックと言えばボンネットにスリーパー付きのトラクタを思い浮かべるが、この車両はボルボ製のボンネットトラクタではあるもののスリーパーは無い。何泊にも及ぶ仕事でドライバーの睡眠をモーテルでとらせ、充分に休養をとらせることと、限られたサイズで荷物をより多く運ぶためだとのこと。このトレーラーの連結総重量は80000ポンド(約36.3トン)。スリーパーを無くした分だけより多くの荷物を積載できるのはよくわかる。ちなみにトラクタを2台つけて運ぶと127000ポンド(57.6t)迄運べるという。こういう走り方は日本では聞いたことが無いので耳を疑ったがユーチューブで検索したら、2台どころでは無く3台で牽引と推進で運ぶ画像がいくつもあって、さすがアメリカだと思った。
続いて整備工場へ案内してもらった。工場内では後軸の車輪を外して整備中のトラクタが1台あったが、外されたタイヤを見て、皆このタイヤの太さに驚いた。幅が30cmはある(写真2)。そして車庫内に止まっていた別のトラクタを見てまた驚いた。後軸が1輪だ(写真3)。日本で見る大型トラクタの後軸は全部2輪(つまり1軸に左右でタイヤが4つ付いてるという事)だから、総重量80000ポンドのトラクタの車輪が1個しか付いてないというのは意外であった。これも、タイヤを少なくすることで摩擦や重量を減らすためらしい。そのために太いタイヤという事になった。後に調べてみたら日本でも自動車運搬車やタンクローリーの一部で採用されてるらしい。広大なアメリカでも、重量制限や寸法制限に対処するための工夫が必要であること、いかに一度に大量に物を運ぶことや燃費低減に知恵を使っているかという事がうかがい知れた訪問であった。

▼ 太いタイヤ(写真2)
最後軸が1輪のトラクタ(写真3)▲
翌日、我々はニューヨークからワシントンへ向かったが、重要幹線という事で、すれ違う大型貨物のほとんどがトレーラートラックだ。この後サンフランシスコでもそうだったが、ほとんどが5軸の大型トレーラートラックで、日本でよく見る大型トラックというのはほとんど見なかった。日本で許可なく走れる車体は、車両総重量が20t、だがアメリカでは80000ポンド(約36t)、最大長は12mだがアメリカは州による違いはあっても65フィート(19.8m)とかそれ以上。軸重は日本が1軸10t以下なのに対してアメリカは2軸で34000ポンド(15.4t)以下だから当然軸数の多いトレーラートラックで大量に物を運ぶ事になる。
▼ハイウェイのSAに並ぶトレーラートラック(写真4) SCALE LANESの看板の手前で停車(写真5)▼


車両メーカーは北米という立地からか、フレートライナー製が3~4割、ケンワースとピータービルトが各2割位か、ボルボも結構見かけた。マックはあまり見かけなかった。色は圧倒的に多いのは白、半分くらいが白色であった。続いて赤や黒っぽいダーク色が1~2割というところ。やはりスリーパー付きの超大型が多かった(写真4)。
メリーランド州に入ったあたりで、ウエイトステーションというのがあって、大型車両は重量のチェックを受けることになる(写真5)。アメリカでも重量規制は厳しく、こういった重量計測所というのが各州の入り口にあるらしい。軸重制限が日本より厳しいのには驚きだ。
続いて西海岸サンフランシスコの米国日通に移る。前述のとおりアメリカの重量制限は総重量で80000ポンド(36t)である。幅は102インチ(約2.6m)以下、長さはカリフォルニア州で75フィート(22.8m)以下であるとのこと。これを超える、いわゆるオーバーサイズ、オーバーウエイトについては、数インチ程度ならいいが、それ以上のものは許可を受けることになる。各郡(州はさらに幾つもの郡に分かれる)へ許可申請することになるが、かなり大きいものは別として通常2~3日で許可になるとの事。但し黄色の回転灯をつけて誘導車を配置して夜間走行となるそうだ。これは日本と同じだが日本では許可になるのに3か月以上かかることもあり、この辺が日本とは異なる。今回の視察中に2回ほど、黄色のランプをつけて走行していた車両に遭遇した。1度目は初日、前述のニューヨーク州のカーボンエクスプレス社を訪ねた際、同社入り口のすぐ手前で追い抜いた。予期してなかった事でうまく撮影できなかったが大きなホイールショベルを積んだトレーラーが誘導車を後部につけて走っていた(写真6.7)。2度目はサンフランシスコの高速道路ですれ違ったトレーラーがやはり黄色の回転灯をつけて走行していた。
▼黄色のランプを点滅しながら走るトレーラートラック(写真6、7)※後ろからついていくのが誘導車らしきもの

アメリカという広大な土地柄、ごみなども大して分別してないという印象が強くあり、貨物輸送の規定ももっと緩やかだろうと思っていたが、貨物輸送を取り巻く環境は日本とあまり変わらないと感じた。
ウーバーに乗ってみた。
シリコンバレーから発信して、世界70か国にも広がったウーバーを体験してみた。先ず最初はサンフランシスコの滞在するホテルから有名なゴールデンゲートブリッジまで。サンフランシスコ在住の通訳フェイさんに聞いたところ一般的なタクシーなら20ドル位だと言われたが、スマホで検索してすぐ出てきたのは30ドル。白のゴルフGTIだ。早速これに決めると3分で来るという。そして時間どおりホテル前に来たピカピカの白いゴルフに乗車、とても丁寧な運転と陽気な会話で無事ゴールデンゲートブリッジに到着。車を降りると、スマホに「今日のドライバーの評価をしてくれ」と表示が出たので満点の星5つを送る。そして「チップを払うか?」と来たので2ドルほど払った。タクシー代も含めてこれらは全てスマホで決済、あらかじめ登録したクレジットカードから自動的に引き落とされる。どこをどう通ってきたのかも残る。そして帰り、アメリカへ入って購入したSIMの電波が弱く、別のケータイで手続きをとったりしたので、4~5回ウーバーに問い合わせ状態となったが、その間に検索するたびに違う車両が検索され、価格は18ドル~34ドルと倍も違った。結局28ドルのえんじ色のレクサスにマッチング。2分で来るという。乗車してみると、このドライバーはやけに無口、どうやら英語もあまり話せない中国人みたいだ。行きには通らなかった道を通り、中華街を抜けて無事ホテルに到着。
▼ウーバーの領収証(写真8)

3回目は夜、フィッシャーマンズワーフ近傍からホテルまで、これはヒュンダイの車でドライバーは黒人。ジャズをBGMに結構荒い運転だったが最短距離で到着。評価は標準、チップは2ドルとした(写真8)。
こうやって3回ほど乗った感想は、というと、とても便利だと思ったことだ。タクシーに乗るのに一番気になるのは「いくらかかるか?」だ。途中の道が混んでる場合、迂回すれば早く行けるかもしれないが料金が高くなってしまうのでドライバーも乗客もお互いにそのままでいる場合が多い。でもウーバーなら料金が先に決まっているからドライバーの判断で回り道しても乗客は高く払わなくていい。その結果早く着けばドライバーも乗客も助かる。また、ドライバーにとっては都心のように降りたところですぐ別の乗客をひろえるなら別だが、通常は駅待ちのタクシーなど長い時間待ってワンメーター程度の客を乗せるのは嫌だし、乗客もそんなドライバーを見て嫌な思いをするから乗りたくなくなる。でもウーバーみたいにあらかじめ料金を決めたうえで乗せるなら両者ともにニッコリだ。
目的地に対して常にどこを通っているのかがわかるのも安心。そんな訳でユーザーから見たこのシステムはとってもいいものと感じた。種々の問題やトラブルがあるだろうが、いずれ採用されるシステムだと感じた。世界中で採用されているのもうなずける。
話がそれてしまい、本来の視察目的から外れてしまったようだが、いろんな視点からの報告という事でご容赦願いたい。
株式会社篠崎運送倉庫 篠﨑 晃市
シリコンバレーの「SAP」社を視察して
シリコンバレーにおいて数社訪問したが、そのうちの「SAP」社について焦点をあててみたい。(※「SAP」社:本社ドイツでドイツ国内では時価総額NO.1の企業)
米国西海岸のサンフランシスコからシリコンバレーまでは、約60キロであるが、バスでの道のりは特に何もなく、緑は少なく、茶色の小高い山なみで特にこれといった印象はない。そしてシリコンバレーに近づくと日本の楽天などの企業のビル群などが見えてきた。
ご存知のとおりシリコンバレーは特定の行政区でなく、IT(情報技術)企業が集積するサンタクララバレー一帯を指す通称で、半導体の主原料のシリコンに由来している。
また、人材供給源であるスタンフォード大学を起点に南北に延びる複数の幹線道路沿いにハイテクの街が形成されている。グーグル、インテル、フェイスブックなどの世界的企業がこの地から生まれている。
ガイドの話によると現在シリコンバレーはバブル状態で物価が高騰し、ワンルームの家賃は月3,000ドル台(約30万円)がつくこともあるという。
私たちは、今回そのシリコンバレーにおける従業員規模ランキングでは第13位の「SAP」社を訪れた。「SAP」社は主にビジネスソフトウエア開発の大手ソフトウエア会社で売上では筆頭がマイクロソフトであるが「SAP」社は、世界第4位の会社である。
ちなみに従業員数ランキングは、「SAP」社の説明によると以下のとおりとのこと。
1位 グーグル・・・・・・20,000人 2位 アップル・・・・・・19,000人
3位 シスコ・・・・・・・15,800人 4位 インテル・・・・・・10,400人
5位 フェイスブック・・・ 6,800人 ~13位 「SAP」・・・・・・・4,000人
※いずれもシリコンバー内の従業員数
但し13位であるが本社はドイツで、海外勢としては、シリコンバレーではNo.1企業である。

早速お話しを聞くと「イノベーション」を創り上げるということである。これまでの常識が変わるほど社会を動かす技術革新や新しい概念を指すことであるが、そのことを「デザインシンキング」により達するという考えだ。「デザインシンキング」とはデザイン=設計=順序立てたプロセスにより本質の問題は何か、それをお客様と一緒に考え解決、創り上げていくということである。

「SAP」社では、写真にあるような部屋で技術者たちが、議論を交わしアイディアを元にいろんな模型のような試作品をつくるようだ。難しことのようであるが、誰の心にもそのアイディアあるとのことで、自分も引き出してみたいと思う。

結びに今回の米国視察研修に参加させていただき、埼ト協鳥居会長・瀬山団長・関係各位の皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
東栄運輸株式会社 添野 将矢
〇問題意識と結論について
AIをはじめ情報技術の進歩は日に日に速度を増しており、これらの技術を自社でどのように活用するかは企業経営の重要な問題である。我々を取り巻く経営環境は今後も劇的な変化を続けていくだろう。このような中で、「我々は情報技術とどう向き合い、取り組むべきなのか。そして情報技術を有効に使うにあたり、考えるべき点や思考の手順などに関して、何かヒントはないだろうか。」このような問題意識を持ちながら、私は今回の研修に参加した。
先に結論を述べると、今回の研修で明らかになったことは以下の3点である。
1.基礎的な情報技術は我々の業界に大きな影響を与える。情報技術は主体的に学び、活用方法を検討すべき重要な経営課題である(情報技術とは無縁ではいられない)。
2.情報技術はそれ自体には価値は無い。情報技術を活かして何を行うか、ということが大切である(アイデアが大切である)。
3.アイデアは定められた手順に従うことによって誰でもある程度まで生み出せる(アイデアを生み出す手順が存在する)。
上記が本論の結論である。以下、この考えに至った経緯と詳細を概説したい。
1 アメリカの伝統的な産業は新興企業の「情報技術」によって破壊されたのか?
情報技術の脅威について今日多くの話を耳にするが、本当に既存産業にとって脅威なのは情報技術なのだろうか。このことを検討するために、アメリカにおけるタクシー業界崩壊の事例を用いたい。アメリカではUBERの登場によって多くのタクシー会社が破壊された。サンフランシスコではタクシーよりUBERの台数が圧倒的に多かった(9:1でUBERの方が多いように思えた)。現地で伺った話では、「今や全米でタクシーは駆逐されている、技術を知らなければ既存の事業は食べられ(駆逐され)てしまう」と言う。また、UBERの運転手は「今やセキュリティの観点からもUBERの方が安全。TaxiはDanger(危険)だ!」と話す。私はこの事例について現地でヒアリングや実際のサービスを利用しながら、「何故タクシーは駆逐されたのか」を検討した。その結果明らかになったのは、以下の事実である。
「UBERによって編み出された、シェアリングという考え方は決して最先端技術を使ったものではなく、むしろ既存技術の価値をアイデアによって飛躍的に高めただけである」
利用して感じたことは、「別に最新技術を使っているわけではないが、タクシーに比べて非常に利便性が高く、安心感があるサービス」という事である。UBERのメイン技術であるシェアリング機能は以前から存在する事業形態である(未利用資源の有効活用「もったいない」の精神)。また、配車アプリも、GPSを使ったカーナビやGoogleMapと何ら変わらない。ただ、自分(ドライバー)が経路を設定するのではなく、他人(お客様)が外から車のカーナビに経路を送信できるというだけである(経路設定者と閲覧者の分離)。アメリカのタクシー産業は破壊されたが、得体のしれない最先端技術によるものではない。昔からある何かと何かを掛け合わせた「アイデア」に敗れたのである。
こうしたアイデアはIT企業だけのものではない、伝統的な社風を持つ大企業の例として、米国大手の配達事業者UPS(米国郵便局)が挙げられる。UPS社は米国で最も事業所を持つ配達事業者である(「あなたのそばにUPS」をテーマに多店舗展開を基本方針としていた)。しかし上述のUBERの攻勢に直面し、競争回避と成長実現を同時に実現するために、多店舗展開を活かして各店舗に3Dプリンタを設置した。そして店舗間で図面を送信し合い、受信側の店舗で図面を3Dプリントするサービスを展開している。これによりモノを運ぶより早く、目的地にモノを届けることが出来る。モノの輸送は手段であり、目的ではないことに気が付いたことで、新しい宅配サービス(3Dプリンタ事業)を思いついたのだ。UPS社は米国でも非常に伝統的で変わりにくいと言われる企業である。しかし危機に直面して同社は大きく変貌を遂げた。この事例は大変示唆に富む。
2 日本でも技術を用いてアイデアをひねり出せば企業は変われるのか?
調査を続けていくにつれ、日本におけるアイデア創出について、以下の2つの課題が見えてきた。日本企業は、自社の課題を把握しておらず、アイデアの源泉となる「技術」への意識が薄い。アイデアを思いつく、あるいは拾い上げるための社内ルール(仕組み)が不十分。
(1)第一の課題について
現地ガイドによれば、「現地を見に来る輸送・物流業界の中小企業は意外に多い」という「しかし情報技術を上手く使えている企業は多くない」と話す。その理由は、技術面の経営課題を理解していない、そして情報技術に関する知識レベルが最低水準を満たしていないことが原因であるという。
技術を学ぶために、とりあえず既存の要素を組み合わせてみて、何か発想してみるというのも必要である(現地駐員談)。しかし、その為にはその技術が、どのような仕組みで動いているのか情報を収集し、理解できなければならない。そのために何をすべきか現地でヒアリングしたところ、「情報収集源を持つことが大切である。また、AIが動く仕組みくらいは勉強して知っておいて欲しい」(現地ガイド談)と言う。訪問したbox社では、社内に情報サイトを構築し、社員が有益な情報にアクセスできる環境を整え、会社の情報感度を高めていた。
(2)第二の課題について
SAP坪田氏によれば、最先端技術というのは初めは取るに足らない技術に見える。したがって、多くの会社ではその技術を「取るに足らないもの」として見落とす。しかしそこには落とし穴が存在し、多くの大企業がそれに足をすくわれてきたと言う。そういったものを見落とさずに、拾い上げるには何かしらの「仕組み」や「共通ルール」の構築が必要であるという。SAPでは、社内の新規事業開発のプロセスに「デザイン思考」を用いていた。こうした手法を用いるメリットは、発想の手順をある程度共通化することが出来るため、思考の回り道を抑え、社内の生産性向上に寄与することが出来ることである。通常、人の頭は同時にいくつもの事柄を扱えない。デザイン思考では、考えるべきことを各ステップに細分化し、「今は発想する時間」「次は発想したアイデアを具体化する時間」のように区切り、その場にいる全員の考えるベクトルを合わせることが一つのメリットである。
3 まとめ
情報技術は手段であり、業界を変えてきたのはアイデアである。そして、新しいアイデアを思いつき事業化するのは一部の天才に与えられた能力ではなく、ある一定の点までは定められたプロセスや手順がある、ということがわかった(少なくともシリコンバレーではそう考えられている)。
シリコンバレーの企業は、自らが変わり続けることを美徳とし、変わり続けるために各社が編み出した「仕組み」を用いて組織変革を促している。SAPの坪田氏の言葉を借りれば、「これは大企業だから出来るとか、中小企業では出来ないという話ではなく、やろうと思うか否かである」。このような挑戦的な志向を、研修を通じて肌で感じることが出来、大変有意義であった。
グループF(清水・池永・柳原)
平成30年度 未来想像委員会 委員長 清水英次
ニューヨークは、道路整備がされていない。インフラが1920年代のままらしく、区画整理は整っているのに運転はしにくい感じ。二重駐車をはじめとして路上駐車が多く旅客車両や配送事業者は苦戦をしている感じ。クラクションが町中に鳴り響いている。工事もいたるところであり、道路交通機能としては最悪な感じ。東京よりも酷い。
米国人口は増加、輸送需要も増加しているのに対し、供給が不足している。
荷主に対する交渉がうまく行く環境が整っているのに対し、ドライバー不足の現象が起きている。仕組みは違うが、日本と同じ状況を感じる。ドライバーのステータスとしては、3Kに象徴されるように、労働に対しての生活や報酬のバランスの悪さが多くの人から受け入れられていない職業という認識を感じた。
日米のトラック業界は、DHL・UPS・FEDEX等の従業員満足度の高い企業から営業政策や雇用環境改善政策など、給与と労働のバランスの最適化条件を学ぶ必要がある。
労働力不足問題は、政府や荷主企業と共有しているが、最適なバランスについては、トラック事業者との3者間での真の共有が図られていないのが問題ではないかと思う。
環境問題についての認識は、制度上の目標値はあるものの、実態の実施機運は日本よりは薄いと感じる。メーカーの開発依存にしているところは、日本の行政と同じ。
物流事情の違いは、その移動距離の長さに有るといえる。また、ドライバーの雇用体系の違いもあるが、その職業を目指すものが少ないところは、日本と同じワークライフバランスの悪さが浮き出ていると思う。むしろ、アメリカの方が人口増加・移民等の労働人口では羨ましい環境下でも不足しているところを見ると、バランスの悪さはアメリカの方が深刻に見えた。
残念ながら、先進技術、先進的なインフラを導入している物流事業者の視察は適わなかったが、米国でのテクノロジーを駆使した物流効率化へのチャレンジのスピードは、日本を上回っている。
今回、ATAやシリコンバレーIT企業を視察するにあたり、米国経済での産業をまたいで共通するキーワードを感じることができた。
①シェアリング・エコノミー型サービス
②自動運転による輸送の無人化(ドローン・デリバリーロボット・トラックプラトーニング=隊列走行自動運転)
③AI・機械学習による物流の自動化と最適化
事前に講義を受けたことや、メディアに掲載されていた内容(東洋経済オンラインによると)から、日米物流企業だけでなく、世界の産業全体におけるIT化の潮流が、前述の3項目にあることが感じられた。
①については、カーゴマティック社は、荷主とドライバーをリアルタイムでマッチングするサービスを提供しているらしい。BOX社でのUPS社へのコンサルティング事例は、これにあたると思う。日本でも「求貨・求車サイト」をはじめとして、新しいサイトがアプリなどを使って、リアルタイム・モバイル化を図っている。さらに、米国ではアマゾンフレックスというウーバーのような、一般の人に配送を委託するサービスを実施しているらしい。
②においては、ドローンによる荷物の配送、アマゾンのプライムエアーなどの試験が契機となり、Google・DHL・米国セブンイレブン・楽天などの企業がトライアルをしている。日本でも離島を皮切りに、2020年代以降に都市部を含む地域での実用化を目指すロードマップがある。また、スターシップテクノロジーズ社は、オペレーターを通し、監視可能な自動配達ロボットを開発し宅配をテストしている。しかしながら、日本と米国の違いは、こういった実証実験が始まるスピードが米国の方が早く、問題点や実用化までの道のりが違い過ぎる。シリコンバレーSAP社で学んだ、解決すべき問題(超人手不足)へのプロセスにおいて、「早く・安く・たくさん試すこと」が日本には足らないのではないか。
③においては、AIによる作業を増やすために、ディープラーニングや既存データの収集、蓄積が重要であり、ビッグデータからAIが学習し、認識・予測・合理化の計画を行い、最適化を図ることまで行える。経験則に基づいた作業に依存している、倉庫や配車、時間管理など、物流企業・運送事業者には、革新的かつ、最も必要な技術ではないかと思う。自動運転などの国家規模のインフラ整備を必要とする技術革新に対して、内勤者やデスクワークでの省力化は取組み次第では早い段階での転換が予想できる。
カーボンエキスプレス社やLocix社で経験したデータの一元管理、カメラ、センサーでの作業導線のデータ化を駆使していくと、蓄積されたデータをAIに落とし込み、配車でのマッチング作業、車両・人員計画、作業のロボット化、得意先の情報システムとのAPIでの連携を図れば、物量に合わせたスケジュール管理も機械化できる可能性を秘めているように感じた。
物流業界全体での労働環境改善は、国家レベルでのインフラ投資の計画が重要で、ATAの様な政府・議会へ対してのロビー活動など全ト協などへの協力が欠かせないと思う。個別での環境改善としては、自社の作業のデータ化。蓄積を行い来るべき機械化普及の時代には即座に呼応できる準備をすべきだと思う。社会的地位向上やこの業界で働く人を増やすには、ワークライフバランスの最適化を図り、他の産業に引けを取らない環境改善とブランディングをし続けること。現場の機械化よりも、当面は内勤作業(構内作業)や、事務職(配車・請求・経理・労務管理)などの販管費削減への目標をシステムの導入など得意先企業と図り、推し進めることから準備することであると思う。その省力化し、得た利益で来る現場でのインフラのIT化、AI化への投資能力を蓄えておく必要があると思う。
株式会社エー・シー・トランスポート 池永 和義
今回の視察では、米国物流産業視察を通しアメリカの運送業の最新動向や、日本では見られない働く時間つくり、そしてEC物流先進国アメリカの取り組みを目の当たりにすることが出来た。また、Uberなど今まで経験したことがないものを体験出来たことは、自分にとってとても刺激的でいい経験が出来た。

CARBON EXPRESS社は、ニュージャージー、ワシントンに本社のある液体のバルク運輸を専門としている運送会社である。
最初に、ウエルカムボードでお出迎えしていただき、とても嬉しく感じました。Steve Rush社長から、事業内容、運送の部分についてお話しいただきました。
アメリカには車検がないと思っていたが、年に一度の車検整備、25,000マイルごとに整 備(日本の3ヶ月点検)をしているとの事で、驚きました。やはり、危険物を輸送しているので、ちょっとした車両故障が大惨事を防ぐための危機管理がしっかりしていると感じました。また、長距離のドライバーをしっかり休ませる為に、トラックの寝台で寝かせることをやめ、寝台がないトラックに入れ替え、効率の良い輸送体制に切り替え社員満足度向上にもなっている。

労働時間については、8時間運航して30分休み14時間まで運転でき、2週間運行したら、2~3日休んでまた運行できると聞いてビックリしました。日本では293時間から、更に働き方改革により削減されようとしている。もっと、アメリカスタイルをまねてもらいたいと思いました。ドライバーさんの年収も長距離ドライバーで92,000ドル(日本円で約1000万円)、地場輸送で60,000ドル(日本円で660万円)と現在の日本では稼げないモデルである。
離職率も、25%と高いイメージがあるが他の会社であれば100%だという。少しでも、サラリーが高い所にすぐに移ってしまうのが個人責任の強いアメリカっぽい所だと思いました。平均年齢57歳と高目に感じるがカーボン社では79歳のドライバーさんがいる。社長より3つ年上だが、安全運転で事故は無いらしい。素晴らしい!!!

ランチまで用意してくれてホットドック、バッファローハンバーガーを調理してくれました。みんなで一緒にランチタイム!!お土産までいただきました。
ビジネスモデル体験 Uber(ウーバー)
ウーバーとはアメリカの企業であるウーバー・テクノロジーズが運営する自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリである。
特徴としては、一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施している。
利用者はウーバーにクレジット番号を登録し、スマホに専用アプリをダウンロードする。タクシーが必要なときはアプリを開いて地図をタップすれば、近くにいるウーバーの契約ドライバーが駆けつけてくれる。料金はアプリで自動的に決算される仕組みである。
≪特徴≫
・乗車位置、目的地を指定(タップ)するだけ
・車両の到着時間もわかる(地図上、逐一到着時間と車の位置が表示される)
・料金は一般的なタクシーよりお得で、事前登録したクレジットで決済
・言葉を話す必要がない
今回、移動の際にウーバーを利用した。
①目的地を入力 ②車種を選択 ③乗車位置を指定

④近くのドライバーを探す ⑤ドライバーが確定し到着時間が表示 ⑥ドライバーの顔もわかり安心。

⑦車両の場所と到着時間は逐一更新 ⑧乗車すると目的地までの経路と時間が表示される

⑨到着後支払不要(自動決算)、ドライバーが安全運転をしたかなど★1~5で評価する
西武通運 柳原 絵里沙
初日に訪問したカーボンエクスプレス社は潤滑油基油や石油製品の輸送では業界のリーダー的存在である。安全が最優先事項だと考え、2009年に寝台車を廃止した。ドライバーはモーテルで休憩をとることで健康への負担を減らせ、寝台分の積載量が増えた。
人口増加している米国でもドライバーの高齢化問題は拭えない。カーボン社の平均年齢は日本(埼玉)と同じ45~46歳であるが、米国は定年制度がないため最高年齢79歳のドライバーがいる。女性ドライバーは1名である。米国の物流業界全体の平均年齢は57歳である。平均年収6~7万ドル(日本円約660~770万円)長距離ドライバー7~9万ドル(日本円約770~990万円)と日本よりも高く感じるが、物価が高いためとても高賃金とは言えない。米国は人口増加しており、雇用者数も増加しているにもかかわらず若い人材が集まらないのは日本と同じように物流業界が他業界より待遇が低いからではないかと考える。
カーボン社は片道4,000マイル(約6,400km)10日間以上かかる運行がある。2週間(1日14時間労働 8時間運転後30分休憩)出勤し3日休みとなるためドライバーの確保が難しい。しかし、大手企業に比べると離職率が低い。カーボン社の離職率が低い理由の1つにドライバーの健康が配慮されていること、家族のような温かみのある会社であることが挙げられる。敷地内には社長がトラックのホイールで手作りした暖炉がある。暖炉のまわりにはガスが通っており、時折、社員とその家族で親睦会が開かれている。
在アメリカ合衆国日本大使館の説明によると、日本と同じく若い人の車離れが顕著である。ただし、生活エリアによっては車がないと生活ができないため、都市部では車離れが、それ以外では1人に1台の社会である。日本の都市部と地方と同じ状況である。
日本よりもカーシェアリングが進んでいる。特に「Uber」が挙げられる。Uberとは登録をした自家用車でタクシー業務をすること。日本の場合、白いナンバープレートの自動車でタクシー業務をすることは法律上禁止されている。私も実際にUberを利用したが、イエロータクシーよりも料金が安く、スマートフォンのアプリから行先を入力しクレジット決済をするため言葉を交わさなくても目的地まで行くことができた。乗車前に行先と料金を決めるため不当な料金を請求される心配がなく、料金メーターの確認が不要である。利用者は乗客の口コミ、5段階評価を見ながらドライバーを選べるため安心である。逆に利用者からの評価があるため、ドライバーは車内の清掃等を怠らない。日本では自家用車での人や物の輸送を禁止しているが、自転車、もしくは125CC以下の原付バイクで配達する「Uber Eats」は都内を中心に日本でも普及している。規制が緩和されれば日本でもUberが普及するのではないか。
今回の米国研修にて、バス移動をしていると舗装されていない道路が多々見受けられた。高速道路、大通りでも道路事情が悪い。ニューヨークでは通り沿いに大きなごみ袋が山積みになり、ソファーやベッドマット等の大型家具も捨てられていた。街並みは綺麗で栄えているが、ごみ袋の山積みが景観を壊していた。ニューヨークでは粗大ごみも無料で可燃ごみと一緒に引取してくれるため、このような状況になると思われるが、イメージしていたニューヨークとは少し違い残念であった
米国日通ニューヨーク引越輸送支店の海外引越は通常期13チーム繁忙期20チーム(1チームドライバー+助手2名)稼働している。弊社(通常8チーム繁忙期15チーム)よりも多い。人手不足の中でも人が集まるのは弊社よりも研修システムが確立されているからだと考える。日本人スタッフが外国人スタッフとともに作業するにあたりユニフォームを着用する、玄関先で靴を脱ぐ、トイレを借りる等の初歩的なマナー教育から始まる。社内には梱包研修スペースがあり、OJT制度で事務、現場が協力して半年間教育する。2か国語のマニュアルがあり、指導も徹底されている。「現場は研修場ではない」という雰囲気が強く感じられた。また、自動外装ラップ巻き機がありぜひ弊社にも導入したい。
埼ト協 交通環境部 瀧澤浩幸
(一社)埼玉県トラック協会 交通環境部 瀧澤浩幸
埼玉県トラック協会は、平成8年の米国視察から22年経過した同国を訪問し、米国の運輸産業の現状と課題、取り巻く経済・労働環境、また第4次産業革命といわれるAI、IOTに関する米国の先進的な開発状況、先進事例等を視察することにより、当トラック協会における経営強化、輸送の安全そして多様な人材確保並びに育成対策としてのあり方を探るものとして、この度の視察研修に参加させていただきました。
【物流事業社関係】
カーボンエクスプレス・・・トレラータンク車(65両)
・不凍液、危険物関係、長距離、労働時間は日本より長い。
・港で荷物を降ろす資格をドライバーが保持。
・ドライバーの1名が全米ト協の教育指導にも当たっている。
・ドライバー平均賃金(7万~9万ドル)※業界は6万ドル。
・車両価格はヘッド(1600万円)・+トレラ(1000万円)
・若い労働力募集中。6か月のトレーニングあり。また若い人とは限らないと思うが、定着率はほぼ定年までとのこと。(※業界平均年齢57歳、カーボン社45歳)
感想・・・経営者はユーモアがあり、また事業者として、協会の教育の従事や給与等含めコンプライアンス及び経営上の観点から、かなり良好な会社と思われた。ただ自動運転については、「トラックは、難しいのではないか?」ということでカーボン社としてはまだ必要としてはいないという意味として感じとれた。
【団体関係】
全米トラック協会・・・約3000会員、支部は全ての州に一つあり、主な活動は、ロビー活動(自動運転、環境問題、立法上の法律の関係)が大きな部分を占める。
・当面の課題・・・ドライバーの労働力不足、向こう10年間予測される輸送量において最低あと10万人が必要。現在のドライバー平均年齢は58歳。一般業種より高齢。2020年に7万5千人必要。そのために人材確保、トラック業界のイメージをよくしたい。※10年前とはトラックの在り方が変わってきている。→政策決定者、メディア、議会関係者へプロのドライバーから話を伝えたい。
・規制等について(ドライバー不足)・・・運転免許取得年齢が現在18~21歳。州から州への運転の跨ぎができるよう法案を提出している。(車両のサイズは関係なし。)その法案提出にあたっては、見習い期間として160時間の実績、280時間の勤務実績や、筆記試験、技能試験、また過去の麻薬などの使用歴等考慮している。
・ロビー活動・・・トランプ政権の予測難しい中では自由貿易を考えている。
・安全担当より自動化について・・・自動運転のトラックは開発される予定。米国では貨物量が増加。そのため今後必須。しかし、労働組合は失業が懸念され難色を示しているが、全米の物流量は増加しており、東西のアメリカ大陸間の長距離輸送のドライバーに対して、家を離れる時間のスパンの緩和もカバーできる。短距離輸送などの宅配品は今まで通り。自動運転の最初の何年間は、補助者が同乗、同乗者はモニターするだけでなく貨物の安全確保、積み下ろしの確認もある。また、自動運転のトラックは、2両が隊列を組んで走行することにより、空気抵抗の低減が燃料費の節減となる。またブレーキの連動システムが求められる。
・環境問題について・・・燃費改善とCO2削減のために2014と2018年に二つの法律を制定。エンジンの効率高める(空気抵抗、タイヤ、オイルの関係)。
・燃料の関係について・・・特定の種類のものは奨励せず物流業者に任せ、自由な選択としている。ゴミ、バス関係はCNGを使用し始めている。今後はEV(電機)か水素の2つに絞られてくるのでは。どちらが良いかは自然に決まってくると思われる。
感想・・・ロビー活動は日本では「陳情」の意味あいが強いが、米国のそれは添付の日経新聞の記事からかなり違うもので、今後協会としてこの活動が求められると感じた。今回ロビー活動の説明いただいた方も法律家の方であった。
【シリコンバレー関係視察】~シリコンバレーの歴史~
サンフランシスコから60キロのところにあるスタンフォード大学では、1920年ごろ卒業しても就職もなく周辺は農地ばかり。これを打開するため理系学部を設け、その教授らが企業誘致に取り組む。最初が1928年ヒューレットパーカー社、1938年がディズニー関係でそこからスタートしてきた。また1970年代、サンフランシスコが「トランジェンダ」発祥の地であり性差別をなくすことなどの考え方も、更にシリコンバレーを発展させてきたひとつかもしれないと感じた。
CTC社・・・スタート・アップ=日本では起業する意味といわれているが、IT関係の起業する方の人的、資金的な支援をする会社。
・AI(人工知能)・・・NVIDEAのCEOは、ソフトウエアでなくAIから作っていく。
・IOT・・・町全体をスマート化しなければならなく、コネクトの段階で故障の余地があるため、期待先行、投資資金が回収できるか?※全てのあらゆる分野の物がつながるのは厳しいという意味かと思います(例えばコネクトカーは既につながり始めているので)。
・アマゾン、グーグルのクラウドを使用した場合、元に戻せない。使用効率の関係から自社で作るほうが効果的な場合もあり。
・物流のソフトは本格的にはこれからで、そのひとつは、これまでの経験を生かして「配車計画」からか。
感想・・・IT関連の総合的な話を聞くことができた。今回IT関係3社を視察し、3社ともセキュリティが非常に重要な部分を占めていることを強調していることが、印象的であった。
SAP社・・・シリコンバレーの中で米国以外の国(ドイツ)で成功した企業の一つで、その成功のヒントを求めSAP社への研修視察者は、年間数千人に達する。従業員数規模では、シリコンバレーの中で第13位。デザインシンキング(思考)の考えもとに経営。
・運送サービスの価格・・・消費者が決めてきた。
・ウーバー・・・乗車履歴によりばれないギリギリのとこで、業者がサービス価格を決める。アマゾンも同様。ウーバータクシーの空きスペース(後ろ)に荷物。
・UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)・・・運送からの脱却・・・印刷代行サービスで3Dプリンターにて製造業を脅かす。※既存事業の破壊的イノベーション(ただし、答えはどちらも経営する。)
・SAPの考え・・・お客様と一緒に解決していく。(本質の問題は何か)
感想・・・デザインシンキングの考えについては、他の書籍で分かりやすいことばを偶然見つけ、「従来の商品開発市場や需要でなく、人間を中心に据えた考え」とあり上記SAP社の考えと合わせると少しわかりやすいかと思いました。
BOX社・・・BOXのコンサルは、道を外れないように修正していく。また、様々なデータを一括管理(お客様の要望に応えカスタマイズとセキュリティで大量のデータ流出しないように)。今までお客様との共有のデータファイルは難しかったが、そのソリューションが可能。色々な会社の支援にあたるが、その会社とBOX社はあくまでも中立で偏らないとのこと。※視察参加の方から身近には、PC写真等の圧縮解凍が無料でできるものを提供(個人に対して)している会社とも聞く。
感想・・・シリコンバレーの各会社を視察してガイドさんの説明では、ここは現在バブル状態でITがいかに世界経済を牽引しているかを感じ取れました。また、農地で何もないところからシリコンバレーが発展してきたことは、「頭脳が街を造る」ということで、今後第4次産業革命を実感できるのは、すぐそこなのでしょうが、そのためにこの職業はなくなるかもしれないなど、複雑な気持ちでもあります。
【高速道路事情】
・目にするものはほとんどが片側4車線。片側6車線もあり(但し3車線目に中央分離帯があった)。
・トラック、バス専用の台貫があり、日本は停車しての計測だが走行中に計測できるというその車線に驚きました。
・シリコンバレーは通勤のための高速バス専用レーンがあり、渋滞を回避。
・今回は貸し切りバスであったが、キャップ付き以外の飲み物等(アイス含む)の持ち込みは禁止(汚れ等は全てドライバーの責任になるため)。
・原則高速料金は無料のようですが、州を跨ぐ時や橋を渡る料金などがあるようでその体系が複雑そうでした。
・大規模パーキングにおいて、大型チェアー式マッサージ機が20台位あり。但し誰もその時は使用してなかった。
・ガソリン価格は現在、日本円でリッター70円ほど。
・トラックバスは全てなぜかボンネット型なのかは、ガイドさんたちも回答できず。
・自動運転は日本でも高速で隊列走行実験行っているくらいなので、米国での高速道路上での自動運転は、結構早いと思われます。
【その他雑感】
米国の各州は競って自動運転の実証実験はわが州へということで、そのことが更に開発を前進させると感じました。ガイドの方からニューヨークは東京より物価が高く、ラーメン一杯が約2千円と聞き驚いた。実際サンフランシスコで視察員の方が食べ、やはり約2千円だったとのこと。また、サンフランシスコでドラッグストアやユニクロなどに入店し、価格調査をしたところ、日本より高いと感じた。但し、ホテル隣の酒屋さんで缶ビール(900ml)を買ったところ3ドルであったのでビールは安い。ちなみにその酒屋では、各種ビールの90パーセントが瓶で売られており、米国として環境に配慮していることがうかがえた。米国では景気が良く、人手が足りない。=(イコール)すべての人へのお金の循環が良いということだと思います。また、少子化にも陥っていないということです。翻って日本は少子高齢化も手伝って人手が足りない、また現在景気が良いといわれているが、一般の方にはその実感がなく、日本企業は万一に備えてかつての円高による製造業の海外生産、最近時のリーマンショックの経験から会社の内部留保を高めているためともいわれておりますが、このあたりの関係は、デフレ脱却と合わせ日本国は、米国に学ぶところがあるかもしれないと感じました。これを脱するにはふと、「デザインシンキング」思考もその解決方法のひとつなのかなとも思った次第です。以上、米国視察研修にあたって鳥居会長、瀬山団長、視察団員並びに未来創造委員会の皆様、そして詳細な企画に携わっていただいた関係各位に感謝しお礼申し上げます。
「第1回セミナー(視察前研修)」
左記のご案内の通り、4月24日に開催した、米国物流視察前の研修です。会員各社にご案内したところ約50名のご参加を頂きました。 
第1部として、株式会社日通総合研究所 田坂専務取締役から「米国の物流の歴史と現状」です。
この講演内容が今回の米国物流視察の基礎でした。アメリカでは物流車両の殆どがトレーラーで、そのほとんどがオーナードライバー。トラクターは荷主が所有していることが多く、積送の形態(B2B、B2C、C2C等)によって違いはあるが乗務がドライバーの仕事であり荷物の積載は荷主側でやること等々、詳細にわたってご講演頂きました。

2部は、東京日野自動車株式会社 坂井販促リーダーから「トラックの安全技術と今後の方向性について」でした。
日本のメーカーとしてのトラック製造に関わる安全への取組みとして「日野自動車の技術開発前提」をご講演頂きました。

第3部は、高度交通省自動車局 佐藤自動車戦略室長から「自動運転に関する国土交通省の取り組み」でした。
現状で国土交通省が想定している自動運転は、自動運転の定義とされている完全自動運転5段階のうち、レベル2(部分運転自動化)~レベル3(条件付き自動運転)であり、その後レベル4程度までを10年程度ゆっくり時間をかけて考えていること等々ご教授頂きました。

「第2回セミナー(視察前研修)」
左記のご案内の通り、5月24日に開催した、米国物流視察前の2回目研修です。会員各社にご案内したところ今回も約50名のご参加を頂きました。

第1部は、株式会社デンソーの稲葉様から「AI技術の現状と将来」についてご講演頂きました。
ここから「第4次産業革命(AI・IOT・BIGデータ)」となってくるわけですが、会場は流石に真剣です。

第2部は、株式会社ライナロジクス 朴代表取締役から「完全自動配車のロジスティクス」でした。
参加された会社の殆どが「自動配車システム」を利用しておらず、自社に適応できるのか?と興味津々でした。

「第3回セミナー(視察後研修)」
左記のご案内の通り、第3回セミナーを10月3日に開催しました、米国物流視察後の最終研修です。会員各社にご案内したところ、今回は約80名を超えるご参加を頂きました。

皆さんご存知でしょう。今回は、グーグルジャパンの元社長&相談役の村上様です。

最先端のお話がお伺いできました。米国物流視察に行っていなかったら理解出来な
かったと思います。講演料は少々お高い?ですが、是非お聞きになって見て下さい。

この後、視察研修報告会~解団式です。後でもう少し詳しく掲載しますm(__)m。


































































